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◎最新記事

2017年

4月

24日

土鍋の「ぽ」。

 

土鍋といえば炊飯かスープといっても過言ではないだろう。


先史時代(縄文時代)に調理用の土鍋が発明され、そこから汁をのむ食文化が始まったといわれている。「ポタージュ(とろとろスープ)」や「ポリッジ(お粥)」は土鍋(POT/ポ)から派生した言葉だとか。一方でラテン語のSUPPARE(伊語ZUPPARE)は「しみこませる」という意で、もともとは「しみこませるパン」のことを指していたようだ。イタリアでもスープを「ズッパZUPPA」というように、オリジナルはパン入りのスープという意味であったらしい。

一日一食は汁物をとるよう心がけている我が家。一度にわりと多めにつくる。なぜなら腹ペコがいるのと、2度楽しみたいから。


写真は、残った野菜スープをポタージュにしたもの。あまったスープを具と汁にわけ、具をフードプロセッサーで撹拌してどろどろにする。水分が足りないようだったら汁を足す。その後、豆乳を加えて加熱し、塩こしょうで味を整える。ブロッコリーと砕いたグリッシーニとカシューナッツをトッピングで、土鍋の「ぽ」である「ぽたーじゅ」完成。

材料参照

<1日目のスープ>新タマネギ、カボチャ、白菜、ニンジン、鶏むね肉、塩、こしょう。
<2日目のポタージュ>1日目の残りスープ、塩、こしょう、オレガノ、あればお好きなトッピング(ナッツ類、グリッシーニやクラッカーやパン、ブロッコリー、パセリなど)

タイムリーなことに、このあとスープのオーソリティ有賀薫さんの「スープブレスト」に参加してきた。次回は、そのときにつくったスープやポタージュを紹介したいと思う。

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2017年

4月

22日

食いしん坊たちを見て大きくなる

「揚げ出し茄子 春大根おろし添え」 大鉢/半磁土Cocciorino
「揚げ出し茄子 春大根おろし添え」 大鉢/半磁土Cocciorino

じっと見つめる

時として我が家のテーブルにはひしめき合うように友人が集い、彼らとごちそうをつつき、料理に合うお酒をいただく。友人は楽しい時間を運んでくださる。30年来の「渋いチーム」は定期的に集まってくれ、我が家の「青春」という名の青年は大人たちの食べっぷりや飲みっぷり、爆笑と時にマジメに論をかわすその姿を、じっとみつめてきた。

 

きっかけは、我が家に乳飲み子がいたため(今や青年)、「食いしん坊」という(あるいはノンベエともいう)20代からの仲間たちが宴会をホームパーティにシフトしてくれたことから始まったように思う。世の中の少子化を映すように、我が家の1名ぽっちがベベであり、少年になり、そのまま青年になった。

さて、先日は一転して「若いチーム」(青春の友人でなく仕事仲間)8名とちょっと古びた我ら2名+お預かりしているワンコの総勢11名でわいわいやった。2組の結婚と1名の誕生日のお祝いおめでとう。年齢だけが20も30も下回るが、共通点は、みんな食いしん坊。どっさり飲み食いする潔さ、好き嫌いなくわしわしと食べ、おいしい一滴を丁寧にグラスに残らず飲み干してゆく。何本の缶や瓶を開けたろう。中には2才に満たないベベ1名やワンコ1匹。集えや踊れ!

尊い目で見つめる

イタリアでは互いの家を行き来して食事会をする。あの国が好きになったひとつの理由は、気持ちのよい食べっぷり。若くても渋いオトナでもよく食べ、よく飲む。「積極的に」という言葉が適切だ。そして飲食に関して遠慮をするほうが失礼だとする食文化が気持ちよい。(病やアレルギーはもちろん、宗教的な食生活や菜食主義などの食制限は逆に強く主張する)

師匠の自宅に居候中、師匠とその息子とわたしの3人で普通の食事をとっていたある日、文化的な差異を改めて実感した。「大皿に料理が少しずつ残るのはなぜなのか?」と師匠の息子が言った。「遠慮だったり譲り合うのは寂しい気分になるからいつもボクが最後をさらう」と。その理由が遠慮ではなく満腹であっても、なにかしらの意思を表するべきだったと、ビリビリとショックが走った。彼は息子と言ってももう立派な成人だが、子というのは親やその友人らの食べっぷりをじっと見つめ評価しているのかもしれない。

子どもは「食いしん坊」を尊い目で見ている。普段の食事から、できるだけ同じものを食べ、安定量を食べる。カラダにいいとか悪いとか、太る痩せるという話ばかり親がするのはナンセンスであろう。まずおいしくいただく。そこから社会問題の解決や運動の必要性などが考えられるオトナになりますように。そして行く手は、世界の食料難や農業搾取が防げる地球をつくって欲しい。

わたしの自慢は自作の器なんかではない

職業柄、器はたっぷりある。洗った器は大テーブルの上にすべて並べて乾かし、翌朝もとの位置に収納する。そんな祭りの残り香を何十回と見てきただろう青年がポツリと言う。

 

「年の離れたチームも、年の近づいたチームも、どちらもとても魅力的な人ばかりだ」と。「みんなよく食べて飲んでとても気持ちいい」「そんな人から放たれる話はとても面白く尊敬できるオトナばかりだ」と。しかもデキルヒトというのは、年齢に隔たりをもたず対等に、そして真剣に話をしてくれるという。とてもうれしかった。

わたしの自慢は料理や器なんかでない。1才から80年ちかい幅の「食いしん坊」である友人たち。そして、青春はその「食いしん坊」を見て、食いしん坊に育った。


(当記事は期間限定の公開記事です)

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2017年

4月

21日

春野菜のスープ

ハナミズキ (千鳥ヶ淵)
ハナミズキ (千鳥ヶ淵)

今年の桜は長かった。

 

定点観測している場所の桜は、寒くてさむくて思い切り咲きれないよとボヤキながら、つい先週までちらほら葉っぱと一緒に咲いていた。今週に入り突然、件の桜は壮大な演出に幕を閉じ、ハナミズキにバトンを渡し、周囲には夏緑を撒いて去って行った。わずか1週間くらいの早変わり。一日は高速なりと仄めかす。

さて、春を実感するのは花だけではなく野菜からも。春の土の香りがついた春野菜がうれしい季節。暑い夏を乗り切るための体力をつけるには、芽吹きたてのエネルギーに満ちた野菜と玄米をたっぷり摂ろう。

「春野菜のトマトスープ」 土鍋(中サイズ)
「春野菜のトマトスープ」 土鍋(中サイズ)

春キャベツ、新タマネギ、春ニンジン、春菊の茎、ひよこ豆をトマトスープでぐつぐつ煮込む。すべての具がピヨピヨなひよっこで恭しい春スープのできあがり。

 

以前、有賀薫さん(スープ作家)のスープ教室で「白菜と豆腐のスープ」(その1その2参照)をつくったとき、出汁など一切入れず具材とごま油だけで旨味を出した。それ以来“あるヒント”を活かして出汁なしスープを楽しんでいる。

野菜を少量の油で炒めると、野菜がしんなりして汁が出る。ここでトライ!“少量の塩をふってみる”。具材に塩味がつくだけでなく、塩によって野菜出汁が誘発される。これで良いのか素人なのでわからないけれど、旨味が出ておいしいのは確かなので、まあいいか。

 

今回は洋風に仕上げるため、野菜と豆をオリーブオイルで炒め塩をふった。そこに水とトマト水煮を入れ、水分が半分くらいになるまで煮詰め、そこでもう一度味見をして塩で味つけするのだ。

キリッと春風を吹かせたかったら、ディル、セロリシード、オレガノなど爽快感あるハーブスパイスを最後にパパッと。

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2017年

4月

14日

太陽が呼ぶ「麦ごはんDONABEサラダ」

「麦ごはんサラダ」大土鍋 TAMA-DONABE
「麦ごはんサラダ」大土鍋 TAMA-DONABE

過去に「麦ごはんサラダ」のことを何度もブログなどにつづってきたけれど、春と夏の太陽が顔を出すと作りたくなって、そしてまた記憶に留めておきたくなる。

 

イタリア在住時代、イタリア人の友人らに聞いて覚えたのでレシピもない。量も適当で記憶で作る。だからいつも味が違う。今は良い時代で動画も見つけたのでリンクを貼ろう。⇒イタリア語のサイトより(動画)

 

 

 

まずは材料(自分オリジナル版)

・大麦
・スペルト小麦(古代小麦)
・レンズ豆
・押し麦

・チーズ(ゴーダ、チェダー、グリエールなどお好み)
・モッツァレッラチーズ

・オリーブ(種無し/黒や緑)
・ズッキーニ
・パプリカ(黄)
・プチトマト
・ハム
・アンチョビ(あれば少々)
・オリーブオイル
・にんにく(少々)
・塩・胡椒(少々)

こうなったらご存知いつもの「なんちゃってレシピ」も!分量や分数のあれこれは一切なし。悪しからず。

炊飯のあいだに具材をカッティング
炊飯のあいだに具材をカッティング

1.大麦、小麦、レンズ豆すべて一緒に炊く(動画では炊きあがったら水でぬめりを取っているが私はやらない)
2.材料はすべて角切り(写真参照)
3.良質なオリーブオイルにニンニクのみじんぎりをほんの少し入れておく。
4.1が冷めたら2の材料(トマト以外)と3も入れて混ぜるだけ。


5. オリーブ、チーズ、ハムに塩気があるので味を見ながら味を整える。塩加減をみる。最後にトマトを入れて崩さないように混ぜる。
6. できれば冷蔵庫で1時間くらい冷やしてからどうぞ。

現在はネットで調べれば世界中のレシピが出てくるが、ネットがない当時は耳や目で直接教えてもらうしかなかったため曖昧な記憶。師匠のパートナーに教えてもらったあの空気だけは良く覚えている。展覧会のオープニングやフェスタ(パーティ)にせっせと何回もつくった。

イタリア白米またはペンネやコンキリエ(貝型のショートパスタ)に具材を混ぜるのがベーシックだが、今回は麦を「旅する大土鍋」で炊く(下の動画参照!)。
蒸らしたら充分に冷ました後に具を混ぜるのがポイント。炊くも混ぜるも食卓に出す器も土鍋オールワンで済むから便利。

あれはケータリングという呼称すらまだ巷に聴こえない頃だった。「ケータリングビジネスをやろうと思うの!」と胸の前で手を合わせながらオシャレさんでゲイのアンドレアがクネッと言った。その時、アンドレアが作ってくれたのが麦を使ったコレ。プチプチした噛み応えと野菜のみずみずしさ。麦の芳ばしさがマッチしていて「さすが繊細なクオーコ(料理人)アンドレア!」と唸ったあの時を忘れない。

 

ひんやりしたモルタルのモダンなインテリアの室内で、冷えた白ワインと「麦ごはんサラダ」を食べた。大きな窓から入る太陽は、まぎれもないイタリアのものであり、ぽつぽつと食べながら独り心の中で「わたしはもう一度ここでこの料理が食べられるのだろうか」と、急襲した切ない気持ちをスパイスに、窓格子が落とした影をずっと眺めていた。

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2017年

4月

13日

受難あってこその復活!

陶の「タネさん」はタネでありシズクでありタマゴでもある
陶の「タネさん」はタネでありシズクでありタマゴでもある

その国に住むからこそ知ること

少なくともよその国で生きるならば、言葉を狭め「ひとりでない世界にいる」にいるならば、そこで興味や共感を抱きだれかに寄りそうならば、たなびくのでなく、最低限に互いの文化を知るくらいの好奇心、源を知ろうとするホンモノ好奇心が欲しい。



無宗教者であるが想うこと

今度の日曜日は「パスクア(伊語)」(イースター:復活祭)。あちらに連絡したいことがあるのだけれど、イタリアのみなさんはイースター休暇に入るので、休暇が明けたらにしようかな?もしくは「BUONA PASQUA!」(復活祭おめでとう!)と季節のあいさつがてら連絡しようかな?などスケジュールを遠方より思惑する。

 

めでたい「復活」だけが注目される日本だが、これは「受難」の金曜日があってこそ。前夜の木曜日は、かの有名な『最後の晩餐』を弟子たちと持った日であり、翌日キリストは十字架にかけられる。木曜日より十字架には紫布がかけられ復活の日曜まで鐘も鳴らない神聖な3日間であることを教えてもらったことがある。

 

受難あってこその復活!

もちろんイタリアだからってみんなが熱心な信者ではない。けれども信仰行事にバカ騒ぎしたり非難するわけでもない。なぜならば信者であるか否かは別として、宗教という事実と歴史が目の前にあるからだと思う。

 

現に休暇を喜ぶ人々は大勢いるし、日曜の「パスクア(イースター:復活祭)」は転じてごちそうが並び、口々に「復活祭おめでとう!」のあいさつが街で飛びかう。すっかり気候も良くなり気分も開放的になった彼らは、復活祭明けの月曜日「PASQUETTA」はピクニックなど外に出かけようよ!とすっかり復活するわけである。

 

すべては「復活」は「受難」を越えて。

タネさんプロジェクト @ボローニャ
タネさんプロジェクト @ボローニャ

「タネさんプロジェクト」⇒詳細

※以下写真については了解をいただいて掲載しております。個別写真の無断引用、無断転載は固く禁じます。 

本日は「最後の晩餐」でも思いながら
 

キリストが十字架にかけられる前夜『最後の晩餐』の今夜。むかしは予約もなく鑑賞できたあの名画。住んでいたアパートに帰る途中で寄っては観たものだ。大きな名画を薄暗い空間で見上げながら「復活だけを望むことなかれその前の受難を乗り越えよ」と自分に激を飛ばしていたあの時を思い出しながら。

「最後の晩餐」ならぬ帰国前「土鍋の晩餐」  @ミラノ
「最後の晩餐」ならぬ帰国前「土鍋の晩餐」 @ミラノ

 

今年も「旅する大土鍋」イタリアを7月末より1ヶ月ほどかけて周ります。報告レポートを9月末の展示会で行えるよう専念してまいります!

 

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2017年

4月

10日

ジャスミンの香り

「自転車にのって」ミニミニ土鍋
「自転車にのって」ミニミニ土鍋

季節ごとに風にのって漂う香りがある。ジャスミンの香りもそのひとつ。新学期、自転車に乗ってご近所の曲がり角にきたら漂った芳香。キョロキョロその源を探せば、建物に見事に蔓がからまり、薄桃色の小花が満開だった。それがジャスミンとの出会い。

 

このように香りと思い出が重なることを、みなさまご存知「プルースト効果」というが、インターネット時代に失われていくいくつかのことの中にのは「香り」が挙げられよう。フランスの作家のマルセル・プルーストは『失われた時を求めて』の中でマドレーヌと幼少期の家族の思い出を重ねあわせる。実際にマドレーヌが焼けた香りや手に取ったときの香りは、そのときの空気の湿り気ぐあいや、自分の感性次第だったりする。想像が伴う実際の体感とそのアルバム。

夢を三本立てくらいで毎晩みるタイプで、カラー・モノクロ両者当たり前のように投影される。音声も日英伊に切り替わるしオールマイティだ。しかしながら香りだけはない。

インターネットで知ったような感覚になってしまうことは、一概に悪いことだと言いたくはない。小説をむさぼり読み、世界地図をひろげ、世界を飛び回り「性別や年齢も越えた気分になれる」あの感じをネットだと何十倍の速さで得られるのだ。ただね、香だけはいつも留守。童話の中にあるようなマドレーヌのバターの香り、まだ風が冷たいところで嗅ぐ沈丁花の香り、桜は華やかに咲き散るものの微香であり香りの話題に触れることはあまりない。入学式の季節に春の花の香りを嗅ぐだろう。そのなかに、あのときは分からなかったジャスミンの香りが青春の思い出に宿るのかもしれない。

今年は我が家の庭をその香りが飛んでいる。強いくらいのその香りを時に嫌い、時に思い出とする。ぽろぽろ落ちる小さなラッパの花殻が色あせるとき、それはせつなさとともに。桜でもうおなかいっぱいであれば、ジャスミンを愛でないか。

「ジャスミンお花見サル」ミニミニ土鍋
「ジャスミンお花見サル」ミニミニ土鍋

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2017年

4月

09日

人間界はかなわぬ自然界の中で時を刻む

「春の畑で時を刻む」 陶の時計
「春の畑で時を刻む」 陶の時計

1年ちょっと外部ブログで作品のことや生活まわりの記事を書いていたが、本日をもってそちらでの投稿を休止し、こちらウェブサイトのブログに復帰した。作品の情報が埋もれないていどに、生活まわりのつぶやきもつづっていく次第。

 

このなんてことのない変更は、ものごとをよりシンプルにまとめていこうという小さなちいさな自分だけのムーブメント。眼にみえるモノゴトだけが断舎離でない。時間が足りないとボヤくのであれば、1分でも10分でも固定したものから離れ俯瞰してみよう。時短してクオリティを上げるのは至難の業だ。

節目の年。ここからはオリジナル性を高めたいと考えており、たくさんから絞り込んでゆく10年だと思っている。そしてひとつひとつのクオリティをあげることを選択する。

東京の春の小川にて時を刻む
東京の春の小川にて時を刻む

きっかけを与えてくれたのは、数年前このブログの立ち上げをシステム的な思考で助けてくれた尊敬すべき先輩女性。コンサルやアナリティクス的な会話で人生に提案をくださる“しなやかな竹のように”という直喩が似合う女性で、先日ひさしぶりにランチタイムをご一緒し、いろいろな迷いから決意を導いてくれた。

 

陶芸展や作品に対して「だれのため」「なんのために」その先に「なにをしたいのか」をひそやかにも強く持っているのだから大丈夫!と言われ、互いの仕事場に別れた数分後にはすてきなインダイレクトメッセージを放ってくれた。


「たったひとつのイベントでもWhy How Whatをしっかりと考える。来てくれた人たちに何をどうやってもたらすのか?何のために?そしてその先は?たったひとつのイベントでもそこが大事という友人デザイナーとの大切な言葉」

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2017年

4月

08日

本をさがしに桜をおよぐ

2017.4.3 Kudanshita photo by tamamiazuma
2017.4.3 Kudanshita photo by tamamiazuma

今年の桜は開花宣言からなかなか満開にならず、さぞ蕾はもどかしい想いをしただろう。

 

そんなもどかしさのおかげで、毎年行われるイタリア文化会館でのブックフェアには、お堀沿いに咲く桜見物者でごったがえした道をおよぐように辿りついたのである。

2017.4.3 Kudanshita photo by tamamiazuma
2017.4.3 Kudanshita photo by tamamiazuma

イタリアの絵本も

毎年の訪伊から戻るときの一番の荷物は書籍。これを少しでも減らしたいと思う気持ちでこのブックフェアに足を運ぶが(価格も良心的)、それでもむこうで目にする何万冊の一部である。ある程度ターゲットがしぼられてている分野に眼をつける。たとえば絵本、イラスト書、マンガ。今年はイタリアに行くと必ず足しげく通う絵本の「コッライーニ社」の展示もあったが、やはり現地のコッライーニ書店には敵わず。

イゴルトと谷口ジローとヤマザキマリと

そこで、今回ゲットしたのはイゴルト著「QUADERNI GIAPPONESI」という分厚い本。この手の重くて大きくて現地からの持ちかえりに一番厄介なのだ。本の山のなかから見つけたこの本。迷わず日本で買うに値する!と入手。

 

著者のイゴルト氏(1958サルデーニャ生まれ)は70年代後半から気鋭の漫画家として注目を集めはじめ、90年代には「モーニング」(講談社)の連載、坂本龍一「未来派野郎」もインナーイラストも手掛けたと知り、あれか!と納得。この本の内容を見れば、日本の“いい~!ところ”に眼をつけ日本人の私よりいくつも上手をいっていることがわかる。

IGORTのHP⇒★

(参考資料:イタリア文化会館HP記事)

また先日ご逝去された「孤独のグルメ」を書いた谷口ジローさんとのコラボや友情も特筆すべき点。2年前にイタリア文化会館で開催された「歩くひとたち」という谷口ジローとイゴルト展も観ておきたかったなあと悔やむところ。

 

ご逝去にあたり谷口ジローについて、イタリアの La Stampa誌に書かれたイゴルトの記事。日伊の友情というか、深く日本の人情にふみこんだイタリア人のイゴルトを尊敬するととともに、作家同士がくんで仕事や展示をするときは、本当に心を通わせられる人でなければとつくづく思った。読み進めれば進めるほど涙があふれた。

わたしの拙い訳には期待ならず、ありがたいことに交流が深かったヤマザキマリさんのあっぱれな翻訳記事を見つけたので最後にご紹介して本日の記事を〆ようと思う。

QUADERNI GIAPPONESI  photo by tamamiazuma
QUADERNI GIAPPONESI photo by tamamiazuma

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4月

06日

タネさんプロジェクト

写真:「海のタネさん」

「ジブンのもの」

先日、ある新設保育園の内覧会にうかがった。園のオーナーは名古屋の保育園のアートワークを担当させていただいたときに出会ったかた。新園のお祝いに包んだのは「タネさん」。これは100gの陶芸粘土で焼いたオブジェで、この数年間、国内外でいくつかのワークショップで活躍してきたタネさんたち。

「魂をふきこもう!」という一言で自由に顔など描いてもらい、ワークショップの特性ごとにプログラムを自由に組んで楽しむというプロジェクト。「タネさん」の説明はするものの、動物や電車に見立てる子どももいて大変興味深い。お国が変われば色使いや大胆さも変わる。しかしながら共通する点は、顔と名前をかけば、たちまち「ジブンのもの」になること。

写真:タネさんのお祝い

ベビーからご高齢のかたまで

そして、先日ひさしぶりにかわいいかわいい9か月のベベちゃんに会ってきた。無我夢中で半年子育てをしてきて少し経ったころ、ベベの自我もわいてくるそのころ、ママは疲れていたもんだ。そんなママとベベに小さな魔法をかけたくて、すきま時間に「タネさん」を渡してきた。イラストレーターでありでグッズデザイナーでもあるママは、きっと楽しんで顔を描いてくれることだろう。

顔を描くということは案外むつかしい。紙の上のラクガキとはまた違って、二次元、三次元になるとむつかしいことがたくさんあるし緊張もする。それが人生だもの、あたりまえ。ゆっくり考えよう。描き終ったら楽しもう。


 

過去のプロジェクトで子どもたちが楽しんでいる様子はこちら。
「たびするタネさんプロジェクト」

「こどもプロジェクト」

 

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4月

05日

ワタリウム美術館「設置音楽展」

ワタリウムにて photo by tamamiazuma
ワタリウムにて photo by tamamiazuma

今月は制作の傍らで、納品や新規の打ち合わせが多く都内近郊に出ることが多い。ひとつの個展+オーダー制作が終わるとこのパターンがやってくるのだ。言いかえれば制作で籠り切ってアウトプットした後は、インプットの時期。

さて、そんな納品のすきまにに、ワタリウム美術館で開催中の「坂本龍一 設置音楽展」に行ってきた。ワタリウム美術館は展示によって空間のつかいかたをガラリと変えるので興味深い。今回は、ワタリウム特有の吹き抜けも、青山界隈の通行をレイヤー的に観察できる窓もすべてぴしゃりと閉ざし、光の入らぬ空間に仕立ててあった。

2階は高谷史郎の映像と5.1chサラウンドで聴ける新譜音源、3階はzakkubalan撮影の坂本龍一プライベート画像とミニマル音源、4階がアピチャッポン・ウィーラセタクンのノマドな映像と音。地階では5月発売のアナログ盤が試聴可能。

2階のサラウンド音源に陶酔し、地階では新アルバムアナログ盤をすっかり1枚ボーっと聴いてきてしまった。帰宅して調べた結果、地階の試聴プレーヤーはたぶんSONY PS-HX50、アンプはSONY TA-A1ES。ヘッドフォンはなんだったっけな。とにかく最高だった。まさしくこの記事(⇒SONY)に出ている写真のもの。

ワタリウムにて photo by tamamiazuma
ワタリウムにて photo by tamamiazuma

インスピレーションを受けた本やDVDなども展示されているのだが、そのなかに私の好きな映画や、大事な大事な愛読書「水の惑 -地球と水の精霊たちへの讃歌」ライアルワトソンがあって妙にうれしかった。

2017年

4月

04日

4月のクマゴロウ納品中

日本は4月から新学期や新社会人がはじまるわけで。東京の桜も本日あたりが満開。

12月の個展では、ご来廊いただいたお客さまに、また個展ができるくらいオーダーをいただき、この3か月感謝で頭を地につけっぱなしで穴があくほど。救いはその穴にクマゴロウのように潜りこまなかったことであり、不眠不休なわりに元気に過ごした。これもそれも仲介していただくギャラリーのおかげ。

お約束の制作を3月いっぱいで果たし、ギャラリーと手分けをして配送し、順にお客さまの元に届け予定。誠にありがとうございます。

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4月

03日

わんコンポート

「わんコンポート」半磁土
「わんコンポート」半磁土

春になると聴こえてくるイチゴが「果物」か「野菜」であるかの論議。

一年生や多年生の果菜を「野菜」とし、永年生の樹木の実を「果物」とする。青果市場や消費者側に立つ店の売場では果物扱いである。(農林水産省HPより)

季節を感じる器の使い方や、季節を感じる写真はinstagramでも。⇒tamamiazuma

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2017年

4月

02日

オーダー制作のご納品

銀座Ecru+HMにて開催いたしましたオーダー作品について

【ご納品について(後期)】

ギャラリーEcru+HMにて承りましたオーダーご納期(後期)が近づいてまいりました。
第二弾ギャラリー納品を進めました。ただいま最後の本焼き窯の準備中です。

ギャラリーから(一部作家から)ご連絡が入ると思いますので、もう少々お待ちくださいませ。

取り急ぎ、進捗状況まで。

【ご納品について(前期)】ご配送終了いたしました

ギャラリーEcru+HMにて承りましたオーダーご納期(前期)が近づいてまいりました。
今月半ばよりギャラリー納品を予定しております。

ギャラリーから(一部作家から)ご連絡が入ると思いますので、もう少々お待ちくださいませ。

その後の納品(後期)についても刻下制作に励んでおります。取り急ぎ、進捗状況まで。

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2017年

4月

01日

2017年4月 新年度のおしらせ

昨年末の個展以来、当ブログの更新が滞っておりましたことをお詫び申し上げます。心配くださったり、作品展についてお尋ねくださったり、お手数をおかけしました。

1.オーダーに関して

こちらについても、たくさんのお問い合わせをいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、制作が追いつかず、引き続きWEBオーダー、WEBショップも併せてストップしております。ネット販売はCreemaさんを通していますが、現在全作品は品切れで、ご迷惑をおかけします。


ギャラリーやショップにご仲介いただき、展覧会、委託ショップでの販売を基本としております。オーダーは展覧会時、展示作品のリピートオーダーのみ。セミオーダー、フルオーダーは別途ご商談となります。お電話にて展覧会中の作品をお取り置き可能なギャラリーもありますので、随時お知らせいたします。

2.BLOGの整備

当WEBサイトの使い勝手が芳しくなかったこともあり、外部ブログに移設を図っていましたが、新年度は、当ブログの強化を再度図りたいと思います。

 

昨年度はトライアルというかたちで、「作品情報」と「暮らしまわりのこと」に分け、後者を外部ブログで書いていましたが、うれしいリクエストを何件かいただいたこともあり、今年度は当ブログの強化に努めたいと思います。再々度のおしらせになりますがよろしくお願いいたします。この一年間ご意見などいただきありがとうございました。

 

詳細についてはこちら ⇒ BLOGⅡ(外部ブログ)

3.2017年度 展覧会(予定)

次回の記事では、2017年の予定をお報せできるかと思います。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。




2016年

11月

29日

我妻珠美 陶展のおしらせ

EXHIBITION INFORMATION #1

隔年で開催していただいております銀座エクリュ+エイチエムでの個展です。


いまや知名度高き昭和レトロな奥野ビル(1932年建設)の4Fギャラリーです。どうぞお気軽にいらしてください。毎日の在廊を予定しておりますが、在廊時間は未定です。

※残念ではありますが、現在外装工事中のため養生されているとのことです。古き良き歴史を遺すため、安全のためであると納得させられる修繕です。

展覧会詳細は、下記をご参照下さいませ。
なお、作家は基本的に毎日の在廊を予定しております。時間は未定です。
他、ご不明な点は下記連絡先(ギャラリー)にお願いいたします。


2016年

7月

18日

暑中お見舞い申し上げます~オーダー品完成(第一弾

暑中お見舞い申し上げます。

ここ数年、はやくから猛暑になる傾向があり、熱いものを取り扱う職業人はより厳しい側面を迎えることになっています。水分と睡眠をたっぷりとることが大切だと分かっていながら、後者の睡眠は、生きている土を扱う日々、長時間の窯たきがある以上、なかなかまとまったものが取れません。体調管理も仕事のうちだと思って調整していきたいと思います。

お待たせいたしました。横浜元町での個展「天空の灯り展」(@CROCO ART FACTORY)にて、3か月のお約束で承りましたオーダー品がぞくぞくと窯から出てきました。

ギャラリーへご納品、ご配送、お約束の通り順に動いてまいります。

2016年

6月

10日

夏土鍋のつかいかた(終了)

最終日のご試食

先週の日曜日で2週間という長めの個展が閉幕いたしました。

作家在廊日が全日でなかったため、不在日にお越しいただいたお客さまには、直接のお礼が申し上げられず失礼いたしました。在廊日はわずかであったにもかかわらず、会いにきてくださったお客さまにも感謝申し上げます。

夏土鍋の魅力を少しでも知っていただくことができたかと思います。「ご自宅で試してみる!」とご購入くださったお客さまどうもありがとうございました。同時にご紹介した夏のココット使いも大人気でした。



今回の展示で花をそえてくださったトスカーナの木工職人アントネッロ(ファンタレニャーメ主催)の木のカトラリーも、試食の際にお客さまに使っていただきました。普段はオンラインショップの販売なので、みなさま実物を手に取って、木の肌触りや重量感を触って確かめ、トスカーナへの想いを馳せていらっしゃったのが印象的です。

 


試食会は最初の2日で終わっていたのですが、気分がざわめき、最終日の前の晩に写真の「ブルーベリー土鍋プリン」をつくり当日お持ちしました。プリンの試食が足りなくなるほどのお客さまで大変盛り上がりました!

万能ココットは今夏も人気

写真はヨーグルトとシリアルを入れたものですが、このようにココットに土鍋プリンを取り分けてご試食いただきました。温かいお茶も冷茶もこちらのココットで…。

ココットは数年前から定番作品として制作しています。波うった形状がくちびるにあたるのはどうか?と尋ねられるお客さまが多いのですが、何度も自分で飲んで確かめて生まれた形です。口紅がつく部分はガラス成分の釉薬をかけて汚れを防いでいますので、コップとしてもご利用なさってみてください。

リクエストいただいていたおめんちゃんの展示も…

もうひとつ。
壁を賑やかにするためにお持ちした「おめんちゃん」。
昨年の夏に蓼科忘我亭さんで展示したのですが、遠方ゆえにいらっしゃれなかった方々が楽しみに観に来てくださいました。

下の写真は、星の王子様の一節から空想したおめんです。ケーキの苺のようについているものは、なんと「たねさんプロジェクト」で活躍している「たねさん」のミニチュアです。

オーダー制作に入ります

終了後、今週からは「天空の灯り展」のオーダー、今回の「夏土鍋のつかいかた展」のオーダー制作に入っています。

すこしの間、また工房にこもって制作に励む所存であります。オーダーいただきましたお客さま、いつもお待たせして申し訳ありませんが、丁寧に仕上げたいと思っています。お待ちくださいませ。

ギャラリーTokinoShizukuさま、一緒に展示していただいたファンタレニャーメさん、そして応援くださるお客さま全員に感謝申し上げます。ありがとうございました。

Cocciorino コッチョリーノ地球のかけら

2016年

5月

24日

夏土鍋のつかいかた(試食会)

我妻珠美 展 Cocciorino工房より

 

 2016.5.21(Sat.)-6.5(Sun.) 11:00-19:00(木曜休)

 

 Galleria Tokino-Shizuku
東京都世田谷区南烏山3-11-29 ラルゴ芦花公園405
TEL&FAX 03-3307-8224

※在廊日:21(土)22(日)、6月5日(日)
現在は上記のとおり予定しております




5月21日(土)17:00~
(冷やした土鍋でお素麺、蒸しアスパラガス)

  5月22日(日)17:00~
(土鍋でつくるプリン)

※ご試食内容は変更になる場合がありますのでご了承ください。

試食会終了いたしましたが展覧会は引き続き開催中

初日、2日目と、見事な晴天なり。初夏とは思えないくらいお暑い中、サロンギャラリーへありがとうございました。



「Cocciorinoのこのシリーズを集めています」「アントネッロさんの木のスプーン似合いますね」「中庭やテラスがすてきですね」「はじめまして」「おひさしぶりです!何年ぶりかしら?」「土鍋が欲しいと思って来ました!」「ココットの追加が欲しくて来ました!」「アントネッロさんの木の作品さわってみたくて来ました」 などなど。



おしゃべりしながら作品を選んでくださり、本当に楽しい時間をありがとうございました。これぞサロン風ギャラリーの魅力です。

続々とお客様がいらした「おやつタイム」に、少し早いけれどプリンお出しし始めました。冷蔵庫からプリンを出してクリームとイチゴでデコレーション! ※もちろんコッチョリーノのココットで取り分けていただきます。

写真の土鍋は、7〜8年前につくった土鍋第一号。我が家でトライアル的に使っているものです。本体がだいぶ黒くなっていますが、その分、愛着が何倍もわいています。


1日目の土鍋で蒸すアスパラガスもヘルシーでおすすめです!土鍋に100円ショップなどで売っている巻き簾(丸型)を敷き、巻き簾の下にお水を入れて蒸すだけ。アスパラの他、とうもろこし、おイモなど便利です。蒸したらそのまま食卓に出せます!

土鍋でつくるプリン

<3合炊きの土鍋>


タマゴ6個
牛乳500ml
砂糖100g(※)
バニラビーンズ1本

※プリンの色は濃くなりますが私は甜菜糖かキビ糖を使用します。
※ホイップクリームでデコレーションする場合は80~90gで充分だと思います。

①タマゴ、牛乳、砂糖をよく混ぜる
②バニラビーンズ(中の種だけ)を①に入れる
③火にかけ木杓子で静かに混ぜる(最初は中火)
④10分くらいして湯気を感じ始めたら弱火(※1)
⑤フツフツする直前に火を止める(※2)
⑥粗熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間完全に冷やす
⑦お好みでデコレーションする

※1常に木杓子で混ぜながら火にかける
※2濡れたふきんの上などに置き土鍋が急冷すると割れの原因になるので注意
※2余熱が強い場合は使っていなかったコンロ上に移動させる

アーカイブス

⇒かけらブログ

2016年

5月

22日

夏土鍋のつかいかた(美味来福!)

個展というものは、何十年、何十回とやってきてもこんなに緊張するものかと思います。

ふだんは制作でおひさまに隠れながらこもる日々。それが、おひさまと直で対面する「晴れ舞台」なわけです。帽子もサングラスも用意なしで、いや、まるはだか同然なのです。

写真の木のコップやお皿、そして今回の展覧会で土鍋に花を添えてくださっている木のカトラリー作家さんファンタレニャーメのアントネッロ。彼の義母さまから、アントネッロの大好物である「お母さま手づくりのお稲荷さん」と「トルタ」をいただきました。

黄金にかがやくおいなりさんは、おじゃこと胡麻とお昆布のご飯。財宝かしらと思ったほど上品なお味で、ギャラリーに美味来福。これまた不思議なご縁でミラノか らいらしてかわいらしいシニョリーナと一緒においしくいただきました。




写真:
おいなりさんはコッチョリーノの「新作土鍋(浅タイプ)」に。トルタをファンタレニャーメの「森のお皿」に!さすが息の合ったコラボレーション。

春の日差しとは思えないほど暑い日でしたが、たくさんのお客様がご来廊くださいました。コッチョリーノの「夜の街シリーズ」をコレクションなさってくださっているかたや、アントネッロの作品のファンであるかた、わたしの愛する親友たち。

心からお礼申し上げるとともに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

我妻珠美 展 Cocciorino工房より

 

 2016.5.21(Sat.)-6.5(Sun.) 11:00-19:00(木曜休)

 

 Galleria Tokino-Shizuku
東京都世田谷区南烏山3-11-29 ラルゴ芦花公園405
TEL&FAX 03-3307-8224

※在廊日:21(土)22(日)、6月5日(日)
現在は上記のとおり予定しております


5月21日(土)17:00~ 

土鍋ごはん、蒸しトウモロコシなど
  5月22日(日)17:00~

蒸しプリン
※ご試食内容は変更になる場合がありますのでご了承ください。

土曜日の試食会は

お素麺、アスパラに変更いたします
土鍋に盛りつけたお素麺を

ココットでご試食いただきます

 

日曜日の試食会は

プリンです

 

 

2016年

5月

21日

夏土鍋のつかいかた(年中無休の土鍋!)

トスカーナの田舎から木のカトラリーも届きました!

本日5月21日(土)より、土鍋など集めた展示会「コッチョリーノ工房より」はじまります。


土鍋は冬のものというイメージがあるかたも、春夏の土鍋のつかいかた、至っては年中無休の土鍋を
おたのしみいただきたいと願っております。


トスカーナからは、おしゃもじや木のお玉、小さなスプーンやバターナイフなどが到着。コッチョリーノの土鍋との相性バツグンなので、今回ぜひご紹介したいと思い、トスカーナからいくつかの作品を送っていただきました。

普段オンラインショップでご購入が可能な作品ではありますが、
手で触り、質感や香りなど体感していただける機会です。
ご来訪おまちしております。

「ファンタレニャーメ」オンラインショップより引用
http://fantalegname.ocnk.net/

我妻珠美 展 Cocciorino工房より

 

 2016.5.21(Sat.)-6.5(Sun.) 11:00-19:00(木曜休)

 

 Galleria Tokino-Shizuku
東京都世田谷区南烏山3-11-29 ラルゴ芦花公園405
TEL&FAX 03-3307-8224

※在廊日:21(土)22(日)、6月5日(日)
現在は上記のとおり予定しております


5月21日(土)17:00~ 土鍋ごはん、蒸しトウモロコシなど
  5月22日(日)17:00~ 蒸しプリン、冷やしトマト       など
※ご試食内容は変更になる場合がありますのでご了承ください。

本日土曜日の試食会はお素麺、アスパラに変更いたします
土鍋に盛りつけたお素麺とココットでご試食いただきます

2016年

5月

09日

夏土鍋のつかいかた(試食会と在廊日)

ミラノでのサロン受注会(2015秋)
ミラノでのサロン受注会(2015秋)

我妻珠美 展 Cocciorino工房より

 

2016.5.21(Sat.)-6.5(Sun.) 11:00-19:00(木曜休)

 

 

Galleria Tokino-Shizuku
東京都世田谷区南烏山3-11-29 ラルゴ芦花公園405
TEL&FAX 03-3307-8224

※在廊日:21(土)22(日)、6月5日(日)
現在は上記のとおり予定しております

一年中つかえる土鍋になりますように!

「夏の土鍋のつかいかた」+「秋から使える土鍋のオーダー会」



Galleria Tokino-Shizuku
さんは、マンションの一室 をギャラリーにしつらえた“サロンスタイル”の落ち着いた空間です。コッチョリーノの土鍋と、ファンタレニャーメの木のカトラリー(※下記参照)を組み合わせた展示を中心にお楽しみいただけたらと思います。

日ごろお問い合わせいただく土鍋ですが、オーダーが間に合わず個人対応をお断り申し上げており、このような受注会スタイルの機会をGalleriaさまにいただきました。展示作品を販売するとともに、秋から使える土鍋のオーダーをうけたまわります。


毎日の在廊は予定しておりません。
在廊日は上記の通りです。予めご了承くださいませ。

プチご試食会

5月21日(土)17:00~ 土鍋で炊いたごはん、蒸しトウモロコシ など
5月22日(日)17:00~ 蒸しプリン、冷やしトマトの盛りつけ など
※ご試食内容は変更になる場合がありますのでご了承ください。


“サロンスタイル”の落ち着いた空間であるため、オーナーのはからいでプチ試食をご用意していただくことになりました。在廊日なので、土鍋のあれこれをご説明いたします。

ミラノでのサロン受注会の様子(2015秋)

ファンタレニャーメのカトラリー

トスカーナの木工職人アントネッロさん(ファンタレニャーメ)の木杓子やスプーンも展示販売いたします。すてきなWEBサイトもありますが、この機に、実物をごらんいただけるオーダー会にどうぞ。◎オンラインショップ⇒ファンタレニャーメ

 

それぞれ土鍋にあわせた木杓子は、昨年アントネッロさんの工房にうかがって刻印を押してもらった作品。わたしの愛用品ですが、現在展示のための作品をトスカーナから送ってもらっています。わくわくします。




アントネッロの奥様のChihoさんのブログも必見!
La casa mia
フィレンツェ田舎便り2

2016年

5月

02日

夏土鍋のつかいかた (受注会スタイル)

先週日曜日までの個展が終了し、順にご配送、お届けをしております。ギャラリーからのご配送はすべて終了いたしました。作家からまだお手元にお届けできていないお客様には、順にご配送、お届けのお約束を調整しているところですのでお待ちください。オーダー作品については3か月後のお約束をいただいており、専念して参ります。

サロンスタイルのGalleriaにて

さて、次の個展「コッチョリーノ工房より」まで20日を切りました。


今月末からの個展では、土鍋の春夏の楽しみ方を中心にご紹介したいと思っています。冬、和食のイメージが強い土鍋ですが、この数年は「旅する土鍋プロジェクト」と称してイタリアを周り、季節や料理を問わず土鍋を使っていただくご提案をしています。


Galleria Tokino-Shizukuさんは、マンションの一室 をギャラリーにしつらえた“サロンスタイル”の落ち着いた空間です。コッチョリーノの土鍋と木のカトラリー(※下記参照)を組み合わせた展示を中心にお楽しみいただけたらと思います。日ごろお問い合わせいただく土鍋ですが、オーダーが間に合わず個人対応をお断り申し上げており、このような受注会スタイルの機会をGalleriaさまにいただきました。

通常のように毎日の在廊は予定しておりませんので、追って在廊日をお知らせいたします。予めご了承くださいませ。

我妻珠美 展 Cocciorino工房より

2016.5.21(Sat.)-6.5(Sun.) 11:00-19:00(木曜休)

 

Galleria Tokino-Shizuku
東京都世田谷区南烏山3-11-29 ラルゴ芦花公園405
TEL&FAX 03-3307-8224
※在廊日は追ってお知らせいたします

土鍋との相性抜群の木のカトラリーやコップも登場!

昨年ミラノのサロン会でもご紹介したトスカーナの木工職人アントネッロさんの木杓子やスプーン(ファンタレニャーメ)も展示いたします。すてきなWEBサイトもありますが、この機に、実物をごらんいただけるオーダー会にどうぞ。アントネッロさんの作品についても追ってご紹介して参りますのでお楽しみに!取り急ぎインフォメーションまで。



オンラインショップ⇒ファンタレニャーメ

 

冒頭写真の白い土鍋にあわせた木杓子は、昨年アントネッロさんの工房にうかがった時に譲っていただいた木杓子。わたしの愛用品です。現在トスカーナから元気に空を飛んで日本に向かっていることでしょう。わくわくします。




アントネッロの奥様のChihoさんのブログも必見!
La casa mia
フィレンツェ田舎便り2

2016年

4月

25日

天空の灯り -閉幕-

今回の展は、熊本の激震と同時に始まりました。

そのような不安な時世において、ありがたいことに記録をぬりかえたほどのご来客数と作品の動きで本展は昨夜幕をとじました。おそらくお客様の多くは“自らできる活性を”という気持ちで、だからこそ笑顔いっぱいで作家を応援しにいらっしゃってくださったのだと受け取っております。

そして、奇遇やミラクルがいつも以上にたくさん起こった「天空の灯り」展。ご多忙の中のご来展ありがとうございました。国を超えたご来廊、また遠方よりお問い合わせいただきありがとうございました。ほぼ完売という状況は、観ていただきたかった、手にとっていただきたかった作品を不安いっぱいで抱えて参上した作家としてこの上ない喜びです。

ご売約作品につきましては、再度ギャラリーにご足労かけますこと深くお礼申し上げます。ご発送、お届けは順に致しております。同様のお礼としばしお待たせいたしますことご了承くださいませ。

オーダー制作も順に開始いたします。もう少々お待ちください。

時計「風の花」ご売約済み

時計「街シリーズ(赤)」
(87㎜×87㎜/単三電池1本)
※備品は含みません

天井からびっしり吊り下がるペンダントライト、棚にはアロマランプなどが灯る空間の中に、ご好評いただいております土鍋の新作、半磁器の新作が佇みました。またローテーションで制作する時計もひさしぶりに登場し、一刻一刻を天空に届けました。

新作の群で臨む展覧会がつづいております。当展もつくり立てホヤホヤのもので埋め尽くされたためか、新しい風がふわーっと吹いて時空を飛ぶような感覚さえ体験できました。

イタリア修行より1999年に帰国し、独立工房Cocciorinoコッチョリーノとして展覧会を開始して早いもので約16年目。学生時代からカウントすれば陶芸歴は倍年になるという驚愕を味わっております。

「3年つづけば明日があり、10年つづけば次の道につづく」と励まされたこの芸の道。趣味でもビジネスでもない独特な道。しかしながらシビアなことに、糧を得なければ次に進めない芸の道。お客様に作品を選んでいただかなければ、川の清流は濁流になり、いずれ滞り、沼に作品は沈む…。

今回の展においても、作品と作家が泥に沈まぬよう、たくさんの方々が清流の中で救ってくださいました。お客様に感謝申し上げるとともに、個展の企画、個展タイトルを命名くださったCROCO ART FACTORYさまにも深くお礼申し上げます。



―届いたかな、天空に灯り。

Cocciorino 地球のかけら

ペンダントライト コップ型
(半磁土のシェード:Φ95~100㎜×H85/17口金/40W電球)
※70cmコード・電球付き(ダクトレールプラグ含まず)

取り付け参照⇒★コネクトオンライン様WEBページへ

据え置きライト(手のひらサイズのたまごライト)
「夜の街クロ」(Φ70㎜×H70/12口金/10W電球)
※台座・コード・電球付き

僅かではありますが、CROCO ART FACTORYさまに

コッチョリーノのランプを常設いただいております。

サイズ感は掲載の通り。価格につきましてはお問い合わせくださいませ。


お問い合わせ先
CROCO ART FACTORY
http://www.crocoart-factory.co.jp/wroughtiron/shop_info.html
(このブログページをご覧になったとお伝えいただけると分かりやすいかもしれません)

 

―2016年度の個展ー

お問い合わせいただいております今年度の個展(予定)については以下の通りです。詳細のご返信ができず申し訳ありませんでした。

◎5月「我妻珠美 展」
夏の土鍋使いをご紹介。フィレンツェ田舎暮らしを楽しむ木工職人アントネッロの木のスプーンも!詳細は追ってインフォメーションいたします。

Galleria Tokino-Shizuku
2016.5.21(SAT)-6.5(SUN)
東京都世田谷区南烏山3-11-20
ラルゴ芦花公園405

 



9月 渡伊 オーダー会(詳細未定)


12月 個展(詳細未定)
銀座Ecru+HM





2016年

4月

18日

天空の灯り展 -4人の美女/4匹のワンコ-

満員御礼もうしあげます(初日・2日目)

16日(土曜)17日(日曜)、オープンと同時にたくさんのお客様がいらしてくださり、クローズの時間まで賑やかでした。これ以上の喜びはありません。この場にて深くお礼申し上げます。



好きな形や色柄、新作を選びたい!などなど、接客しきれず、お客様をお待たせしてしまいましたことお詫び申し上げます。2回に分けてご来廊くださったお客様、ご自宅のどこに置くか何色がいいかご家族と話し合われて選ばれるお客様、海外まで作品を届けてくださるという留学中の学生さんなどなど、感謝に尽きます。

 


日曜日は強い風と叩きつける雨。電車が止まったり遅延したり、それなのに笑顔でたくさんのお客様がびしょぬれになっていらしてくださいました。わたしが器用であれば、もう少しお待たせせず丁寧なご説明ができるのですが、接客の順番もわからなくなり、お名前を間違えるやら、お客様へのご対応が遅れたり手薄になり申し訳ありません。またこのところ新規SNS、新規インフォメーションからもご来廊くださるお客様もいらっしゃりとても楽しいです。

 

新作土鍋の登場です!

1つの土鍋から4人の女性が、4匹のワンコが。

「A子」の裏側に「B子」。蓋だけまわせば上下組み合わせ違いで「C子」と「D子」。
つまりは1つの土鍋で4つの絵(オブジェ)が楽しめます。もちろんいつも通り土鍋として便利に使えます。

コッチョリーノの土鍋はフリーハンドなのでひとつと同じ線や柄はありませんが、こちらは描いている自分もびっくりな表情が生まれる絶対的な一点ものです。そして、もちろん直火やレンジでお使いいただけます。

「4人の女性」(ためんさんシリーズ)ご売約済

※他の女性がお待ちしておりますが残数が少ないのでご了承くださいませ

4匹のワンコ(ためんさん)

ワンコも向こう側に一匹、そして蓋を回せばさらに組み合わせ違いが2匹生まれます!

大胆なニューラインは迷いのない自信作です

コッチョリーノの土鍋の初登場は約7年前のCROCO ART FACTORY個展でした。その後、サイズやカラーが増え、2013年は蓋の持ち手のアイコン「家の型」に「山型」が加わり、2014年はセカンドラインである抽象的な絵柄も登場しました。

そして今年2016年「天空の灯り」展にて、大胆なニューラインが完成しました。迷いのない自信作です。制作に数倍の時間がかかりますが、みなさまには1つの作品で4枚の絵、4つの土鍋を楽しめる価値があるかと思います。

みなさん初めて目にするタイプの土鍋に最初は驚かれますが、4つの絵柄を合わせてご説明すると、パーッと笑顔になり、コレクションにしたいと言って下さりうれしい限りです。

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP 
※住所検索すると建物の裏にポイントされるようなので上記MAPご参照ください。

 

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

春うららかな横浜散歩とともに、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 

Cocciorino 我妻珠美

2016年

4月

15日

天空の灯り -赤い月-

自らのアートという仕事を淡々と。
可能であるアーティストが可能なクリエイティブを。
たやしてはいけないことだと苦悶した5年前に決めたのだから今日も。

ひーぃ疲れたとか、
だれがあれこれがそれとか、
ひとを責めたり、
ひとを攻めたり、

世の中で言い訳している場合じゃないや。




本日搬入とセッティングで、明日からスタート。
みなさまのご来廊を楽しみにお待ちしております。

 


ボールランプ「赤い月」半磁土  約Φ80×80

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP 
※住所検索すると建物の裏にポイントされるようなので上記MAPご参照ください。

 

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

春うららかな横浜散歩とともに、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 

Cocciorino 我妻珠美

2016年

4月

13日

天空の灯り -恵みをうける

春の恵みをいろいろなお料理にしていただきました。
今回のご紹介はたけのこご飯。


季節問わずお問い合わせいただいている土鍋も並びます。

春なので、いろとりどりに…。
色数を増やしたぶん、各色の個数はわずかです。
色によってはオーダーを受けておりますので、

お気軽におたずねください。

 

 


Let' open it!
Spring has come.
 

ミニ土鍋「たけのこご飯」耐熱のうつわ

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP 
※住所検索すると建物の裏にポイントされるようなので上記MAPご参照ください。

 

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

春うららかな横浜散歩とともに、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 

Cocciorino 我妻珠美

2016年

4月

13日

天空の灯り ‐たなごころ-

東京はすっかり春になりました。
横浜の海もはるかかなたの春を呼んだことでしょう。
搬入まであと3日です。


前回もご紹介した「陶の時計」。
手のひらにのるほどのサイズもあり、
ちいさな皿立てがあれば置時計になります。


 

 


風はふいているの?
花はゆれるの?
手の心にきいてみる。

 

時計「風はふいているの?」半磁土

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP 
※住所検索すると建物の裏にポイントされるようなので上記MAPご参照ください。

 

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

春うららかな横浜散歩とともに、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 

Cocciorino 我妻珠美

2016年

4月

09日

天空の灯り -時を刻む

いよいよ個展まで1週間を切りました。

「天空の灯り」にちなんだランプ、アロマランプなどのほか、

陶板の時計、数々お問い合わせいただいている土鍋作品もご紹介いたします。

(ひとつと同じ絵柄、色はございませんのでご了承くださいませ)


 


月のよるに、時を刻むとき、
天空からは、月のうたが聴こえるでしょう。

時計「月のよる 月のうた」半磁土
(クマは在廊しませんが作家は毎日の在廊を予定しております)

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP

 

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

春うららかな横浜散歩とともに、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 

Cocciorino 我妻珠美

 

2016年

3月

29日

天空の灯り

「天空の灯り」我妻珠美 個展

2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861 横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078

春のうららかな陽ざし、春のほのかにかすむ朧月…。
春、天空からの灯りを室内にいかがですか。

在廊を予定しておりますが、予定が変更する場合などは、
facebookツイッターなどでお知らせ申し上げます。

なお、ありがたくも数々のお問い合わせいただいております
土鍋作品も同時に展示いたします。併せてよろしくお願いいたします。


春うららかな横浜散歩とともに、
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 Cocciorino 我妻珠美

2016年

3月

29日

大土鍋のボローニャひとり旅

ボローニャの街から自然いっぱいの山の方に行ったところにマルコの農場B&Bはある。2013年、友人Chizuの紹介で「旅する土鍋」を持ってパーティをしてもらったご家族のご自宅兼B&B。

 

息子さんたちに囲んで幸せそうな土鍋写真 instagram

photo by Marco @Bologna
photo by Marco @Bologna

オーナーであるマルコから大土鍋「Zuppiera」(ズッピエーラ:スープ鍋)のオーダーをいただいた。奥様へのお誕生日にプレゼントに贈りたいということで、蓋の上のお家の配置は、B&Bの建屋を配し、本体の色は一面にひろがる草原色。

B&Bのすてきな建屋と景色は、言葉では表現しきれないので以下のHPを一度ご覧あれ。もう何度目かのイタリア旅行でボローニャに行かれる際は、ぜひこんなすてきなB&Bに滞在してみませんか?
Cà Bianca dell'Abbadessa




(下写真:マルコの農場B&Bにて「旅する土鍋」プロジェクト)

蓋の裏には“Inzuppata d'Amore”(愛におぼれる)というメッセージを入れてサプライズ!わたしこそマルコからのリクエストに、うっとりおぼれるような気持ち。奥様へのプレゼント、ああ、すてき。

このようなステキなオーダーをいただいたことに感謝する一方で、大海原を越えたところに「ぜったいに割れないように」「ぜったいに紛失しないように」「ぜったいに遅延しないように」送りたいというドキドキ感もいっぱいだった。

いままでに破損の経験も紛失の経験もあり、補償に替えられない残念さに、なんど肩を落としたことだろう。今回は客注ということもあり、ぜったいに阻止したかった。しかも土鍋のひとり旅だ。

ドキドキ感のルートはこちら。⇒「旅する土鍋」のすごい経由地!

2016年

3月

14日

土鍋プリンで祝宴

ある友人の第一声は「うちの土鍋はビジュアル的にどうしても合わない」なるほど名言!祝宴をしたギャラリーでは、以前Cocciorinoの土鍋をお買い求めくださったお客様が「ウチでもできる!やってみます」とうれしいお言葉。

人生驚きがいっぱいのほうがおもしろいので、是非モノゴトにはふたを!?

アートイベントのクロージングパーティと親友のバースディが重なったので、ドンと大きくいったプリン。大勢で一口ずつ。大きなスプーンですくって食べられるカット要らずのパーティスウィーツに便利。

(親愛なるMちゃんおめでとうございます)

プリン自体は簡単すぎるくらいのレシピだが、なめらかプリンっぽく仕上げるには、土鍋の特性をつかむのがコツ。煮る焼くという感覚でなく、ある温度まで上げたら土鍋の特性「余熱」で蒸すという感覚。

ある温度で凝固する、そこを見逃すな!という感じが豆腐づくりとなんとなく似ているような。

お部屋があったかくて、デコレートしたクリームがとけてイチゴとキャンドルが沈没していく感じ、このグズグズ度がなかなかのシズル感!個人的にはダメダメな図に好感が持てた。

 

「交差展 vol.9」2016.3.6-3.16 終了

ご協力店舗さま、主催ギャラリーさま、そして企画中心者となった美大生、いつもお世話になっているご近所の方々、そして遠方より足を運んでくださったお客様ありがとうございました。

とりわけ作品を設置していただいたSLOW CAFEさまありがとうございました。



作品「こころの目でみること」紙袋/水性塗料/アクリル絵具

「もっててよかった」「つかってみたいな」と思っていただけるようなプロポーザル物語はこちら⇒★

2016年

3月

05日

「交差展 vol.9」

「シンプル&スローライフ-こころの目で見ること-」Cocciorino di tamamiazuma
(紙袋、アクリル絵具、塗料)※額縁ZUBO

 

2016. 03. 06 - 03. 13「交差展vol.9」
主催: クロコアートファクトリー 

※03.05 搬入&オープニングパーティ

クロコアートファクトリー(※)と多摩美術大学生が中心となり、学生・社会人・職人・アーティストの作品を、元町のさまざまなショップの一角に展示する「人とアートと街」が交差する8日間。賛同店舗さまのご支援で今年で9回目を迎えました。(数々の作品があちこちの店舗さんに散らばります⇒詳細はこちら

 

 

今年は横浜元町「SLOW CAFE」さんに、一点のみですが額縁入りの絵を展示させていただきます。クロコで個展をさせていただく際は、毎日のようにこちらのカフェでランチをいただいています。ワンコにやさしい街なので、外のテラスはワンコ連れでランチやお茶を楽しむ人でいっぱいです。


「SLOW CAFE」  みなとみらい線元町・中華街駅5番出口(元町口)より徒歩2分 ⇒地図

 

2016年

3月

05日

啓蟄の候

ぼくらはみんな生きている
かたつむりだって なめくじだった
みんな友だちなんだ。

note「啓蟄の候」



※かたつむり、なめくじは友人作

2016年

3月

01日

渡すことの叶わぬ注文品

月が変わったり、そういうタイミング実は泣けてしかたない。数えうたのような毎日だったから。そしてアトリエの中のひとは渡すことが叶わぬ注文品をつくっているから。

ぼくらはこの地に限らずどこにでも飛び立つかけらさ。



Cocciorino: 地球のかけら





上写真:陶板「夜の街シリーズ」(Cocciorino)
下写真:サンタ・マッジョーレ教会(ベルガモ/伊)

2016年

2月

23日

満月にささぐ


3回目の月、満を持さず大潮に旅立ちました。

月の力をこれほど感じた3か月はありませんでした。


あれからさらに満ち満ちた3回目の今夜。
太陽と月にはさまれる地球。
「ぼくらかけら」は心が安らぎ
とても深い気分になれました。

ありがとう。



Cocciorino(ちきゅうのかけら)

「最期のおくりもの」

満ちる月のころ、わたしたち家族の年輪に哀感の深い傷を刻むときがきました。故人からの最期のおくりものは、トスカーナの木工作家さんの作品にしようと家族で決めました。そして樹の年輪に人の年輪を重ねあわせると、満月のように心が満ち足りたのでした。


木のお皿にCocciorinoの磁土のうつわを置くと、コツンとやさしい音。故人が「さまよいながら宇宙旅行にいくのだよ」と話してくれた声に似ていました。宇宙のどこかにもバラや木が生えているといいな。

Fantalegname #木のカップとお皿
Cocciorino #半磁土の器

「年輪」


昨秋フィレンツェの田舎にご家族3人で住む友人千穂さんを訪ねました。ご縁あってフィレンツェでの再会が叶い、さらに嬉しいことに彼らの山の家にもお邪魔して「旅する土鍋」にトスカーナの景色を見せてあげることもできました。


ご主人アントネッロさんの木工工房にも連れて行っていただき、木の粉の香りがプンプンする工房内で、土鍋に合うお玉やスプーンをセレクトさせてもらったのです。そのとき、アントネッロさんが工房の角に積まれた木材の断面を見せながら年輪の話をしてくれ…もちろん年輪のあれこれは知っていますが、このとき「この木、生きてるな」と、ひしひし迫るなにかを感じました。故人もここで「人」という人生をいちど終えましたが、どこかでこの木のように生きているのでしょう。


アントネッロさんのつくる作品は、ひとつと同じものはありません。なぜならば、ひとつと同じ木はないからです。人も同じだなと思いました。誰ひとり同じ歴史を刻む人はいないから。



「再生」

あえてアントネッロさんはオリーブの木を使いません。実はトスカーナの気候ではオリーブの木はそれほど大きな幹に育たないのだそうで、温暖なプーリアでも木工加工に適する大木になるには年数がかかるのだそうです。だから彼はあえて身近に広がるトスカーナの森の木を使うのだというお話しもいただきました。そして手紙の最後には、千穂さんがつづるブログの一節を引用させていただきました。感謝しています。

 

       
フィレンツェ周辺の森では15年周期で大量の木が伐採される。

そのことで森は再生し健康な状態で生き続けていく。

 

正しい方法で木を伐採すること自体は決して自然破壊ではなく、
森と人が一緒に生きていくための共同作業。


(フィレンツェ田舎生活便り ブログ「森と生きる人たち」より)  
※作家アントネッロの奥様のブログです
フィレンツェ田舎生活便り2
アパート・アグリツーリズモ情報 La casa mia




 


写真は彼女が連れて行ってくれた自然農法のリンゴ園。

 

2016年

2月

18日

結実するまでは

この数日、大きな大きな土鍋をイタリアに送るためにあらゆる難関と格闘していました。今回は納期が守れなければ意味がなくなってしまう「大切なリミット」があるのです。

庭の梅の散るのが早いからなのか、春がそこにいるからなのか、少しそわそわします。大きな土鍋のせいではないと思いたいのです。

ぼくは今夜アトリエをとびだし旅をする。パッキンまみれで大海原を。耐えるのだ、結実するために。

「花びら」は雨風からおしべ、めしべを守る。「がく」は、開花前のつぼみ時代から花びらを守り、蜜を吸い受粉を助ける昆虫の重さを支える。

花びらのすべてをなくした梅の花。それなのにおしべ、めしべを守るべく、じっと力のある限り支え続けている。生命の力とは結実のために。どうか、大きな土鍋も、目的を実らせるまで無事でありますようにと祈るのみです。みなさまにご紹介できる日を楽しみにして。

2016年

2月

15日

わたしをみてくれなくてもいい器

ひとりでいるととても地味で誰も声をかけてくれません。
赤かったり青かったりすると、「あらきれいね」と言ってもらうことがおおいです。わたしは「渋いね」とも言ってもらえません。

.

あら「おいしそうね」と声をかけるひともいるけど、それはわたしのことではないようです。でも「似合うね」と言ってくれる人がいるのでうれしいです。
わたしをみてくれなくてもいいのです。あの子をおいしそうねと言うならば。

アトリエからとびだした器の煩悩です。

.

 

みてくれなくてもいいと言いながら「こっそりみて」
Creema⇒ http://www.creema.jp/exhibits/show/id/1741003

2016年

2月

14日

旅する土鍋リニュアル版 #6 オリーブの丘へ

※ブックレット「旅する土鍋-それでも地球はまわる-」(2014年夏発行/協力CASE gallery/デザイン坂元夏樹・加川京)に掲載されたものに加筆・修正したものです。

2016年

2月

07日

おいしくあれ器

小さな深鉢(グリーンフォレスト)
小さな深鉢(グリーンフォレスト)

この1週間、釉薬かけて窯たいて、泥んこつなぎ姿の砂漠なカラダで丑三つ時をいくつ迎えたことでしょうか。(さっき撮影のあと食べたヨーグルトです)

 

ボーヴォワールが、こんな砂漠的なわたしを見たらなんと言う?
『人は女に生まれるのではない、女になるのだ、いやまちがえた、あんたは泥んこになるのだ』と。きっとそう。

そんな泥んこ姿で、本部からお声かけいただいたキュレーションマガジンへの掲載準備をしています。



アトリエをとび出した陶器がギャラリーやショップに立つ。この感覚が「舞台」であるとするならば、ここ数年急増してきたキュレーションWEBマガジンへの掲載は「架空の土俵」。


何度もセッティングしなおして本番を迎える「舞台」とは反対で、「架空の土俵」ではモデルさんに1回だけ360℃フル回転しながらポージングしてもらい、それを記録する。流すたびに新鮮な売り込みができるというわけ。


「売るための器」というのは、業界的に暗黙の了解でバージンでなくてはならず、人の手に渡るまでは水すらつけてはいけないみたいな風潮があります。


「1回だけおいしいもの入れました!こうやって」という写真を載せて、「このあとはあなたの番ですよ(買ってトライしてみて)」みたいなバージン破りの方法で訴求してみようかな。架空のカスタマーエクスペリエンス的な感じかな。



アトリエをとびだすのなら、器たちよ、もっともっとおいしくあれ!
砂漠なアトリエをとび出した器たちよ、シズル感たっぷりで、もっともっとパースペクティブな世界を羽ばたいておくれ!

 


じゅるっと果汁のように。

朝だ、春暁だ。

 

追記

キュレーションマガジンショップで、写真のヨーグルトのお皿(そのほか数点)を販売します。厳密にいえば、今回は業界的法則に則って新品[バージンさん](ヨーグルト入れていない)を売ります。(※担当者さま大変おまたせいたしました)

2016年

1月

25日

地球のかけらアクシス

それでも地球はまわる

アトリエをとびだしてイキイキする陶たちの様子が大好き。器が使われている様子はもちろん、このような地球のかけら(陶のかけら)が別の場所で、分身としてイキイキしている様子が愛おしくてたまらない。「おめんちゃん展」においては、くだらない陶のかけらを(産みの母である私は大変分身を愛し、そして育ての母たちもきっとそうであると存じております)購入してくださった方々や、森の中で経年変化を展示してくださるギャラリーに深く感謝している。

※Cocciorino;陶のかけら(地球のかけら)

「タネと根っこ」と「足あと」というアクシス

なぜならばCocciorinoのテーマは「タネと根っこ」そして「足あと」であるから。すてきなモノをつく ろうとか、人のためになるようなことをしようとか、大きく広く先ばかり睨みつけてもなんだかナンセンスなんじゃないかなと思う今日この頃。ニンゲンなんて なんだか虫けらみたいに思えてきてしまい「先」も「そこ」も「ここ」も似たような距離だったり、「広」も「狭」も宇宙に比べたらボールペン先の点の範囲なんじゃないかと思えてきた。

それならば。ふとひらめいたモノや、理由はわからなくても心地いいなと思うようなモノを丁寧につくろう。心が浮ついたりし たら「宇宙に行くにはまだはやい」と激励しよう。それよりもアイディアがふわふわ湧いてくるような生活をしよう。アイディアはふわっとでも、つくるときは 真剣に。これくらいの精進はボールペン先の点の中でも忘れないように。

とびだせ分身!

1990年代のほとんどをイタリア滞在に費やした。その時にひしひし感じたことが冒頭の「タネと根っこ」「足あと」というアクシス。いつも年齢的な節目(西暦的な節目にもちょうど重なる)に大きなリセットをかけてきたのだが、今年2016年は、このアクシスを強く意識しながら「とびだせ分身!」と旗を掲げて作品という分身を作者が応援しようと思う。

ものをつくって、ものづくりについて考える…つくったらおしまいではない。つくる人からとびだして作品という分身になっても、それが陶器のかけらであっても「それでも地球はまわる」のですから。

mobilephoneから閲覧の方々へ:お手数ですがページ最下部の「パソコン版で表示」クリックを推奨いたします。

晩秋のころ~ファーグリーン(モミの葉色)

http://www.mphoto-net.com/
写真:Mphoto Studioより引用:http://www.mphoto-net.com/

ギャラリー忘我亭での個展「おめんちゃん」(現在終了)の様子を同行いただいたカメラマンさんに撮影していただいた。昨年晩秋、まだ寒波なんて想像できなかった季節の森はファーグリーン(モミの木色)だった。このあと蓼科の森と精霊たちはさて…? ⇒カメラマンMphoto Studio BLOG「森の精霊たち」

小寒のころ~キャラメルカラー

https://www.facebook.com/ギャラリー忘我亭-279831165413434/?fref=photo
写真:ギャラリー忘我亭より引用 http://www.tateshina-bougatei.com/index.html

今年は暖冬だとかで…通常雪ですっぽり覆われる1月初旬の蓼科のギャラリー忘我亭の森は、まだまだキャラメルカラー。精霊たちも踊ってる。  ⇒ギャラリー忘我亭「ブラックボッチ」

大寒のころ~スターチカラー(片栗粉色)

https://www.facebook.com/ギャラリー忘我亭-279831165413434/?fref=photo
写真:ギャラリー忘我亭より引用 http://www.tateshina-bougatei.com/index.html

とうとうスターチカラーの雪まみれの森に!精霊たちは冷たい雪もあたたかいシャッポに変えるのだ。表情まで変化する陶のおめんちゃんが愛おしい。⇒ギャラリー忘我亭「雪のシャッポ」  

⇒BLOG くらしと器 アーカイブス

 

⇒WEB MAGAGINE とびだせtamamiazuma.com!(@note)
※アトリエからとびだしてイキイキした陶作品の様子をコレクション。「つくる」より「生まれた作品」(分身)に視点をおいた過去記事集。2016年版としてリニュアルしてゆっくり掲載中。

2016年

1月

02日

マガジン(外部ブログ)

これ以降の主なブログは外部プラットフォームに記載されました。

2016年

1月

01日

「とびだせマガジン」のおしらせ

mobilephoneから閲覧の方々へ:お手数ですがページ最下部の「パソコン版で表示」クリックを推奨いたします。

・この「かけらブログ」は今まで通り、展覧会情報や作品に関するお知らせをメインに更新します。
・「かけらブログ」「とびだせマガジン」どちらのブログもこのブログから読めます。
・下記の主旨をご理解のうえ、今後ともよろしくお願いいたします。

1.「旅する土鍋2013秋」 リニュアル版

「旅する土鍋2013秋 前編」*リニュアル* デジタルマガジンのおしらせ


「とびだせtamamiazuma!」


「旅する土鍋」※一部有料
「日日器」

 




※有料化の主旨
*ブックレットご購入者さまへのご配慮として一部を有料化します。
*プロローグ部分はどなたでも無料でお読みいただけます。

*売上は、次期プロジェクト資金、ブックレット発行費用にいたします。
*1ページずつ不定期に更新(販売)しますが、まるごとマガジン購入の方が断然お得です。

 

2.「日日器」マガジン

旅する土鍋(MILANO centro storico)
旅する土鍋(MILANO centro storico)

SNS交通整備

複数のSNSを併用し、それぞれをカテゴリー分けせず曖昧なかたちで運用してきましたが、氾濫する情報の中で、今年度から「アイテムごとに取り出しやすく収納」できるような交通整備を図りました。

また広く作品を見ていただくために、新フィールド「とびだせマガジン」を更新したり、お声かけいただいたキュレーションマガジンでの作品掲載なども始まりました。めまぐるしく変わっていくWEBワールドに対応しつつ、ここで整備をしたいと思いました。

引き出しやすく整備

ブログを2つも?という感じですが、1つの理由は、当ブログの不足機能への対策です。2つめの理由は、記事をカテゴリー別に引き出しやすくするためです。

ブログは2つになりますが、当ブログに簡単に入れるリンクを貼ります。
また、上のタスクでも「かけらブログ(既存)」「とびだせマガジン」が選べるようになっています。

交通整備の結果、アクセスを減らしていくところもあるかと思いますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

3つのラック

 

1.(当Web-site)「かけらブログ」

展覧会情報、作品情報、作品日記、ブログ更新情報、その他

 

 

2. (デジタルマガジン)「とびだせマガジン」

 

アトリエからとびだした器が主人公のブログ

「旅する土鍋2013 リニュアル版」(イタリアでの大土鍋の様子)
「日日器」(
作品が活躍する様子や、生活の中での使い方事例)



3. CocciorinoFBページ・Cocciorino Twitter


おしらせ全般、ブログ更新情報

さいごまでありがとうございました!
ことしもよろしくお願いいたします!

2016年

1月

01日

Cocciorinoの土鍋

質問が多い土鍋のこと、どんなふうに使えるか、注意することなど以下にまとめました。

いろいろサイズ いろいろカラー

■ミニミニ土鍋

素材:陶器

 

色:多色あり(外)クロ・ホワイト(内)

 

つまみ:ヤマ(白)/ウチ(白)

 

サイズ:ミニミニ
φ110mm×H50mm(本体)
φ110mm×H55mm(蓋つまみまで)
※蓋を閉めたときの高さ100mm

■ミニ土鍋

素材:陶器

 

色:多色あり(外)/クロ・ホワイト(内)

 

つまみ:ヤマ(白)/ウチ(白)

 

サイズ:ミニ
φ135mm×H70mm(本体)
φ135mm×H65mm(蓋つまみまで)
※蓋を閉めたときの高さ135mm

手のシゴトであることをご了承ください

※手仕事のため個体サイズや模様が異なります。
※器の外側は、テクスチャーや色の特徴を生かすため素朴な仕上げを施していますが、水もれの心配はありません。吹きこぼれや焦げ、煤などが落ちにくいことをご理解の上でお選びください。汚れまで育てるという感覚でゆっくりとお見守りください。
※器の内側は、釉薬をしっかりかけていますが、渋みや焦げにより経年変化(色つきや貫入)が起こります。こちらもご理解の上でお使いください。

つかいはじめにお読みください

■土鍋と仲良くなるための注意点■

http://www400.jimdo.com/app/s71d5970d9a3f8359/p78dbe7b494cae09d?safemode=0&cmsEdit=1

1. あなたなら何をいれますか?

Cocciorinoオリジナル!

おちゃわんサイズのミニミニ土鍋。
どんぶりより少し小さめなミニ土鍋。

あなたなら何を入れますか?

2. どんなふうに使う?

【そのまま使う】

スープ、ミニどんぶり、ちょっとだけおかゆ、おかずの残り、オリーブの実や梅干しやお漬物、ひとりぶんサラダ、煮豆、お惣菜、ディップやソース、ジャムやクリームチーズ、お薬味、塩などの調味料、ゼリー、プリン、アイスクリーム、チョコやキャンディ、アクセサリー、 薬、切り花、多肉植物、植物…などなど

写真 Mphoto Studio
写真 Mphoto Studio

【直火で使う】(最小五徳または網にのせて)

ちょっとだけアヒージョやチーズフォンデュ。
※下記参照:大きな五徳での加熱、急冷は破損の原因になります

【電子レンジで使う】(蓋をすればラップ不可)

一口ごはんの温め、スープのあたため
※下記参照:急冷は破損の原因になります



【オーブンで使う】(蓋をとって利用)

プリンやスフレ、グラタン、茶わん蒸し
※下記参照:急冷は破損の原因になります
※下記参照:焦げが発生する場合があります



【冷凍で使う】(蓋をとって利用)

器ごと冷やすアイス。
※下記参照:長時間の冷凍は破損の原因になります

3. Cocciorinoだけの7つのポイント

■7つのポイント■

1.蓋のつまみから蒸気がでます
2.蓋のつまみはカトラリーが置けます
3.蓋のつまみの穴は一輪挿しになります(※A)
4.蓋をうらがえしてテーブルに置けば転がりません
5.蓋をうらがせば収納しやすくなります
6.どんどん仲間を増やして重ねられます(※B)
7.いろいろなサイズ・色が楽しめます(※C)

※A 本体に水とハーブをいれ蓋をしてハーブをさせば良い香り。
※B 同じサイズの兄弟、大きな親、どちらとも組み合わせ可能。
※C ただいま在庫なし/混み合っておりオーダーストップ
   (個展などで主に販売しています)

2015年

10月

16日

「佇む土鍋」 -トスカーナ編(ヴァーリア村)-

彼女との出会いは、90年代初頭フィレンツェの語学学校での出会い。
そこからは音信不通。二度と会えるなんて考えてもいなかった。
近年のインターネット時代、彼女とのアプローチが開かれたとき、
巡りあわせとはこういうものかと素直に思った。 

「佇む土鍋」 アントネッロ手づくりの石窯の前で
「佇む土鍋」 アントネッロ手づくりの石窯の前で

起終点からの道

フィレンツェSMN駅は、まさしくターミナル駅(起終点)だ。
この駅を基点に、ヴィンチ村はピサ方面(ティレニア海方面)、ヴァーリア村はボローニャ方面(アペニン山脈方面)に約20キロ列車に乗ったところにある村。
 
トスカーナ内の移動だが、一度フィレンツェ駅に行き、別の方向の列車に乗り換える。何番線から発着するか分からない列車を見逃すまいと掲示板を凝視する。この風景は何十年も変わらない。今や東京の列車の乗換は、別の線が乗り入れていたり、かなりスマートで便利だが、イタリアは、ローマもミラノもボローニャもフィレンツェも、まさに乗り換えは文字通りターミナル駅(起終点)で。旅情とともに不便も感じるが、大好きな場所。ドラマもいっぱい。相変わらず土鍋を抱え大荷物のわたしは、列車の乗り降りステップが大敵だが。

そんなターミナルから、気分新たに、フィレンツェの同級生、奥村千穂さんを訪ねることに。

それぞれの田舎暮らし、ここは「山暮らし」

前半は、すべて田舎暮らしをする友を訪ねる旅。
ところ変われば豊かな地形もそれぞれ異なるわけで、ひとつとも似ている場所はない。稚拙な表現だが、ボローニャ(ロイアーノ村)の田舎暮らしは「森」、ヴィンチ村の田舎暮らしは「畑」、そしてここヴァーリア村の暮らしは「山」とでもいおうか。

フィレンツェから20キロのとある駅で降り、そこから千穂さんは山道(いや登山道という方が正しいような)、そこをFIATTO-Pandaでガタコト登る。積もる話がいっぱいで、二人はおしゃべりに夢中になったが、起震車のように揺れる車は登山道を転がることもなく、つまりは彼女の運転がうまい!どうしても話を遮ってでも称賛したくなってきて『ちょっといい?千穂さんカッコいいわ!』と言ったくらい。彼女は『そう?毎日なので当たり前のことでね!』と。20年前から、こんな風にちょっぴりクールでクレバーで大人びていた彼女。イタリア語の発音も当時から冴えていたし、颯爽としていながら、チコチコかわいらしく動く女性だった。それは今も変わっていなかった。(チホなので現在ご主人にチコと呼ばれているみたい)

料理上手なアントネッロとおもてなし上手なご家族が集うキッチン
料理上手なアントネッロとおもてなし上手なご家族が集うキッチン

ご主人アントネッロは、木工職人「Fantalegname(ファンタレニャーメ)」主催)であり、料理教室も行う料理人。⇒アントネッロの料理教室に参加した時の様子!
それどころか、家づくりから生活まわりのDIY何でもしちゃう。

写真一枚目の石窯(※詳細ブログ)もすべてアントネッロが。
土地に転がる重い石を運び積み重ねた傑作だ。

山の傾斜に建てられた家は、これまた古く築100年では利かないとか。
そして彼らの山暮らしは、水路、井戸、畑から、近年ではネット環境まで、都会人のわたしたちには信じられないくらい手さぐりでやってきている。何時間でもまばたきせずに話を聴いていられそうなくらい。私がここで触りを書いてもナンセンス。彼女の老舗ブログや、彼女の著書のご一読を!!!NHKがテレビ番組にしたくなるのも深く納得!

「フィレンツェ田舎生活便り2」
「フィレンツェ田舎生活便り1」

彼女は通訳の他、滞在型アパートやアグリツーリズモを紹介している。
「La casa mia(ラ・カーサ・ミア)」

偶然にもアントネッロと千穂さんの結婚記念日にお邪魔してしまった。またもや「なんだか申し訳ないわ」という言葉から。「いえいえ大したことはしないのよ、ご一緒に!」とまたもや感心するホストトーク。どこまでとことんイベントに図々しくも便乗する旅人なのだろう。

もちろんキッチンもアントネッロ手づくりで、築100年の家であっても使い勝手が抜群そう。ここまで至ったのは、彼らの「強い精神」と揺らがぬ「大きな夢」。今回の訪問でも、人と会話をすることで、なんど涙腺がゆるんだことだか。

強い精神とは

「強い精神」とは。
日本人こそ伝統的に強い精神力を持つ民族だと思うが、近年の競争社会でマヒしてしまったのか、利己的だったり、人を想う時は偽善者のような言い方や態度を取る人が多いなと感じ、時に悲しくなったり。そんな肩肘張った強い精神なんて、ぶつかったらイラッとくるのだろうし、そんなの夢には結びつかない。名誉だけに結びついてる気がして。

彼らと、暮らしの話、アートで生きるという姿勢、仕事における経験などたくさんのおしゃべりをする中で、夢があるからこその強い精神を私自身も見つめ直した。そして、このあと訪ねた有機栽培のリンゴ農園でも、ヴィンチのブドウ農園につづき、本物の「強い精神」を感じることになる。

有機農法でリンゴを育てるセルジョさんのところに千穂さんが連れて行ってくれた。
千穂さんはGASという販売システムにおいて、彼のリンゴ係りを担っている。
⇒千穂さんのブログ(2015年10月14日リンゴの季節です)

GAS(Gruppo di acquisto solidale)とは、環境負荷削減、有機農法の尊重、それらを考慮した食品や生活品を共同購入するシステム。調べると1994年フィデンツァ(パルマ)発祥らしい。流通業者が介入しないため、そこを千穂さんのような方々がお手伝いして、マージンの削減、信頼や鮮度を向上させるというメリットがある。地産地消のため輸送コストやCO2削減など環境保全にもつながる。一方の小規模生産者さんも、生産を支えてもらえるというメリットがある。中間流通業者がいないということは、生産者の顔がダイレクトに見えること。

 
まだ少し汗ばむような太陽のもと、ちょっと控えめに「農園を歩いてみよう」と言うセルジョさんの後を歩き始めた。その後を牧羊犬もついてくる。「どんなリンゴができているかなぁ、今年はちょっと不安で見てないんだよ」というセルジョさん。それだけ自然に任せた農法であることが分かるし、名誉だけを追いかける肩肘張った態度でないこともすぐに読み取れる。
歩けど歩けど続くリンゴの木。小さな個人農園であるのにその規模は広大。それを維持している苦労も想像できる。熟れた実を見つけると「ほら、食べてごらん」というその目、これがヴィンチのブドウ畑のおじさんと全く同じ目だった。ここに『強い精神』を垣間見る。おお!甘い。でもしつこい甘さでない。昔なつかしい甘さ。

気候や土地開発などに大きく左右される農業。
昨年は大豊作だったそうで、その影響で今年は収穫量がかなり少ないとか。大豊作だった昨年のリンゴを乾燥させたものを譲っていただき、千穂さんが買ったリンゴジュースも飲ませていただいた。芯の強い甘さ。後に残らない甘さ。バナキュラーな甘さとは、こういうものだと舌と心が感じた。

年輪に想う

リンゴ農園の帰りに、待望のアントネッロの工房Fantalegname(ファンタレニャーメ)に寄る。
独りで仕事をするには充分すぎるほど大きなスペース。
アカシアの木、オリーブの木が角に積まれており、工具もドンと置かれている。
アントネッロは、自分の暮らしの範囲で育った樹しか使わないという。自分の視える範囲での素材を使った作品を発信する。その土地の香りを受け取れるスペシャルなコンセプトだ。

苦戦した新作の話、これから考えているデザイン、千穂さんが「こんなの欲しいな」というと実現してくれる話など、もっともっとお邪魔して見ていたい限りだったが、旅には終着点もつきものだ。



トスカーナからミラノに戻ったら、土鍋作品をお披露目するべくイベントや展示会が控えていた。ディスプレイのために、ぜひともアントネッロの木のおしゃもじやスプーンが欲しいとお願いした。土鍋を待っていてくれたようにフィットするフォルムとサイズ。やさしいデザイン。ここにもあった肩肘張っていないもの…。目の前でFantalegnameの焼印を入れてもらった。乾燥したトスカーナの空気と木粉の香り。そこに混ざる焦げた木の匂い。学生時代、陶芸の工房の前にあった木工工房から漂っていたあの匂い。思い出がよみがえり、なんだか切なくなった。お別れも近づき、その香りは切なさを倍増させた。

(写真:土鍋に佇むアントネッロ作のおしゃもじやスプーン)
 ※翌週ミラノでのイベントorサロン展示の様子

千穂さんとの再会は、またもや大切なものを気づかせてくれる場所となった。

出会いには全て意味があり、そのときは何も起爆しないものもある。だからこそすべて大切に。何年も何十年もたって起爆するべきご縁は、想いと共にきっと誰かが操作してくれるのかもしれない。何事も焦ってはいけないと思った。時間が何かを判断してくれるのかもしれないし、もしくは、こんな遠くに住んでいても、引き合うべく人とは再会できるのかもしれない。

工房でアントネッロが見せてくれたある木材の断面が脳裏に焼き付いている。
改めて年輪の美しさを想う。この年輪は、この土地の気候や環境に左右された証。共に生きた人と共有したもの。アントネッロがこの土地の樹しか使わないという理由が少し分かるような気がする。

年輪に同じ円弧はない。
これは樹の人生。
太くも細くも人生。

⇒「佇む土鍋 -ボローニャ編-

⇒「佇む土鍋」-トスカーナ編(ヴィンチ村)-

◆「佇む土鍋」は、前半は田舎編として「ボローニャ」「トスカーナ1~3」、後半は都会編「ミラノ」に続きます。


◆アーカイブス

2015年

10月

08日

「佇む土鍋」-トスカーナ編(ヴィンチ村)-

ただいまヴィンチ村!

TOSCANA州/FIRENZE県/VINCI村

「佇む土鍋」  *ブドウ畑とオリーブ畑に佇む*
「佇む土鍋」 *ブドウ畑とオリーブ畑に佇む*

ボローニャのロイアーノ村から、またトコトコ電車を乗り継ぎ、よっこらしょでヴィンチ村へ。

2013年の夏、今年の3月、そして半年後の今回しつこい来訪。田舎のないわたしにとってトスカーナは「ただいま!」的な気分になれる田舎なのだ。半年前の春のヴィンチ村はまた顔がちがった。一昨年の同じ9月とも顔が違う。自然というものは無常であり、美しくも、また厳しくもあり、正直に顔色を変えている。今年は猛暑だったためブドウの収穫が早いのと、誰もが口をそろえて「今年のブドウは期待できるぞぉ」と言っている。

そんなわけで、友人夫婦(ROBERTO&MAKI)は、ブドウの収穫や昨年酒の瓶詰作業やら一年でもっとも多忙な日々。そこにわたしの来訪が重なり、大変もうしわけないような、そんな詫びの言葉から始まった。それなのに彼らは「わたしたちも疲れをおいしいビールやワインで癒したいの!」と最高の笑顔で迎えてくれた。こういうところ本当に見習いたいと思う瞬間だ。(イタリアどこに行ってもこれを想う…どんなに忙しかろうと笑顔で迎えてくれる)

肉体労働を終えた夕刻、彼らは「今夜はビステッカ・フィオレンティーナ(炭火焼)だ!」と最高のおもてなしを。まずは冷えたビールをぐびぐび飲んでから、彼らが働く農園の白ワインにヴィンチの夕陽をたっぷり入れ、ゆっくりと喉を鳴らした。

ここの夕陽は、泣きたくなるほどいつも美しい。
この美しさだけは、無常である大自然が唯一安定した顔を見せてくれる瞬間。
風はブドウの香り。オリーブの葉はカサカサとリズムを取りながら。

ぶどう畑の中の遠足

ROBERTOとMAKIは、朝から葡萄の収穫に出かけた。
わたしと彼らの息子NALUはパニーノをつくっていつものコースで遠足に出ることに。イタリアではあまり見かけないタマゴサンドをつくろう!卵を茹でて、庭からハーブ(パセリやチコリ)を摘んできてタマゴ人形をつくりたねさんと並べた。「かわいいかわいい!」とまだ喜んでくれる小学生。

彼にとっては日常の散歩コース。わたしも2回目だけど、ちっちゃくてもこの地で生きる彼がいるから安心だ。頼りにするよ!とタマゴサンドとブドウをちょうだいするためのハサミと水をもって出かけた。

途中、おいしいブドウ畑でそれぞれ大きな一房を畑からちょうだいして、それをおやつにして目指すはヴィンチ村の中心へ。前回は2時間半くらいのコースを選んだが、今回は1時間で村に出るコース。ところどころで植物を観察したり、冒険ゴッコみたいにしたり、橋の上から車を見たり、遊んでいくから1時間もうちょっとかかるかな。途中、朽ちて崩れるんじゃないかというような無人の旧農家があって、必ずそこを通らなくてはならない。通過する勇気がいつも試されるポイント。よく見るとブドウを絞る場所があったり。ボローニャで築200年の真っ暗な石のお部屋で眠った翌日だったこともあり「全く怖くないよ今回は!」とNALUに威張ってみせた。NALUも「ほんとだ今日は怖くない」と負けじと。でも帰ってからお母さんにそれを自慢したら「ガラスの破片がいっぱいで危ないし、いつ屋根が崩れるかわからないから危ないです!」と怒られた。ごめんねNALU。でもキミは勇敢な男の子だ!

バイオダイナミック農法で育てるということ

最終日はMAKIが働く『Podere Fornace prima』BANDINELLI ALESSANDROさんの農園)へ。

MAKI(ボローニャのCHIZUにつづきこれまた妹的存在)は、ビオの知識を持つ講師らにトスカーナのブドウとオリーブの一般的栽培を学び、現在バイオダイナミック農法を行う農園で剪定から収穫、ボトル詰めなどの仕事をしている。ブドウの枝ぶりや実のつきかたは剪定で決まるとも。その重要なポイントを任されている唯一の日本人なのだ

日本から農園視察にきているGRANDSTAR(※)の男性お二人をお連れする仕事のお供。お供というより、興味津々のわたしの方が真剣まるだしで、農法の説明や広大な農地についての話を食い入るように聴いた。

下写真:Una vigna legata con il salice (柳の枝で結んだブドウの木)

写真左:今年3月末のヴィンチ訪問にて。ビニールやワイヤーを使わず乾燥させた柳の枝を使用。
写真右:今回9月訪問にて。これがその柳の木。地場に基づいた天然素材を使っている。

「バイオダイナミック農法(自然農法/生体力学的農法)」と は、ざっくり言えば、月の満ち欠けや天体の動きで作業を行う『農業暦』を使用した農法であり、ブドウの栽培もこれに然り。

また醸造においては、極々少量の酸化防止剤(BIO指定量の半分以下だとか!)を加える以外、他添加物や調合剤は使わない。その代わり、貯蔵タンクの中で果皮など循環させる作業(ルモンタージュ)も人間の手によって入念に行わるのだそう。自信ある作業をする職人は全てをクリアに話し、貯蔵室をもオープンに見せてくれるのはその証。

わたしなりの解釈では、「ビオロジック(有機農法)」に、さらに“生きる力”を加えたのが「バイオダイナミック(自然農法/ 生体力学農法)」とでも言おうか。つまりは農薬を使わず、天然素材・人間の手を使用する有機農法に加え、ルドルフ・シュタイナーが説いたテオゾフィ―(神智学)に基づいたスピリチャルな農法なのだ。(※「ビオ(自然派)」には「リュット・レゾネ(減農法)」もあるが割愛する)

スピリチャルといっても、前述した「テオゾフィ―(神智学)」という言葉でイメージを縛るのは避けたい。難しく捉えたり、現代にあふれている「スピリチュアリズム」とか「サイキック」的なものとしての納得でなく、わたしは“生きる力=自然の秩序にもっとも則った農法”であると解釈した。
胡散臭いという人もいるだろう。わたしも信頼のおけるMAKIの仕事っぷりや、農園主のBANDINELLIさんの真剣な顔を見るまでは…。彼らの畑に対する滋味深い話には“生きる力”を感じたし、その力はなんとも厳粛で、素朴さや素直さを導くものだったようで、あらなぜ?不覚にも涙があふれたほど。


そして、BANDINELLIさんの自然や土に対するやさしい声に「佇む土鍋の存在をだぶらせた。

土に佇む理由。
土に還る。
根っこを感じる土に。

そして、土にくっきりついているのが人間の足あとであることに感動した。できるだけ農耕機も入れたくないと理由でブドウの一列ごとだけに農耕機の跡があるだけ。あとは人間の足あとのみ。

おまたせ!アグリツーリズモでのワイン試飲会

農園での説明の後は、MAKIの息子の友だち家族が経営するアグリツーリズモのレストランへ。貸切でワインの試飲会を兼ねて、ビオ食材でつくられたトスカーナの伝統料理をいただいた。

どれも絶品!永遠に飲んでいられそう!と思ったほど。
それくらい不思議とワインも食事も体に負担がかからないのだ。そしてバイオダイナミック農法でつくられたブドウ酒は、どれもうっとりするほど香りが良い。さきほど佇んだ畑の香りがする。味のちがいが私にもはっきりと分かるほどおいしかった。

いくつかをミラノと日本の目利きの知人・友人に感想を聞くためお土産に数本持ち帰る。軽量でつくられていないガラスのボトルはかなり重い。帰路わたしの肩に食い込んで大きな青あざをつくったことは否めない。

日本からのお客様との宴もたけなわの頃、ROBERTOとNALUがわたしたちを迎えに来てくれた。NALUと同級生の男の子は姿が見えなくなるほど広大な土地で走り回っている。「NALU帰るよ~!」と叫んでも見当たらない。

レストランでおいしい料理をつくってくれたマンマ(写真に小さく写っている)が「お兄ちゃんは思春期でまったく話もろくにしてくれないのよ!」という。そのお兄ちゃんが弟たちを探すために颯爽と部屋から降りてきて、寡黙に自転車を猛スピードで走らせて探しに行ってくれた。心やさしい青年だ。

全世界の思春期の少年少女よ、戦渦で自我すらなかなか出せない少年少女たちよ、ほんとうにほんとうに素直に生きておくれ。バイオダイナミック農法ではないけれど、生きる力をぜひともつけておくれ。

「佇む土鍋」 VINCI村 *MURO(壁と根っこ)シリーズ*
「佇む土鍋」 VINCI村 *MURO(壁と根っこ)シリーズ*

ヴィンチ村「バイオダイナミック農法」のワインに関するお問い合わせ:Cocciorino WEB-SITE へ。ヴィンチ在住の友人MAKIをご紹介いたします。

現在下記の農園でブドウの剪定から収穫、ボトル詰めなどの仕事をしています。ブドウの枝ぶりや実のつきかたは剪定で決まるとも言えます。その重要なポイントを任されている唯一の日本人です。
※見学に行った農園『Podere Fornace prima』(農主・農園ガイド Bandinelli Alessandro)
※試飲ワイン『Podere Fornace prima』『Poggiosecco』
※試飲会 『アグリツーリズモBARACCA』
※コーディネート 小幡真紀
※参照記事 "Biodinamici Toscani" 4 aziende agricole

⇒「佇む土鍋 -ボローニャ編-

⇒「佇む土鍋」-トスカーナ編(ヴァーリア村)-

◆「佇む土鍋」は、前半は田舎編として「トスカーナ1~3」、後半は都会編「ミラノ」に続きます。



◆アーカイブス

2015年

10月

06日

「佇む土鍋」(旅する土鍋vol.2)スタート! -ボローニャ編-

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佇む土鍋(仮タイトル)

2013.9月にイタリアを周った「旅する土鍋」のvol.2が、この初秋ゆっくりと再スタート。

 

「旅する土鍋」をテーマにした個展(@代々木上原CASEgallery)を行ったのは2014年夏。
⇒2013年 CASE gallery個展の様子(1)
⇒2013年 CASE gallery個展の様子(2)


Vol.2は企画を一捻りさせたくて、正確に言えば今回は「vol.2のための視察」。日本でもご愛顧いただいている「あの大きな大きな土鍋」が各地で足あとを残し、佇む。その土地の根っこを感じるのだ。

時に、その町のマンマや友と、おいしいものを「あの土鍋」で囲みながら。
とりあえず「佇む土鍋」とでも仮タイトルをつけるとしようか。

LOIANO村 (Emilia-Romagna州/BOLOGNA県)

「佇む土鍋」 -結婚パーティ明けの朝に ボローニャの田舎町にて-
「佇む土鍋」 -結婚パーティ明けの朝に ボローニャの田舎町にて-

第一回「旅する土鍋」のボローニャ編のコーディネート&レシピイラストを担当してくれたCHIZU(妹的存在)が結婚式を挙げるというので、まだオフレコの頃から渡伊を決めていた。そして結婚のお祝いには「旅する大土鍋をかついでいくよ!」と宣言していた。

今回は土鍋の取材なんかより、CHIZUの結婚パーティの準備を手伝おう!と腕をまくりにまくってボローニャ入りしたので、エミリア・ロマーニャの頬が落ちるような「土鍋料理」は来年までお預けだ。

ゆっくりと根っこを感じ取ってもらうため、大土鍋には、この地に、この村に居残ってもらおう。
次回またこの地に来たとき、そのルーツを思う存分聞かせて(味あわせて)もらおうと思う。

長い歴史を持つこの国、この地にて

PODERE CALANCO(カントリーハウス)

ボローニャ歴史地区から約30キロの地。
7ヘクタールの森に建つ築200年以上の石の上。

第二次世界大戦中、ドイツ軍の輸送拠点だったとも聞くこの地。
1945年にはアメリカ軍がボローニャを攻略したという。そんな戦渦にあったこの地には、ミリタリーおたくが喜ぶようなお宝が眠っているとかいないとか。かつて、この手の規模の豪邸は専用の教会を持っていたそうで、母屋からむこうの方に見える崩れかけの建物がそれだとか。私の来訪のために急いで改装してくれた部屋は、むかしむかし祭司が寝泊まりしていた部屋。電気を消せば真っ暗で、星空が足もとを照らすほど。鉄格子の窓からは天の川がまる見えだった。朝方にはどこかで獣が鳴き、バサバサッと鳥だかコウモリの羽音が窓から聴こえた。(正面アーチ型の入口左手の部屋)

もう信じられない時代背景と景色がここにはあった。

イタリア人貴族が所有していただろうこの建物は、「先祖代々が継ぎ人には決してゆずらない」という家伝があったそうだが、ある何代目かの息子が攻略されたアメリカ陸軍にとうとう手渡したとか。その家伝はそこで途切れ、その後売りに出されたが、なかなか買い手がなく手つかずのまま残った豪邸というわけだ。

帰り道、PAOLOの友人にクルマで30キロの道のりを送ってもらいながら、ここの地の歴史や戦渦の話などをしみじみ聞いた。

「佇む土鍋」 -結婚パーティ明けの朝に ボローニャの田舎町にて-
「佇む土鍋」 -結婚パーティ明けの朝に ボローニャの田舎町にて-

そんな地に「佇む土鍋」。
鏡に映る築200年の家とのショット。

長く深い歴史の中で、友の結婚を祝い、なにを想い佇んでいるのか。ふと、私はどれだけ長く陶芸に関わり、重い、重い「土鍋の旅」を続けてゆけるのだろうか。

佇む土鍋に問いかけるものの彼からの返事はなかった。

とにかく、つづけよう。
旅をつづけよう。

明日は結婚式!

列車でボローニャに到着した私の姿は、大土鍋を2つ担いだ “記録的重量級オンナ“だ。
そこらのバックパッカーより重そうで、まとまりのない格好。駅は改修工事で階段を昇らざるを得ず。背中に大土鍋を含む15キロのバックパック、2つめの大土鍋は1週間の身の回り品と一緒に大きなスーツケースでゴロゴロ30キロ。それと携行品ナップザック。ちぎれるかと思ったね、腕。

ナポリから到着したPAOLOの友人ミンモ夫婦とボローニャ駅で合流して、PAOLOにピックアップしてもらう。「TAMAMI!こんな荷物でどうやってきたんだ」と言われるものの、着いたんだから、来られたんだ、見ての通り。
車に乗り込み、ちぎれそうだった腕はしびれっぱなし。
ボローニャの中心地を通過し、郊外を走り、うねる山道を走るが、思いのほか遠い道のりだ。車中で、蓼科のギャラリーからの「おめんちゃん展はじまりました」のメールを最後に、山の中はWiFi接続不能になった。

30キロの道のりをようやく走り抜け到着。
先ずはナポリターノの友人らと、おいしいサラミ・ハム・チーズにワインで乾杯し、シチリアやサルディニアのヴァカンスの話などを楽しく聴く。バカンスが1日もなかった私は挟める口もない。黙々とワインで喉の渇きを癒す。


エネルギー万全となったところで、第一の目的であるCHIZUの結婚パーティの準備だ!

麻の布を切って各テーブルに貼ったり、当日使う器やコップや 盛りつけ料理の段取りなど、CHIZU&PAOLOの友人BEBAと、彼女のフランス人の友人と話し合いながら、笑いながら、テーブルセッティング や器の準備をした

総勢250人の結婚パーティ

石の家のお庭はきりなく広い。
森のどこまでが敷地なのか分からない。
そんなところに200人だか250人だか、
300人だか集まってもなんともない。

車の駐車スペースも、草を刈ればどこまでも。


イタリア人の友は言う。
この谷の底にはきっと川が流れていて、
その川まで敷地だろうよ!と。


朝から厨房(土間)では、クレシェンティーナ(ボローニャの揚げパン)を生地から練って成形して揚げつづけているオバチャンとオネエサンと、ハムをシュッシュシュとカットするオジチャン。私とベバはちょっと恐いオバチャンの指示に「Si, Subito!(はいすぐ参るぜよ!)」と返事しながらよく動いたな。

つまりはクレシェンティーナで結婚パーティね!それにふんだんにあびるほどあるワインに、ヴェジタブルマーケットのようにふんだんに飾られた果物と野菜など。それと、皆がもちよったトルタの数々!
ああ、残念なのが、目が回るほど動いていたので、クレシェンティーナの写真もなければ一口かじったかどうかくらいだ。次回ふんだんに食べるぞー!

CHIZUおめでとう!の心からの気持ちがあふれていた日。
クレシェンティーナよりもっと悔やまれるのが、CHIZUとの2ショットすらないこと。
でもいいの、もっと大切な思い出ができたから。

晩夏のボローニャの田舎は、大土鍋が大豆の粒に見えるほど広大で、真っ赤に燃える夕陽も両手に抱えられないほど大きく、何よりのご褒美だった。

前夜は、CHIZU妹と朝の3時、いや4時?まで2人でお礼の品の準備をして、5時に眠った。こんな晩は二度とないのだから私は光栄よ!何度も「ごめんねおそくまで」と謝る妹に言った。

彼女と出会ったのは、彼女が18歳のとき。イタリアにご両親と旅行に来て、ミラノの工房でロクロをまわしている私に声をかけてくれたのがきっかけ。こんな日が来るなんて!
そして、その傍らで、大土鍋はゆっくりどっしり佇んでいた。おめでとうCHIZU!

「佇む土鍋」 -ようこそカントリーハウスへ!-
BENVENUTI PODERE CALANCO 6/09/2015 CHIZU&PAOLO



⇒「佇む土鍋」-トスカーナ編(ヴィンチ村)-

⇒「佇む土鍋」-トスカーナ(ヴ―リア村)-
◆「佇む土鍋」は、前半は田舎編として「トスカーナ1~3」、後半は都会編「ミラノ」に続きます。



◆アーカイブス

2015年

9月

30日

おめんちゃんEPISODE展  §1ゆたかな森

約1ヵ月間にわたる展示が閉幕。

主催のギャラリー忘我亭の“作品をそだてる愛”と
“作者を鼓舞する愛”(下手にけなさず上手にほめない)は、
海を隔てた滞在先のイタリアまでも届くほど。

まだまだ技量の足りない作家だが、
だれよりも楽しんだ!という確信はしっかり。

アートで生きるのは簡単ではないからこそ、楽しまなくてどうする!

最近の吹っ切れた感情を素直に出せた展覧会だった。

忘我亭ブログ⇒

今回は、イタリアでの催事が重なったりで、
会期中はほとんどイタリアに滞在していた。
留守中はギャラリーにお世話になりっぱなしだったが、
オーナーが作家以上の愛情で作品をそだててくださった。

そして今回、助っ人というには恐縮である
大先輩アーティスト平林義男氏が一緒に壁を飾って下さったことで
一層華やかな展覧会となった。深く感謝申し上げたい。

ギャラリーから続く森の道をまっすぐ行くと、
精霊たちがサークルを描くスポットに辿りつく。

珍しいキノコや鮮やかな花が咲き、
土にはモクモクとと虫がはう。
おめんちゃんの下には、
イガを割った栗の実。
リスの落し物なんだそう。



なんて、ゆたかな森なのだろう。
なんて、ゆたかな…。
ゆたかなアートとは?

耳を澄ます。
精霊たちがひとつだけ言った。
「よ・く・ば・ら・な・い」。

欲の集まりがゆたかさではない。
なるほどね。
手のひらにあふれるほどの
何かをつかもうとするのはやめよう。

よくばらないゆたかさ。
精霊におしえてもらったこと。


続編はみなさんがおめんちゃんをかぶって「精霊」になった様子を特集したいと思っています。
途中イタリア催事報告記事も入りながらのアップになるかもしれませんが、どうぞ首を長くしてお待ちくださいませ。 (tamamiazuma)

2015年

8月

24日

感謝づくしの旅する土鍋

海を渡るにはたくさんの人の手が

写真の土鍋は、ひとり用の小さなお鍋。

今回は、デモンストレーションと展示用の作品を運ぶ。 ⇒「乾物は未来食!」イベント
ワレモノの海外便は困難。民間企業にも一部委託するが、補償はあっても割れてしまっては価値がない。

先日の友人につづき、明日さらに別のミラノに帰るご家族(日本に夏休み帰省)に作品を渡しに行く。彼女の慈しみを遠慮なくお受けして運搬をお願いする。機内持ち込みのキャリーバッグまるごとひとつ分。頭が上がらないほと感謝している。



今も汗だくになりながら念入りに梱包している。
なんだか今までのイタリア滞在のこと、今ここにある感謝で胸がいっぱいになってしまった。

次は恩返しで来る!と誓ったはずなのに

(どんな状況でもおどけてくれるみんな)
(どんな状況でもおどけてくれるみんな)

99年帰国する時に「つぎは恩返しに来る!」と誓ったはずが、渡伊するたびに、恩を返すどころか、さらにあらゆる人に助けられている。温かみを感じる。とてもキュリアスな人たちが多い。そしてその純粋さが「人を想う」につながっているということ。

敬虔な信者が減ってきているとはいえ、イタリアには古くからの、慈愛、寛容…ヴァナキュラーなクリスチャンの風が吹いているのかもしれない。イタリア人のおじちゃんおばちゃんは時にお節介だったりするけれど、「困った!」と口に出す人を放っておけない。たとえ救うことができなくても、破茶滅茶でも、救いの提案だったり、救いの笑いをくれる。「がんばって」という激励の言葉だけでない。

イタリアに住む日本人は、そこに日本人としての奥ゆかしさが混ざり、苦労ある中で生活しているゆえか、助け合いの心が美しく残っているように思う。(全員ではないよ、日本と同じで一部は違うと思うよ)

みなさんの愛で運んだ作品を!

Q:ミラノでの個展はありますか?(作品は買えますか?というご質問について)

A:当初2013年にStudioA+Dで開催した個展+パーティ?のような形式を考えていましたが、今回は器を使っていただけるイベント(9月18・19・20日の週末)が行われるため、既述の個展は来年に持ち越しとなりました。今回はイベント会場で作品を見ていただき、販売・注文のご相談承ります。ぜひイベントにいらして下さい。 来年改めて個展する方向で再検討しています。
 
 
イベントで使用した作品、展示作品に対してご用命があれば受けたまわります。
次回持ってきてほしいアイテムのリクエストなど、ご意見もお待ちしております。

「Eppure si muove」 tamamiazuma Exhibition 2013
@Studio A+D(MILANO) organizazione da RyutaOkano

Textile&Ceramic Exhibiton(Laura+AlessandraOliva, tamami)1998
via Brioschi MILANO

テキスタイル&セラミックの3人展 1998

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2015年

8月

18日

旅する土鍋ふたたびミラノ №2

【乾物の魅力をミラノで発信!】⇒★前記事(dettaglio) 参照
https://www.makuake.com/project/dryandpeace/

開催まであと一カ月。陶器の海外搬送には毎度悩まさせられる。
昨晩、私の手元から第一弾作品の一部が先に旅立った。




ミラノから帰省中の友人親子。
いつも気が利く彼女は私の苦悩を察して下さり、作品の一部を手荷物で運んでいただくことに。
イタリアへの発送はかなり不確実。だからこそ礼を言っても足りないほどありがたい。
友人にお願いする作品はイベントで使う「ぐいのみ」(売品でなくマイコレクション)。

 


在住時代からお世話になっているご夫婦。
前回の「イタリア土鍋プロジェクト」の表舞台には写っていないけれど、実はこのご夫婦の底力あってこそプロジェクトが成り立っているといっても過言ではない。そして、初代「旅する土鍋」は彼らのミラノの家にいるのだ。

ミラノでの制作風景 1997-1998 Milano / bicchierini di “bon-bon” (La bomboniera)
ミラノでの制作風景 1997-1998 Milano / bicchierini di “bon-bon” (La bomboniera)

「ぐいのみ」を国内発送の倍の慎重さで梱包していると、ふと、不思議な感覚がよみがえった。
18年ほど前だったろうか、その友人ご夫婦の結婚式の引出物(ボンボニエーリ)をつくらせてもらったのだが、それが奇しくも「ぐいのみ」だった!


写真はミラノの師匠工房にて。
この「ぐいのみ」の中に、コンフェッティというアーモンドのお菓子を5粒入れて。記念すべき日に美しくパッケージングされた引き出物を見て、あと10年絶対につづけていこうと心の中で誓ったことを思い出す。(ありがたいことに念願を超えることができた)


制作、展覧会、イベントすべてにおいて、今の私があるのは大勢の人々の協力あってこそ。
あらためて感謝でいっぱいの日々。みんな、ありがとう。

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2015年

8月

14日

旅する土鍋ふたたび秋のミラノで!

日本の乾物はエコ&サステイナブルな未来食!

INVITATION
「DRYandPEACE 乾物に関するイベント」
 
サカイ優佳子、田平恵美(RECIPIST/DRYandPEACE)&工藤あゆみ(ARTIST)がミラノで行うイベント。


乾物をビジュアルで表現する工藤あゆみさんのアートを見ながら、DRYandPEACEが提唱する乾物を使った料理を味わおう!料理に合う日本酒(五嶋慎也さん)とともに!

わたし我妻珠美は、土鍋などの器を日本からお持ちして、影ながらサポートする予定です。土鍋には乾物料理を盛りつけていただきます。ミラノのみなさんに土鍋を使っていただきます! ミラノ在住のかた、みなさまお誘いあわせの上、どうぞご参加くださいませ! (ご興味ある方はどうぞ上記CONTACTフォームからお問い合わせくださいませ)

Dice che sia "l'ecologia e la sostenibilità" cioè i alimenti essiccati del giappone sarebbero il cibo del futuro.

 

-organizzato da DRYandPEACEAyumi Kudo

DRYandPEACE (RECIPIST/Yukako Sakai, Emi Tabira)&Ayumi Kudo (ARTIST)



Dopo che avremo guardato le illustrazuine(Ayumi Kudo) degusteremo i piatti che si usano dei alimenti essiccati, sono cucinati da DRYandPEACE !! ed assaggeremo il SAKE(Shinya Goshima).

Inoltre! potrete usare le ceramiche mie (Tamami Azuma/COCCIORINOin cui si mette i cibi ghiotti !! ※la grande pentolona, le piccole pentoline, bicchierini ecc. Sarei velamente felice, se veniste anche voi. Potreste inviarmi e-mai, vi manderei la nuova informazione.


Grazie mille.

※Sucusate, ma il pezzo è stato scritto di ignoranza, è certamente pieno di errori.

Venerdì 18- Domenica 20 Settembre
Centro di Cultura Giapponese 
via Lovanio, 8 · Milano (Moscova M2)


DRYandPEACE (Yukako SAKAI, Emi TABIRA)& Ayumi Kudo
https://www.makuake.com/project/dryandpeace/

 

ミニ土鍋(直火使用も可、お惣菜やディップ・ジャムでも良!)
ミニ土鍋(直火使用も可、お惣菜やディップ・ジャムでも良!)

上記のインフォメーション(イタリア語訳)も、イタリア人に添削してもらっていないので、本来恥ずかしくて公的なところに出すような自信はない。ただどうしても伝えたい気持ちで書いたので、なんとなく伝われば是幸い。

詳細インフォメーションに「通訳も成せる」と記載いただいているようだが、そんなレベルではないので丁寧にご辞退。現地日本人の方が多いので安心だし、現地のイタリア人の方には、ホンモノの通訳さんをお願いしていらっしゃるとのことで安泰。わたしは応援ボランティアとして食べて飲んでアート鑑賞するぞ!。

もしこの期間、ミラノにいらっしゃる、ご興味あるというかたは、ぜひぜひ! どうぞご一報ください。詳細をお報せいたします。

ちょっとおまけ情報1 *ひとつの赤い土鍋からの出会い*

DRYandPEACE主宰のサカイ優佳子さんとの出会い。
数年前になるが、ご多忙きわまるサカイさんが、銀座の個展会場にうつわを見に来てくださったのがきっかけ。

そのとき彼女がご購入下さった赤い土鍋は、以後、彼女の家でプライベートはもちろん、彼女の仕事(撮影や料理教室など)で大活躍させていただいている。そして、今回ついにはミラノにもお呼ばれしたといういきさつ。
実はイタリアで別件の予定があり、1年前からイタリア行きが決定していた。サカイさんから打診があったとき「その頃ミラノにいますよ」と即答をしたのが自分でも珍妙だった。

グラッツィエ。

ちょっとおまけ情報2 *作品の運輸手段について*

今回の旅する土鍋は、大鍋だけでなくミニ土鍋もいっしょに旅するため運輸手段に頭を悩ませている。前回は、大土鍋を手荷物に、その他を受託荷物(破損確率かなり高い)2個で。
今回はもう少し体積と重量がかさむので、民間運輸会社で輸出入の手段を取ろうかと数か月前から見積もりを取っているが、た、た、高い。ただ作品がまだ焼けていない。やはりギリギリに良いのは「鮮度」だけで、「安全」にはほどとおくなるばかりだ。

もし、なにか良案があったら是非ともご教授いただきたい。

⇒その後すぐに「イタリアに帰国するので手荷物で持ちましょうか」という涙の出るような心温まるご連絡あり。イベントで使用する「ぐいのみ」が第一弾荷物として、一足先に旅立ちました。本当にありがとうございます。残りは土鍋類です。大物や重さある作品です。
 
グラッツィエ。

ちょっとおまけ情報3 *DRYandPEACEさんのクラウドファンディング*

イベントに際し、DRYandPEACEさんがクラウドファンディグを立ち上げています。残りあと2週間。(08/14現在) 基金は、アーティスト工藤あゆみさんの作品制作費、会場運営費、試食会開催費などの経費に充てられるとのこと。わたしも、楽しいおまけつきの支援をちょこんとさせていただいた。たのしみ。

グラッツィエ。


昨年の「旅する土鍋を報告する展覧会」2014.07 @CASA gallery
昨年の「旅する土鍋を報告する展覧会」2014.07 @CASA gallery
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2015年

7月

25日

20年ぶりの再会 -アントネッロのお料理教室-

20年ぶりの再会

20年ほど前にフィレンツェの語学学校で出会った学友。
彼女の機敏な行動、よどみないイタリア語、美術史に精通している姿。お若いのに当時からすばらしいなぁと感心していた。その後、互いに学校を出て、音信不通であったけれど、20年ぶりに好機到来。

一時期帰国なさっている彼女。奥村千穂さん。⇒フィレンツェ田舎生活便り
料理人&木工職人であるご主人アントネッロさんのお料理教室に参加することができた。

トマトのオーブン焼き
トマトのオーブン焼き

一瞬でイタリアに戻れる香り

2種のパスタ料理、2種のオーブン料理を、参加者たちと楽しくつくり、皆さんでしっかり一人前ずついただいた。「同じ釜の飯」をいただくと、なんだか話も弾む。

最後はお決まりのエスプレッソとアーモンド入りのカントゥッチ(ビスコッティ)。
12人杯用の大きなマキネッタ(直火にかけるエスプレッソポット)で淹れてくださったカフェの味は一瞬でイタリアに戻れる香りだった。

ファンタレニャーメのキッチン雑貨

今回の私の参加を絶対にさせたのは、木工家具職人でもあるアントネッロさんのキッチン雑貨が実際に手に取れるということだった。器をつくる仕事するにあたり、器周辺の小物(カトラリーやクロスなど)には大変興味があり、お料理+木工キッチンツールのお土産つきなんて飛び上るほど嬉しかった。

アントネッロさんの工房 FANTALEGNAME(ファンタレニャーメ)のサイト


彼の制作ポリシーは、住んでいるフィレンツェの田舎にて、目の前に広がる景色の中にある素材を使うこと。広くてシンプルで使いやすそうな工房にはため息が出た。自分の狭小作業スペースを(もはや工房とは言えない狭さ)思わず嘆きそうになるが、「ココハ東京TOKYOトキオ…」とYMOのようにとなえる。

木の器(アカシア) 

木の器と半磁土のプレートtamamiazuma

木材のセレクトから、ひとつひとつ手で彫り、削り、磨き、愛情がたっぷり入っている手工芸は愛おしい。おたまじゃくしのしっぽのような部分を手に握ったときのフィット感と丸みの深さがたまらない。アントネッロさんご自身が欲しくて考案した器だそうで、ご家族の生活の中で、優れた使い方がなされているからこそ美しい。

おつまみ・アクセサリー入れはもちろんのこと、ソースを和えたパスタを「ひねくれ者のフォーク」クルクルと巻き取り、この器ですくい取る。もうふた巻きくらいクルクルとやりながら各自のお皿にパコッとパスタを置く。ソースが跳ねない!パスタが乱れ落ちない!着地が美しく感動!2枚目の写真のように、ワンプレート風にちょこんとパスタやサラダを入れても!

その夜また再現!(木の器を使いたくって!)

お料理教室のメニューを話すと、我が家の食欲旺盛な青年が「無性に食べたくなった!」というので、夜も同じメニュー(ラッキーなことに我が家に食材が揃っていた2品)をつくった。

お料理教室に参加した特権だと思うので、ここに詳細レシピはあえて掲載しませんがご了承くださいね。その代わりアントネッロさんのレシピ本チェック!

(左)spaghetti con zucchine, panna e zafferano   
サフラン風味、生クリームとズッキーニのスパゲッティ 半磁土の器・白化粧 tamamiazuma.com
※木のボウルでクルクルと盛り付けた図!!

(右)melanzane ripiene alla brindisina
ブリンディシ風 ナスの詰め物 耐熱土の器:tamamiazuma.com

2015年

7月

12日

森の中のギャラリーへ

モバイルでご覧のみなさま:画面下のPC版で表示をご推奨します。

夏のさいしょの日

繁忙な日々をすごした数か月間。
気がついたら春がおわり、夏がきていた。

夏の第一日目のような梅雨の晴れ間。
蓼科にある森のギャラリーを日帰りで訪れた。

車窓から
車窓から

現在は、大好きな作家こよみ丸の「絵ものがたる」作品展!

9月4日からこちらでお披露目となる
陶のおめん作品とドローイング作品のPR写真を持って。
(展覧会まであと1ヶ月半。少しずつ展示作品についてご紹介していく予定) ⇒スケジュールなど


それよりも今回は!
この日は、私の大好きな作家こよみ丸の
「絵ものがたる vol.6」の初日。
これにバッチリ合わせてやってきたのだ。

fuwarin KOYOMIMARU (DMより)
fuwarin KOYOMIMARU (DMより)

絵ものがたるvol.6 「toitoiの森」 こよみ丸展
2015.7.10-8.30 (※鑑賞可能な日は下記参照)


Gallery 忘我亭
茅野市北山蓼科 5522-459
(諏訪ICまたは茅野駅より メルヘン街道沿いの森の中)


OPEN(鑑賞できる日):
7.23までは金土日祭日 12:00-17:00
7.24からは無休 12:00-17:00

森の中のオーベルジュギャラリー


一日一組の森の中のオーベルジュギャラリー。

もちろんギャラリー鑑賞のみも可能だし、
ギャラリー鑑賞+お食事(ご予約)なんてすてきなハーフDAYも。

この日は、夏のデジュネを堪能させていただいた。
お食事は、憧れる作家の作品でいただける。
シェフからの説明は料理とワインと器。

写真の前菜の絵皿は、以前から大ファンである
ラファエル・ナバス作、 ガラスの器は高橋禎彦作。

ひとくちごはん!
ひとくちごはん!

複数回コースをいただいているが、メニューはすべて異なる。
毎回唸っていたが、今回の唸りは、 森に響き渡るかのごとく澄みきっていた。

メインのお魚料理とお肉料理のあいだに、ひとくちのごはんが出てきたり… コースの展開にもやられます!今回のメニューはどれも絶品中のゼッピンだった。
  
   

 シェフ&マダムのお料理へのこだわり ⇒★ 

9月はこちらのギャラリーで、我妻珠美 陶のおめんちゃんとドローイングを出展!

写真:新作「UN BACCIONE/おっきなキスを!」(ceramic) ※ギャラリーでお試しできます!

2015.09.04金-09.27日
我妻珠美(陶)×平林義男 展
 
昨年の忘我亭「着想は眠らない展」にて大活躍。
ウィットとエスプリに満ちたセカンドバージョン。
画家の平林義男さんにも空間のお手伝いを
お願いしました。(忘我亭コメントより)
   

写真: 新作「イヌになりたかった」
(drawing:water-base paint on paper-bag) tamamiazuma


  

レストランとギャラリーを兼ねたスペースですので、作家の常時在廊はありません。
その代り、こちらのおいしいお食事をつくってくださるシェフとマダムは、
なんと!アートキュレータでありアーティスト!
わたくし作家自身以上のご説明で作品をご案内してくださいます!

  
我妻珠美の在廊は、9月最終週末を予定しております。
新宿から直通バスや、茅野までの特急電車がございます。
作家からのご説明やお食事&プチトリップご一緒できれば、
それも楽しそうなどと考案中です。



2015年

6月

15日

こどもプロジェクト今年も!-たねさんプロジェクト-

分かり合おうという前に。

昨年にひきつづき、今年も発達性ディスレクシアの子どもたちとアートプロジェクトを行うためのミーティング。
NPO法人を主宰し、たくさんの子どもを支援している言語聴覚士の先生をはじめ、ママスタッフ、専門スタッフ、学生スタッフなど大勢とタッグを組んで臨む。

ミーティングを行うたび、先生がママスタッフとの食事会まで開いてくださり、ゲラゲラ笑いながら交流の時間を設けてくださる。子どもの「得意」や「苦手」を気負いなく話してくださるので、大きな学びになっている。

実は、新プロジェクトプランをスケッチブックに準備していったのだが、ある子どもから「お金を2回はらったらタネさん2個できますか?」とか、その他からも「タネさん楽しみ!」という声があったようだし、学生スタッフさんもあの時のタネさんを自分のカバンにつけてくれていたりと、思わず涙が出てしまうほど嬉しい話を聞いたので、それならば!と、新プランは開くこともないまま、タネさんプロジェクトの再びということになった。


「発達性ディスレクシアって いったいどんなこと?」(NPO法人発達サポートネット バオバブの樹より)

1枚の紙で自由に練習しよう。失敗したって紙なんだから!
のぞきこむと、練習の紙には文字も絵もかいてあり、ここに「苦手」より「好き」が現れていると感じて嬉しかった。

誰だって苦手にトライする時ってドキドキするし、イヤだなと思う。ワークショップにありがちなことだが、「さあ!みんなでやりましょう!」と、いきなりワイワイやられても私はひいてしまうタイプだ。得意な人はいいけどね、やっぱり苦手だったらイヤになる。私だったら、紙一枚でもプライベートなエリアと時間が欲しいと思ったのだ。
 
この「練習」という考え方に付随して、ママスタッフからの提案で「練習タネさん」も配られた。即効性の第一筆目に勢いがあり良しとする場合もあるが、緊張が感じられる線になってしまうことだってある。これはどちらが好みか個性を尊重したい。何よりも安心感を優先したい。誰にだって嬉しかったりする。

アートは国、年齢、障がいの有無を超えるのだから。

国、年齢、障がいの有無などにより、私が想う(行いたい)「アートワークショップ」の概念は変わらない。
みんな一緒にワイワイが「アートワークショップ」という風潮があるが、本意には工房という意味があり、個人のスキルを見つめるチャンスなのだ。複数が同じ工房(場所)に集まり、個人のスキルを披露したり、関連することで話しをしたり、そうしてものづくりの価値を広げる。本来の意味を意識すれば、ボーダレスなのだ。

 個人の得意を強化するものは「スペシャリティワーク」であり、別なものだと思っている。
近ごろのこどもワークショップの中には、どうも合点いかないものがあったので、それはなぜなのか自分で明確にさせたかった。それを少しずつ分からせてくれているのが、このNPO団体との出会いだった。

「みんな」という相対的な見方でなく、「あなた」という絶対的な見方をし、「あなた」が「みんな」と交わった時に、個性同士が仲良くできるのかできないのかの体験だと思う。本来個性なんかぶつかりあいで、仲良くできやしない。みんなでこんな大きなものつくれたね、すごいね!ではないと思っている。大きなものを一緒につくっても、「あなた」という部分を見つめてあげて欲しい。「あなた」が「みんな」を支え「みんな」も「あなた」を支えたというう考え方で、アートピースが成り立っていると、個性の強い子にはこっそり耳元で伝えてあげて欲しい。

 

「知ること」から始めよう。

我が子の通う学園は、幼~高まで「共に生きる」という学園方針を掲げており、3歳からこの中にいる我が子は、対象の保 護者や先生から、分かりやすい言葉でその子の「苦手」や「個性」を説明してくれる。ゆえに一般社会のそれとは比較できないほど「障がい」という括りの意識 が薄い。小学生になると「ある神経が働くのをさぼっている」とか「苦手」という理解、中高生になると「個性」という言葉を自己で確立し、共に生きる意味を 知り、時にはその辛さも知るようになる。


ただただ「分かり合おう!」などと巷はいうけれど、あれは無責任すぎる。「なにを?」「どうやって?」「こちらだけが分かればいいの?」…そうではない。きちんと専門的な先生や、本人から、その「個性」「特徴」「苦手」などを知ることから始まり、
ぼくの「苦手」やわたしの「苦手」と同じ枠で語れる社会になって欲しいと願う。

もちろんディスレクシアだけでなく、あらゆる障がいといわれる「個性」や「苦手」を、大人だけでなく子どもたち同士で深く知り合わなくては、住みやすい社会には変わっていかないだろう。

「苦手」を語りあえる時代に。

「苦手」の意味、考え方を革める必要もある。
その意味を納得してこそ「共に生きる」に行きつくのだと思う。

いただいた会報誌をよんで感涙した。
自らディスレクシアと歩み生きる筆者の言葉には、生きるものとしての基本形成がくっきりと見えるのだ。なぜこんなにも理解しやすい言葉の羅列ができるのだろうか。それに対する感涙。決して、かわいそうという感情ではないことを強調したい。




なぜ私たちには「苦手」を語り合う文化が少ないのだろうか。
わたしの子どもワークショップは、「がんばって得意を探す」とか、「がんばって苦手を克服する」ものにしたくない。早教育やエリート教育の反対をいきたい理由はここにある。「ほら得意よねこれ!」「ほら元気よくね!」とか「ほらみんなで!」みたいに、お節介に大人が宝物を先に探してしまうような時間にはしたくない。

彼らの悩む「苦」が、「少し楽」というレベルに上がるくらいの自由な時間であればと、願う。
必要であれば大人や仲間をきっかけに、彼らの旨味を少しだけこぼして欲しい。
それが本来の子どもワークショップなのではないか。

虹の子

初夢で大きなおおきな虹の夢をみた。
その後、春に行ったこの団体の子どもワークショップ終了後、湘南の海をおおきくまたぐ虹をみた。みんなで海の虹をみた。皆の顔がすがすがしかった。自分の「苦手」を光源に照らすことで、虹という人を仰がせるような現象がつくり出せるのかもしれない。虹をみながらそう思った。




この時、ある決心がうまれた。もっと理解したい。

何年先になってもいいから、共に生きる子どもワークショップができたらいいな。
無理やり体裁だけで行い「苦手」や「個性」をつぶしてしまう危険は絶対に避けたい。
子どもワークショップといっても、まだまだどこかに隔たりを感じる。
わたしの悶々としていた理由はここにあったのだ。

ディスレクシアの存在はもちろん、発達障がい全般の苦手や得意をもっと知りあって、「学び」を守ってもらえるような学校、社会になることを願っている。未来をつくるのは今の子どもたちなのだから、今の子どもたちから積極的に理解を深めて行ってほしい。もっと知りあって海に虹をかけようよ!

(次回のワークショップは7月末)

2015年

6月

05日

Wダイコンサラダ ヨーグルトソース

土鍋(ミニ・ミニミニ)/tamamiazuma.com
土鍋(ミニ・ミニミニ)/tamamiazuma.com

Wダイコンサラダ ヨーグルトソース

大根 × 切り干し大根
ホタテもツナもない時に色味的に似ているから思いついたサラダ。
マヨネーズも控えたく、和えるソースはヨーグルト+オリーブオイル(塩味)。
そこに干し大根を入れて20~30分くらい放置して。
いただきますの前に生の大根と和える。
 
 
あまりの邪道っぷりと乏しさっぷりに、
我が家の日常のサラダについては声を潜めていたところ…。
 このたびDRY&PEACEさんが、ヨーグルトで戻す乾物について、
健康効果についてもしっかり調べ、乾物を魅せるレシピを発表。
急激に胸をはって我が家のWダイコンサラダを
ご紹介することができる日がきて、これ幸い。


 
DRY&PEACEさんの乾物ヨーグルト戻しレシピは必見。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20150528/206861/?P=1&ST=health

Il daikon crudo può essere servito anche in insalata.
La radice di daikon esiste anche nella versione secca, acquistabile in erboristeria. In questo caso, prima di usarla, bisogna metterla a bagno (di solito si usa il daikon secco sotto l'aqcua, ma questo caso sotto yogurt).....che meraviglia! ma scusate lo scritto in giapponese.
 
DAIKON :
http://it.wikipedia.org/wiki/Raphanus_sativus_var._longipinnatus

 

2015年

5月

29日

秋の作品展にむけて  日日是面面

スマートフォンご利用時も画面下の「PC版で表示」ご推奨!

日日 つくる 「いちにちいち面」

▲ゆるめたり、あそんだり!

近視眼的になりがちな制作の日日。

物や心を「視る」には、ゆるめてあそんで調整しよう。




▲正直になる!

どんな気分でも「いちにちいち面」つくる。
その日の気分でつくろう。
成形直後のお面を、インスタント的に撮る。
カッコよく撮らない。
「ににちいち面」や「おやすみご面」という
ゆるい枠もつくっておこう。

#0519 smoking mask (着色・焼成前)
#0519 smoking mask (着色・焼成前)

日日 たのしむ試練!「わからないご面」

▲あえてやってみよう!

ふだん完成前の撮影はしない。
削り、着色、焼成あってこその芸であり、
完成で用を成す作品だし、
儚さゆえ、完成に至らず哀しい想いもする。

今回は、あえて、わからないから愉しんでみよう!
ヒビ割れ、色の意外性など試練すべてを愉もう!




▲わからないご面!

神がかったものとして、
あらゆる民族が大切にしてきたお面。
お面をかぶり自然と一体化し、精霊となる。
プリミティブさとは、超越した世界とは、
緊張と弛緩をくりかえす世界なのかもしれない。

神のみぞ知る。
とにかく、わからないご面!

#0524 鼻の下を伸ばしているサルは知っている(着色・焼成前) ※色は写真加工
#0524 鼻の下を伸ばしているサルは知っている(着色・焼成前) ※色は写真加工

EXHIBITION INFOMATION 

昨秋「着想は眠らない展」にて、陶の「おめんちゃん」は、光栄にもアート賞をいただき、この秋ギャラリー忘我亭で展覧会の枠をもうけていただくという運びとなった。


件の展では1つの「おめんちゃん」をかぶりまわしていたが、今回は土の種類やデザインも様々に。(写真:おめんちゃんスタイルブック)


【詳細プラン】⇒ PLAN for mask-art



 「我妻珠美と平林義男 作品展」 2015.9.4〜9.27 

  ギャラリー忘我亭(蓼科) ⇒★   詳細⇒

 
ギャラリーの壁を一緒に飾っていただくのは平林義男氏。
大先輩におつきあいいただく喜びここにあり。

 


2015年

5月

26日

PLAN  for mask-art

こちらはブログ本文の関連資料です。⇒BLOG 「日日是面面」

⇒(関連ブログ)
「初秋の作品展にむけて」

2015年

5月

19日

今月のアート鑑賞2 -片岡球子 展‐

「生誕110年 片岡球子 展」

100THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART TOKYO

生き様

彼女の生き様に、思いのほか胸を打たれてしまった。
ドスンという音が胸から腹に落ちた。
迫力ある色と線にただやられたのではない。

 


生き様だ。

つみきピッコロ casetta di ceramica  COCCIORINO di tamamiazuma.com
つみきピッコロ casetta di ceramica COCCIORINO di tamamiazuma.com

ゲテモノと本物と超越と

若年期の絵もよいが、
50過ぎて美術教師を辞めた頃。
「ゲテモノの絵」と悪評を
ささやかれてからというものの、
何か吹っ切れた感が、

彼女の魅力を倍増している感じだった。

齢80少し前、裸婦画シリーズを手掛ける。
その絵のどれもが、年齢を感じさせない。
逆に、高齢期の作品のほうがどこか若さを感じるほど。

ふっきれた力強い線は、
肩のチカラが抜けた艶かしい曲線に。
その曲線は女々しくない。

年齢だけでない。
性別をも超えた作品は、
生き様を映し出すのだと思った。

ぶるるとした。

解説のなかで、日本画の巨匠 小林古径は
「ゲテモノと本物は、紙一重の差」と球子に言ったそうだ。

ぶるるとした理由は、そこにあるのかもしれない。

東京の国立近代美術館では会期満了したが、
次いで6.12-7.26(愛知県美術館)巡回展が行われるようだ。
  
(2015.03 「生誕110年 片岡球子 展 国立近代美術館)

ちなみにこの写真は…。
性別を超越したギリシア彫刻。
上半身女性、下半身男性。

超越。

写真:『眠れるヘルマプロディートス』ギリシャ彫刻(複製) ウフィッツ美術館にて撮影 2015.03.

2015年

5月

18日

今月のアート鑑賞1-愛される民藝のかたち展-

5月の鑑賞いくつかの中から、順にピックアップして記録。
この季節は、工房仕事もはかどる最高な季節なのだが、
一方でいろいろなギャラリーや美術館を訪ね、
夕方の風をふわふわあびるのも好き。

なんだか制作に集中できない。
春も、玉の瑕(たまにきず)。

「愛される民藝のかたち」展

日本民藝館 http://www.mingeikan.or.jp/events/

「民藝」。言葉のとおり庶民的な工であるが、
なぜだろうか、しゃっちょこばった気持ちで臨んでしまうとも聞く。
深澤直人が監修をつとめるようになってから、
そこを、こちょこちょくすぐっているような気がするので、
改めてちょっと覗いてみようかと思った。

ミニ土鍋でごはんを炊きながら、考えるそんなこと

ミニ土鍋  tegame piccolo in terracotta by Cocciorino
ミニ土鍋 tegame piccolo in terracotta by Cocciorino

能動的に愛したくなる作品

蒐集品から"人を拒絶しない愛くるしさが滲み出ている”と深澤氏はいう。
あえて言葉にすれば「かわいい」であり、「厳しさの美」に対して「おおらかな美」であると表現しつつ、「Cherish/チェリッシュ」という能動的意味を持つ単語も挙げている。

幼いころから知っているデュオ歌手グループの名前でもあり、響きもよろしく。
「人が動物や物を愛する」という意味をあらためてかみしめると、ますます好きになる言葉だ。



能動的に愛したくなる作品。
八方に愛される「愛」でなくてもいい。
しかしながら、この能動的愛され方はすてきだ。
ますますチェリッシュな作品を生み出したいと思った。
 
 
 
薫風ふく夕方に。
Cherish!


(2015.5  「愛される民藝のかたち」所感 THE JAPAN FOLK CRAFTS MUSEUM)

2015年

3月

16日

旅日記3

朱に交われば赤くなる

今日も、きっとむふふなことが起こるだろう。
この国は「きょう3つのことがしたい」と期待すると、1つのことしかできない。「1つもできないかもな〜」と気楽に思うと、やっぱりそうだよねと思うし、1つか2つできると「やったじゃないか!」と儲けた気分になる。でも、やっぱり3つ、4つのことはなかなかできないし、やれそうと欲張りそうになっても、この国の人以上のことをしようと思うのはやめておいて、この国の人のようにお茶を飲んだり、一杯食前酒でもひっかけたほうが、言葉では説明できないけど、なんかお得だ。


相手が「まったくだよ〜しかたないガマンするしかないね」と言えば「だね〜」というしかない。「でもさ」と奮起して顔色を変えてもいいことなんてない。それは、自己主張や意見とは違うのだ。文化とはそういうものだ。

朱に交われば赤くなる
Chi va con lo zoppo impara a zoppicare

ケータイSIMカード更新するため、月曜朝一番でVodafone Shopに行く(日曜定休:不便)。順番チケット取って呼ばれるのを待ち、いざ順番になって要件を話したら、イタリア国内Vodafone全店舗のサーバーがダウンしていると強気で告げられた。従ってSIMはもちろん本日は全事務処理ならび電話機購入もできないというこという。本日改善の見込みはない。明日の予定も誰も確定できないと。えっえっ〜!ほら、きた。


こんなこと日本で起こったら、ツイッターで大騒ぎ、ネットやニュースで謝罪文が出て、店頭では頭をさげる店員さんがかわいそうに雨に濡れるのだろう。Vodafone Italiaの店頭、昨日のストの鉄道駅でも、一切頭を下げて苦情に対応するスタッフというのは一切見当たらない国なのだ。

だからといって日本の対応もどうなのかな?と、こんなときふと思う。
過度に迎合するから、あんたが悪い!と、お客側も調子に乗りすぎる。
日本のあれもどうかね?と、考えたり。



「はい、わかりました、がまんするわ」「また来るわ」
そう言い残すと、「OK!また会おう!」だもんね。


そちらが赤いなら、こちらもピンクくらいで対応するほうが気が楽だ。

2015年

3月

15日

旅日記2

郷に入れば郷に従え

早くも1日目で、少年に大切なことが教えられる境遇が舞い込んできた。
「郷に入れば郷に従え」。



When in Rome, do as the Romans do.
ローマにいるならローマ人のするように。


Paese che vai, usanza che trovi.
他国に行ったなら異なる習慣が。

車窓より:天候とストライキの関係かこんなに空いている線路風景も貴重。

ミラノの朝はショーペロ(ストライキ)の試練から始まった。
結果もろもろのラッキーが重なって無事フィレンツエに到着。



在伊時代ショーペロ慣れしたと思っていたが、いざ被るとあたふたするのは否めない。情報の少なさも相変わらずだ。ただネットがなかった時代にくらべ、公的なインフォメーションは入手でき「本当かなあ」の部分が白黒はっきりするようになっただけいいじゃないか。

生活にももちろん支障はあるが、交通機関や宿泊先に先行投資している旅の最中に遭遇すると、ただでさえ予定が狂う国なのに、それに増してお手上げだ。この手の悪事についても、なぜ起こっているのかその国の政治的背景を鑑み、受け入れるしかない。自体を飲み込んだら、いかに笑える方向もっていくか。その作戦のため、お茶でもしようと思える時間の余裕がこの国では必要なのだ。

電光掲示板に「キャンセルか否か」出るまでのあいだ、我らはカプチーノとブリオッシュとしぼりたてオレンジジュースの朝ごはんでおいしく過ごした。ショーペロという渋い言葉を浴びた後だったからこそ、なんて美味しいのだろうと対照的な気分になれた。満腹になってからみた電光掲示板には「Binario(番線)」表示が出ていた。よっしゃ!ラッキー!この列車は定刻で走るということだ。

Ponte a Santa Trinita(Firenze)  美しい雨あがりの夕方。在住時代、毎日渡った思い出の橋。

La Chiesa di Santo Spirito(Firenze)この教会の裏手に棲家があり鐘の音や賛美歌を聴いていた。

2015年

3月

14日

旅日記 1

生きている限り望みあり

思えば一人旅ばかりだったが、
第二の故郷イタリアに家族を連れて旅をする。

半分は決めて、半分は決めていかない旅。
道は決まっていないってことを考える旅だから。
道をつくるってどういうことだろう。


Finché c'è vita c'è speranza
生きている限り望みあり


(2015.3)

2015年

3月

11日

だからこそ、一入。

一入

長らくお待たせしたオーダー品。
理想的な発色で窯から出てきた。
実は、なんどもなんども、納得いくまで作り直させていただいた。

だからこそ、一入。
(オーダー品は大物以外は1つに対して2~3つ制作する)

土鍋大 Cocciorino
土鍋大 Cocciorino

無常

決して同じものはできない作品。無常。
気に入っていただき、その上、この作品に関しては、
画と配色、ほとんどをお任せでオーダーいただけたことを、

心から嬉しく思う。気を長く、待ってくださり感謝。



抽象画を描いていくような。
そのモデルは、イタリアの街でよく見かける
塗装を何重にも塗りつぶした壁。
イタリアに7年暮らすだけでは生やせなかった私の根っこ。
この壁に根っこを視たような気がした。

ありがとう。




(2015.3.11  4年目の祈りの日に)

ボローニャ
ボローニャ

2015年

3月

09日

後姿見ゆるときに

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(醤油さし線刻/半磁器 うつわCocciorino)

 


緊張感いっぱいの中で、とにかく肉体と精神を集中する。
レコードの溝を地道に進むかのごとく。
時には、壊れたレコードのように、
くるくる同じフレーズを流しつづけ回り続ける。

 



量産品と作家物の価格議論たるものナンセンス。

後姿に、制作者の精神状態が映し出される。
お客様の中には、作品が生まれるまでの物語を楽しんでくださったり、
作品に見えかくれする喜び、切なさまで読みとってくださったり。
そんなとき、感無量である。



2014年度オーダー分の窯たきも最終章。
無理だろうと思っていたことを乗り越える。
生きている限り、節目が定期的にやってくる。

じわりじわり。筋肉の弛緩は、春の訪れに少し似ている。

 



(2015.3.9 忙殺の中で)

2015年

3月

06日

白梅への想い

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(写真: 白梅とぐいのみ うつわCocciorino)

庭にはひょろりとした白梅の木がある。
少年の生誕祝いに、住まう区域の行政から贈られた。

いつからだったか、実を結ぶようになった。

今年は、親友(プロ)に、庭のメンテナンスをお願いしたので、梅の木もバッサリ剪定。

「今年は花芽をつけないかもれないけど」と言っていたが、一部の枝はポツポツ花を咲かせた。
剪定後に生命力を発揮した花たちは、群れでない分、一輪一輪が堂々としっかりしていた。

少年から青年に変わろうとしている彼を、凛とした白梅に重ねあわせた。
そして、窯から出たてホヤホヤのぐいのみの誕生に、白梅一枝を贈った。




(2015.3.6 白梅)

※ガーデンメンテナンスをお願いしているお店 SOW atelier

2015年

3月

04日

焼く土、陶芸 「五味謙二展」

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陶芸展2つへ

昨日から夜通し焚いた窯を消した。
週一の学び舎の帰り、春めいた渋谷のギャラリーへ。
時折ふらりと出向くギャラリーの一つ。
陶芸展を2つ鑑賞。

五味謙二展 -焼く土、陶芸。-
8/ART GALLERY /TOMIO KOYAMA GALLERY



※作家紹介の文面に「地球のカケラのような作品が生まれました」とあり、わ!と驚いた。なんと私の工房コンセプト(ミラノの師匠の工房名からもらった)の基盤であるワードである。すぐにキラッと目が光る!彼の土の作品はたしかに「地球のカケラ」だ。自分のはあまりに小物すぎて、なんだかちょっぴり不似合いさを急に感じたりして、久しぶりに自分らしくもなく、ちょっと落ち込んだり。しかし、COCCIORINO(コッチョリーノ)という名前の意味こそ、「かけら」なんだ。

そうだこのまま自信をもって進むのだ!と再確信したところ。
HOMEのWhat's Cocciorinoというところを読んでね。

「土」が名詞化されて主役になる

若々しいパワーと、渋い土のうなりが響きあう展だった。
炭化焼成の黒と藁がもたらす青は、品良く、粗野な素材をまじめにさせる。



渋谷の高層にあるギャラリー。いつも作品にノックアウトされた後は、必ず決まった場所に出向いて渋谷を上から見下ろすのが大好き。この景色もあと数年でさようなら。

地球全体を人間がデザインしている。
土というマテリアル、木というマテリアルを借り、水というマテリアルを消費する。

五味謙二さんは言う。「土を焼く」というより、あえて「焼く土」という表現する。
なるほど「焼く土」という方が、優しいようなきがしてきた。同じ土を触る者として、私なりの解釈だが、「土」を目的語とするより、「土」を名詞化して主役にする。土、地球に対する感謝の念が、より一層強まるようなきがしてきた。

 

 


(2015.3.4  「五味謙二展」 所感)

MEGALOPOLIS SHIBUYA
MEGALOPOLIS SHIBUYA

手の感触と改心

五味謙二さんは、パワーのある土の塊をつくる作家として存じていた作家。
昨春は、蓼科の「ギャラリー忘我亭」のオーナー高山氏のご紹介で、茅野市民ギャラリーでご本人にお会いすることもできた。

茅野まで向かったその日は、窯たきで徹夜明けだった。窯の調子が悪く落ち込んでいた私を、同業者として励ましてくれたりしながら、本当に窯や土は生き物だという話をした。

「ふた、モノ。」シリーズの、「ふた」を開けてみせてくれたり、触らせてもらった。とても渋いその感触に、こりゃ大して大きくもない自分の窯の不調に落ち込んでいる場合じゃないわっと、思ったことを覚えている。手の感触と改心。前向きになる要素であった。感謝。

 

 


「カタチヅクル」 陶・鉄・画による3人展(2014.3月) 
五味謙二(陶)五味千秋(鉄)こよみ丸(画)陶・鉄・画による3人展





2015年

3月

03日

精進。

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お麩は、豆腐などにならび、
肉食を口にしない禅僧にとってのタンパク源。

現在、制作進行の関係で、怒涛の日々を送っている。
食事をつくるのもままならない中、しかしこんな時こそ!

精進。

山梨の農家から送られてきた立派な聖護院大根をことことと煮た。
あんかけが冷めないうちに、京都のお麩をふんわり揚げてのせた。

とつぜん春が!

2015年

2月

23日

ノームの子どもたち

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ツルツルになるまで!

この春で、レイモンド保育園の「タネさん(陶)」たち(ここではノームのこどもという愛称)は3歳になる。

保育園では、子どもたちと、保育士さんが、CCD平井氏(チャイルド・コミュニケーション・デザイナー)とともに「ノームとノームのこども」という名前で数々のものがたりをつくってくださっている。

詳細:こどもプロジェクト



Skypeミーティングで、CCD平井氏が「ノームのこどもが、ツルツルになってきてね」とおっしゃった。そのとたん、感動で、不覚にもSkype画面前だというのに、熱い涙があふれてきた。

ツルツルになるくらいまで触ってくれている証拠。なんとも嬉しい。

ノームのこども(タネさん)に命をふきこんでいるところ!
ノームのこども(タネさん)に命をふきこんでいるところ!
ツルツルになった子
ツルツルになった子

追記!

レイモンド保育園から、そのツルツルになったノームの子どもの写真が送られたきた。
その姿は、少し黒光りに近づいているような、子どもたちの出汁が染み込んでいるような、とてもおいしそうな作品に育っていることがわかる。

加えて嬉しかったのは、割れ方の実証。(写真参照)
同じ割れ方を、ミラノの子どもに描いてもらったときに1度見たことがある。
保育の現場でみていて、子どもたちは何十回も落とす。これは予測の限りであり、破損に耐えうる形や実験をした上。土塊であるため、細かく割れることは少ない。割れるならパカンと割れるか、予測の通りとんがった部分が欠ける。欠けた部分については、手を切ったりするので気をつけなければならない。現場でワークショップをするときは、必ずこの「われるもの」「儚いもの」についても、子どもたちに伝えている。

触って伝わる・伝える

この作品は、意味なくも、ボーっと触ってほしいものであるから、最も重視したのは「触り心地」。


土の温かさが手につたわり、手の温度が土につたわる。
土の水分が手につたわり、手の水分が土につたわる。

ぬくもりの循環。これこそ素材の魅力を感じる瞬間。

やさしいヤスリ

「あなたたちの手は"やさしいヤスリ"なんですよ」と、やさしく褒めてあげたい。
ヤスリの語源である「弥磨(いやすり)」とは、ますます、すみずみまで、どこまでも磨くということ。

 


子どもアート!と躍起になっている時代、子どもの手があるだけで、それは魔法の手なんだと思う。

(写真:こどもたちの親ノームさん/陶 Cocciorino)

2015年

2月

17日

長皿の上のパテ・ド・カンパーニュ

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年度末にむけての納品が佳境。
オーダー制作の泥にまみれている。

どうせ仕事で徹夜しているのだから、
長時間オーブン料理「パテ・ド・カンパーニュ」。

ペッパーやナツメグ、ローリエやハーブ、
そしてブランデーの香りだけで酔いそう。

「おいしい器」と呼びつづけてきた理由

おいしかった伊生活時代より、「おいしい器」づくりをめざしていた。
それは、まだヨチヨチだった子どもの発言で決定づけられた。

「どんな花がいい?」
「おいしそうなのがいい」
「どんな服がいい?」
「おいしそうなのがいい」 

「どんなごはんがいい?」
「おいしいのがいい」

 
なるほど。

写真:イチゴミルク色の長手皿/半磁土 Cocciorino

シーソーみたいなアタマのタイソウ

「料理にあう器」を考え、「器にあう料理」を考える。
シーソーみたいな生活は、童心に戻るような心地よさ。

パテのような柔和な色のお料理は、お皿合わせがチト難しい。
白いお皿が無難である意味がそこにある。
どんなお料理も、器によって、味のイメージが変わる。

特にこのパテは、「カンパーニュ」と名がつくだけあって、ウッディ―な香り、ナチュラルなフォレストカラー、アウトドア―な自由さというイメージワードが出てくるので、そういう器を選びがち。もちろんそれはマッチングするだろう。そこを、ピッとある法則で一転させてみる。すると、ちょっと新しい器合わせができるだろう。お家にあるいつもの器づかいが一層楽しくなるかも。
 
近くにある「器の味」を想像してみて!

Bon appétit!

2015年

2月

14日

バレンタイン考 エレガント編

(写真 sweets & Cocciorinoのミニミニ土鍋 )
(写真 sweets & Cocciorinoのミニミニ土鍋 )

なんやかんやいっても、嬉しいのだ。
センスある贈り物は!

なぜ、わたしが喜んでいるのか!?まあいいや。

あれ?と思うくらいのプロポーションづれの物が好き。
このミニチュア感と真面目なエレガンスさがたまらない。

(写真 sweets & Cocciorinoのクルマ(陶) )
(写真 sweets & Cocciorinoのクルマ(陶) )

恋人たちの守護聖人「聖バレンティーノ」
発祥の地イタリアからの国際TVニュースは「本日はサン・バレンティーノの日ですが、新聞各紙の一面は戦争の記事です」という第一声で始まった。明るいラテンの国にも、地理的に迫りくる緊迫感、浮き足立たぬ直球が、遠い日本の私にもガツンと響いた。

そんな中でも番組では「きょうはサン・バレンティーノですが恋人となにか計画ある?」みたいな路上インタビューがあって、超イケメンたちが「NO,なんにも計画なんてないよ(笑顔)」「NO,あいにく恋人がいないんだよ、誰か~!(笑顔)」とか、すてきに年老いたカップルが「NO,べつになんにも(無表情)」と、これまた浮足立たぬ直球が心地よかった。
一方、町のよろずやに「なにかサン・バレンティーノにちなんだプレゼント用意してますか?」のインタビューに、イタリア人のおばちゃん店主が「NO,あるとしたらコレ(無表情)」と、メッキの聖バレンティーノ人形(東京タワーで売られているような)を出してきたり、おじちゃん店主が「YES,コレ!(満面の笑み)」と、ビニールにラッピングされた小さなチョコか飴の詰め合わせ(いたってシンプル)を自慢気に出してきた。日本の過剰な商戦を知る私たちには、そのパッケージングは20年くらい前の様相で、これまた浮足立たぬ店主たちの形相に安心したり。

(2014.2.14 今年のバレンタイン考)

2015年

2月

14日

バレンタイン考 スプーキー編

ティム・バートン

わたしから家族の男性陣への贈り物。

バレンタインのようなキラキライベントが好きでないわたしが、ただのハートを贈ると思う?

15の少年へ。
おじさんの家人へ。

ブラックユーモア好きな遺伝子は家人から少年に受け継がれたとみる。
だから、この本を贈る!

ハイエンドな青春を!

「チョコレート工場の~」や「ナイトメアー~」のティム・バートンがタダモノでないわけ。

彼が中高生時代から描いていた架空の化け物(落書き)。
大学時代には短編フィルム「オイスターボーイの憂鬱」をつくる。

15の少年には、セクシャルすぎるか?ブラックユーモアすぎるか?
いやいや。コメディカルな「ユーモア」&「セクシャル」。是非ともこっそり発見してもらいたい。
そんなハイエンドな青春もいいじゃない?

きな臭さい世界事情。
若者の未来と自由を悲観するのは寂しすぎる。
宗教観がからむ風刺画論議から、自由な失笑まで。
黒い笑いには幅があることを今のうちから認識して欲しい。


(2015.2.14)





「風刺」とは?
「ブラックジョーク」とは?
「ブラックユーモア」とは?

「オイスターボーイの憂鬱な死」

山本容子さんの99年のブックコラムを見つけた! →★(こちら)

2015年

2月

12日

欲していた熱量 ~Media Ambition Tokyo~

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Media Ambition Tokyo  *2015/2/11 WED- 2/15 SUN*

MAT Lab. 

出先から少し汗ばむような急ぎ足で、ビジュアルデザインスタジオ[WOW]と、クリエイティブプラットフォーム[SANDWICH]の共同オープンラボプロジェクトMAT Lab.に向かった。

共同オープンラボプロジェクトについて 現代美術家 名和晃平のインタビュー


向かった先は森美術館チケット売り場。
立体(3D)作品を観に行くのではない。
テクノロジーの動きを視に行くのでもない。

私が佇んだのは、突如チケット売り場を占領したオープンラボ。
コンセプトドリブンを感じる空間。
そのプラットホームに感じるものは、まさに、いま私が欲していた熱量。
クリエーションの思想を動かす力(熱量)のような。



「表現の先にある大望(Ambition)を見渡してもらう」という言葉が腑に落ちた。

そうだ遺伝子だ

クリエイティブのどこかに、毎日違和感を感じていた。
ガチャガチャ耳障りだったり、チカチカ目障りだったり。

 
 
彼らのプラットホームには、それがない。
控えめな主張が心地よい。

一例「カメ」。
モニターには完成を歩む「カメ」のデータが映る。
周辺にはヒントとなる物体やマテリアルが散らばる。
「カメ」(3Dプリンターで出力中)は、のそのそせっせと形を成す。
静かにコンセプトドリブンだけが一筋のデータとして「カメ」に確実に伝わっている!
距離ではない。そうだ遺伝子だ。

控えめだけど確実。
その熱量がホンモノであり気持ち良いと思った。

ブッラータチーズのような

(写真はプーリアのブッラータ。ナイフを入れて食してしまい崩れたの巻!)


テクノロジードリブン中心である社会は、どうしても主張をし合う。
ワンプレートに、あれやこれや、並べた料理はもういい。
暗い空間に佇みながら、ふと、イタリアのチーズ「ブッラータ」をポツンと乗せたような一皿が食べたいと思った。
ナイフを入れたら、なんだなんだ奥深いじゃないかと思わず言ってしまうような。中からじゅわーっと水牛のミルクが流れ出るような。

そして、控えめな主張、遺伝子という熱量ある器がつくりたいと思った。





おまけのはなし
※ブッラータとは →★
イタリア語学友の知人の店(東京で買えるブラータ) →★

2015年

2月

10日

春になった器 ~最初の桜~

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(写真:花器/磁土/色土) Cocciorino

『啓翁桜』

ごあいさつ代わりにちょうだいした、堅い蕾の枝花。
12月に切り取られ、山形の凛とした寒さのなかで休眠を済ませた枝々は、出荷にあわせて、夜は10℃、昼は20℃のハウスの中で温められ「春が来た!」と勘違いする。彼らは蕾をつけ出発を待つ。僕らの向かう先は春なのか?と勘違いしたまま東京にやってきたのだね。

2日経ってゆっくりと我が家でひらいた花はのびのびとしていた。
勘違いではないと思うよ、だいじょうぶ、春はもうそこ。
   
   
  
目下しょうゆさしなどのオーダー制作におぼれる日々。
工房には、こぼれた蕾の枝をしょうゆさしに挿して、春を咲かせてみようと思う。

(写真:しょうゆさし/半磁土) Cocciorino

2015年

2月

09日

そしてエスニックに

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パッタイ/大鉢/半磁土 tamamiazuma.com
パッタイ/大鉢/半磁土 tamamiazuma.com

タイ料理「パッタイ」。

センレク(米の麺)より、もやしや野菜を多めに。
パクチーはどっさり。いただく前にジュッとライムを絞る。

先日、イカと里芋の煮物でご紹介した大鉢に。
小枝を削ってつくったお箸を添えれば、器もエスニックに。

2015年

2月

08日

原点回帰

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アポの前、ギャラリーに寄り、塩で描かれたインスタレーション「たゆたう庭」を観た。塩も人間もいのちの原点は塩。  最終日には、作品を鑑賞者と壊し、海に塩を還すプロジェクトを行うそうだ。

原点を見つめる。しかし形は残らない。

 

ふり返るのと、原点を見つめるのは違う。形のない「原点」は頭上に。「原点」を見上げよう。
偶然にも自分の一日に関連づけられるコンセプチャルアートだった。 

『原点回帰』 山本基 展 POLA MUSEUM ANNEX 銀座 ~3月1日まで

生命の原点つながりで、惑星や生命の誕生を彷彿させる名和晃平の暗闇の泡インスタレーション『フォーム』を思い返したり。

2015年

2月

04日

立春大吉 -2

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毎年「立春」の日に、庭の沈丁花を撮る。
実にこの花は心づもりが長く、1~2か月前から蕾を侍している。

寒冬だ、暖冬だ、
人間は毎年騒ぐけれど花の心づもりは動じていない。

←(新しい)「原点回帰」    →(古い)「立春大吉1」

アーカイブス

2015年

2月

04日

立春大吉 -1

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煮物大鉢/半磁土 tamamiazuma.com
煮物大鉢/半磁土 tamamiazuma.com

山椒のの若芽「木の芽」をちょこんと。
烏賊と里芋の煮物。

半磁土の大鉢は、和食はもちろん、
サラダやパスタにも便利なアイテム。

現在、半磁土の器のオーダー制作に日々励む毎日。

2015年

2月

01日

テーブルウェアーフェスティバル2015

2015.2.1(Sun.)-9(Mon.) 会場TOKYO DOME CITY
http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/

テーブルコーディネート部門にエントリーされた友人桃井智世帆さんが、テーブルのセンターにCocciorinioの「旅する土鍋」と「ペンギンしょうゆさし」を使って下さった。2000人エントリーの中で入賞は上位10名。みごと佳作を受賞なさった。

外は寒い寒い雪の日。夜遅くまでかかった搬入・設営。コンテスト会場の50数組が一斉に設営する。ドームには大型トラックが何台も入り込み、メーカーブースではモデルルーム並みの小部屋をつくるドリルや釘打ちの音。ドームが熱気にみちあふれていた。

審査を終えた初日。エントリーされた友人はもちろんのこと、カメラマンの友人百井謙子さんと一緒にセレモニーと授賞式にも参加させていただいた。



※写真は設営時、ケータイで撮ったもの。後日、カメラマンさんのすてきな写真と差し替えます!


2015年

1月

31日

It depends on you あなた次第

"Whether you believe you can do a thing or not, you are right."  (Henry Ford)

あなたが「できる」と思おうと、「できない」と思おうと、どちらも正しい。
(良くも悪くもあなたの考えは常に正しい)

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(写真)アイルランドのオーガニックカフェのレストルームにてすてきなコトバ発見!(フォードの名言)

伊に暮らす中でよく言わた言葉「dipende da te」(あなた次第/it depends you)や、「se vuoi」(あなたがそうしたいなら/if you want to)。 なぜかそのたびドキッとしつつ、ピリリとしたからさを感じていた。

おそらく会話の中で、私自身が「どうかな?」「どうしようかな?」ビーム(本望ではないのだが)を出していたからだろう。本当に迷っている場合、または真剣に迷っていなくても、答えが決まっていても、柔和に会話を進めるための顔だったり感嘆詞だったり。グチグチ迷っているわけじゃない。ほんの瞬間的な曖昧の美徳。そんな文化の民。

(写真)これもレストルームの壁。読んでしまってなかなか出てこられない(笑)
(写真)これもレストルームの壁。読んでしまってなかなか出てこられない(笑)

「あなた次第!」なんて、究めれば正当な言葉なのに、このような小さな一粒がピリッと効く。「あなたが決めるのだから、なぜ迷うのか?」→「あなた次第よ(強制じゃないの)」という示唆。分かってる、でも軽はずみな答えや、強い「NO」が言いにくいとき、「う~ん、ちょっと待ってね」風なビームを出してしまうのだ。


そんな時、イタリア人だって「Beh!(えっと、ほれ、やれ、それな…的な/well)感嘆詞は使うのだけど、そのあとがカッコいい。「ci penso io」(自分で考えるわ→まかせとけ)みたいな。ただ辛いでなく、甘辛い言葉が言えるのだ。

加えて、同じ遺憾でも、自分に責任がある意の「mi scusi」(私を許して→ごめんなさい)は言わない。言うなら他人に責任ある意にどうしても感じてしまう「mi dispiace」(残念です)。わたしが文化的な癖で前者を言うものだから、「なぜscusareなのだ」と逆に何度も指摘された。

そう! 良くも悪くもあなたの考えは常に正しい” のだから。


2015年

1月

29日

6 Haiku

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smartphone: Please click on the PC-VIEW (lower area of the display screen)

イタリア人グラフィックデザイナーRoberta Gramazioのお手伝いをした。

CD「6 Haiku」の6つの詞にそれぞれ漢字を一文字ずつ。

プレスを務めるValentina GramazioのJazzy Recordsより発売中!拝聴するのが楽しみ!


6 Haiku - マルティーノ ヴェルチェージ(Jazz Records
6 Haiku - Martino Vercesi trio €13.90 (Jazzy Record)

(ご提案時の筆書き文字 → ブックレット上は活字)

(I borrowed 2photos from Roberta Gramazio)

 

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2015年

1月

25日

「置かれた潜在性」 菅 木志雄

ものは、つねに<現在>である。ものの現在性は、意識しなければ見えないものである。
だから、ものを見ようとするとき、ものの現在性を直視しなければならない。
ものの隠れたリアリティーを見ることは、世界の成り立ちを知ることでもある。

菅 木志雄 2014 (東京都現代美術館 フライヤーより)

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FLYER 東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/kishiosuga.html
FLYER 東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/kishiosuga.html

この数年、バーチャルなネットワーク社会に悶々としていた。だからこそ、作品に添えられていた以下の言葉を、なんども反芻した。 

「菅の作品は、フィジカル(現実の身体的)な複雑さと実感を伴った世界との接触を求めるわたしたちの内部欲求を反映している」「わたしたちはただ表面的につながっているのではなく、個々が確かな存在として全体にかかわり、空間に作用しています-MOT FLYERより抜粋-

菅 木志雄は「もの派」の代表作家。当展には70年代のインスタレーション、制作のノート、記録映像が展示されている。概念思考と物質を結びつけた作品は、イタリアの「アルテ・ポーヴェラ(例:写真下作品など)」、そして日本の「もの派」が挙げられる。

※アルテ・ポーヴェラ(1960年代後半の伊の美術運動であり、私の好きな作品群。渡伊の隠れた理由でもある)

(写真)アルテ・ポーヴェラ作家の一人マリオメルツの作品。 (Museo del Novecento ミラノにて撮影)
(写真)アルテ・ポーヴェラ作家の一人マリオメルツの作品。 (Museo del Novecento ミラノにて撮影)

展示内容にはもちろん大満足。批評する身分でもなんでもない私は、感想も書かないし、書けない。

その代わり。15の青年が菅の作品を理解している姿、あるいは理解しようとしている姿(うしろ姿でわかるものだ)に感心した。なによりアンケートを真面目に書く姿は、勇ましくさえ感じた。会場に唯一の青少年。もっと中・高校生にも鑑賞してもらいたい作品群だ。
 (2015.01.25 SUN / at MUSEUN OF CONTEMPORARY ART TOKYO)


2015年

1月

25日

「道行き」

「道行き」「足あと」「根っこ」という言葉が好きだ。
特にここ1〜2年、モノもヒトも高速で移り気であることに、どうしても納得できなくなった。

年のはじめ、山に登りながら(疲れて家族にぶーぶー文句いいながらも)、実は右脳で楽しく大好きな「道行き」という言葉を考えていた。そしてこれからは、その意ををゆっくり考えたいという希望をあらためて持った。

そんなとき、この展の「北へ向かう旅、二人が撮った写真と道行き」という紹介文を見て、激しく胸がドキドキした。

 

 


高鳴る気持ちを少し平静に保つためにも、アイヌ文化を私より学んだ15の青年を連れてさっそく出かけた。これからたくさん経験するだろう旅、モノやヒトとの出会い。爆発するくらいドキドキしてほしい。そのためには、ぜひとも「道ゆき」を大事にし続けて欲しいと願った。

『ここより北へ』 石川直樹+奈良美智

Exhibition flyer
Exhibition flyer

大好きな「道行き」の意を成した展示だった。

二人は、多くを語らないふりして、文化、民族、歴史をあらゆる手法で、あらゆる言葉で残してくれた。静かなエネルギッシュ。これこそ私のイメージする「道行き」。

アイヌの「先人の手あと」というタイトルで綴るそれは、「古き良きを周到するばかりでなく、発見や学びで受け継ぐ」という修行のような言葉で私をノックアウトした。そして、私も青年も、オタスの杜に心が到着したときには、とうとう写真、空間にのめり込んで会話が消えていた。「道行き」は百聞は一見に如かず。

そのアイヌ文化は粗略に学ぶことはできないし、分かったふりをしてはいけない。ジワジワと後から想いが湧き上がる展示だ。何回も足を運べるチケット制度を導入しているワタリウムでの開催は、このような意味でも大正解だ。


(2015.1.25-5.10まで ワタリウム美術館)


2015年

1月

21日

古民家に佇むもの


古民家再生のお祝いに、砂色(ドイツ壁のイメージ)のつみきの家を贈りました。

⇒過去の「つみきピッコロプロジェクト

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(写真)横浜元町の老舗「霧笛楼」さんの苺ショートケーキの上につみきピッコロ
(写真)横浜元町の老舗「霧笛楼」さんの苺ショートケーキの上につみきピッコロ

昭和初期の家

都内某所。昭和ひとけたに建てられた「古民家」をリノベーションしたお宅にお邪魔した。

窓、扉、梁、縁側、庭、基本はオリジナルを残した造りで、屋根や壁は当時の手法を以て再生。

主たる和室+木の出窓が残る洋間。タイムトリップするような、和風でありながら西洋を訪れたような、不思議な気分。


東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)が、1933(昭和8)年のものなので、まさに同時代に建てられた、和洋の融合から生まれたお家なのだ。

(写真)それでも地球はまわる/磁土の家
(写真)それでも地球はまわる/磁土の家

大和魂が降りて来たような

梁、襖、障子など当時の和建具を使い、廊下の木床は、一度はがして床下のメンテナンスを行った上、当時のものを張り直すという徹底ぶり。

ガラス窓は、明治・大正・昭和初期につくられた古型硝子。冬の朝、学校のバケツでみた薄氷のような「結霜ガラス」(融解ガラスに膠で模様をつけたもの)はなんとも美しく、懐かしい気分になる。

屋根は「フランス瓦」、外壁は「ドイツ壁」。仕事柄興味を持った「フランス瓦」。詳細はこちら⇒ブログ備考「「ジェラールさんのフランス瓦!」「ドイツ壁」も、レアで絶滅寸前の左官工法であるとか。両工法とも、明治〜昭和初期のもので、和風建築に西洋文化を取れ入れたモダンな造り。家主の友人は、それら職人さん、大工さんのキリリとした背中に感動したという。

 

その昔、職人さんは西洋の工法を、特色である日本の繊細な手法と「大和魂」をもって受け継いだ。つまりは「大和魂」がお家の各所に残っているのだ。

(写真:ミニ土鍋/招いてくださった友人は土鍋作品のお客様でもある!)

そんなすてきな空間に、色違い、柄違い3つものCocciorino土鍋が鎮座していた。

「大和魂」を回想する中で、恐縮する気分だったが、そのお宅の子になりきり佇む姿がとても嬉しかった。

古き良き文化の融合 -グリーンベルベットに恋して−

天井からは、アールデコか大正ロマンか、うっとりするような光を放つランプシェードが吊り下がり、床には和骨董の大きな陶壺が自然に佇む。フローリングの洋間やダイニングには古き良き英国デザインの椅子。床の間のある和室に接しているのに全く違和感がない。まさに「文化の融合」。

ウィリアム・モリスの1900年代のヴィンテージデザインだと思われる椅子には息をのんだ。グリーンベルベットの座面は感心するほど美しい仕事で張り替えられ、思わず座面をなで、図々しくも「座っていいですか?」と言葉が出てしまったほど。

「まだまだまだ」と「もう」

写真は4~5年前から使っている我が家の土鍋。
まだまだまだまだ。この「まだまだまだ」は永遠につづくだろうし、「もう」というのはないのだろう。生きるには限界があるけれど、精神には限界がない。

前記事でも書いた通りだが、あらためて「時が経ったときにこそ、グッとくる表現者」になりたいと思った。件の大工さんのように、端然とした背中を、人生の機微が表われるような面を…などと「まだまだ」な私が大寒の日にぼやいたりしている。

2015年

1月

21日

(ブログ備考: ジェラールさんの「フランス瓦」!)

明治時代の横浜元町の地。フランス人のアルフレッド・ジェラール氏が初の洋瓦「フランス瓦」(別名ジェラール瓦)の製造を始めたそうだ。洋館の普及に伴い、洋瓦の需要を見込んだビジネスであったのだろう。(「古民家に佇むもの」記事冒頭の苺ケーキは、横浜元町の老舗「霧笛楼」のもの!)

ジェラールさんといえば!いつも個展をさせていただくCROCO ART FACTORYさんのすぐ近くに「ジェラールの水屋敷(貯水槽)」というのがあって、洋瓦も貯水槽も同一人物ジェラールさんの功績なのだ!

さらに調べると、ジェラールさんの「フランス瓦」の工場は、貯水槽に隣接する現在の「元町公園(元町プール)」の場所にあったそうで、山手の洋館との関係も頷けるところである。友人宅である「古民家」の瓦も、友人自ら山手の洋館を訪ね当時のアンティークを使ったそうで、震えるほど感動した。

日本の陶工の器用さ危機と感じたのか、ジェラールさんは工場に日本人をシャットアウトし、中国人を雇用したそうだ。「ジェラールブランド以外は偽物だ」というプロモーションまで出すほど。和瓦は奈良時代(飛鳥寺の法興寺)が始まりとあるが、和瓦は洋館には見合わず、必死に洋瓦の生産を追求したようだ。遅れること50年後、愛知の三州産地でようやく洋瓦の生産が始まったそうだ。



※瓦については、友人のお話しと、こちらのサイトより学ばせていただきました。
ウィキペディア「粘土瓦」
瓦夢考房さま


→(戻る)「古民家に佇むもの」

2015年

1月

16日

表現者たち

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時が経ったチケットにしかないある種のグッとくる感。プリミティブな感情。この手によわい。

1997年パリ。HOTEL DE SULLYでのEugene Smith大回顧展。
チケットのモノクロ写真はEugene Smithが撮ったCecil Beatone。

Atget Photography.com

(20年前に書いた絵日記より)

当時はフィルムしかない時代だったので、フィレンツェに住みながらせっせとフィルムで写真を撮っていた。金銭的に切り詰めた生活の中で、現像代がかなりを占めていたことが当時綴っていた絵日記の収支メモからわかる。

この手のグッとくる感を表現したい。陶器にかぎらず、なにかしらの手立てで。
そんなことばかり、もうずっと長いこと考えている。

時が経ったときにこそ、グッとくる表現者になりたい。
Cecil Beatoneときたら、さてFlipper's Guitar「偶然のナイフ・エッジ・カレス」でも聴いてみようか?

2015年

1月

13日

やさしい栄養

冬らしい寒い日が続く。

年末年始の休暇で仕事が溜まった!ということに気がつくのも松の内を開けた頃。バタバタしている。
そんな季節は、温かくやさしい栄養を欲する。

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昆布1枚ペロンと入れて炊いて。
豆乳に白味噌をとかして。
ホタテ出汁を入れるのが好き。
コラーゲンのためにあえて脂身の多い豚バラを。
豆乳はもちろん無調整。


白菜はどっさりいただく。

ふむふむ、鍋はほんとうにやさしい栄養。
Cocciorinoの土鍋(サイズ大)で煮込める容量(おおよそ)は、
豆乳500ml+昆布水500ml、白菜1/4+お肉300g+人参など。


↓↓↓
ちょっとおもしろいサイト
Kcal-control.com

2015年

1月

10日

アンコーラ ポレンタ!

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ポレンタ(LA POLENTA)

北イタリアの寒冷な山岳地で食されてきたポレンタ。鍋の水にトウモロコシの粉を入れ加熱しながら練りあげる。味は塩。好みでバターなど加えて。焦げないように40分ほど、とにかく練るねるねり上げる。充分に加熱しないと穀物くささが残るのと、粥のような粘り気は時間をかけないと出ない。

シンプル料理だからこそシンプルな行為(混ぜるとか練る)に誠意を注ぐ。本当は並行して料理をしたいものだが、そうもいかないほど労力が要るので、調理中はあきらめて北イタリアの冬を思い出すことにしている。最終段階は腕がいたくなるほど重い。このあたりで「ANCORA(アンコーラ!」(まだまだ!)と激を飛ばす北イタリア出身の友の声が聴こえてくる。

先日つくった我が家のポレンタ
先日つくった我が家のポレンタ

わが家でこの日つくったポレンタは、容器に入れて一晩寝かし、翌日の来客を待った。食す直前オーブンで温めベルギー料理「カルボナード・フラマンド」(牛肉のビール煮)に添えて食した。BUONISSIMO!

北イタリアのカルディナ渓谷に囲まれた高地トレンティーノの「オルティゼイ」という町を訪れた時の写真。サルメリア(ハム・ソーセージ、チーズ、ワイン等を取り扱う店)に並ぶ数々のポレンタ。

カネデルリ(独:クネーデル)という肉団子のような料理も発見!その昔は、パンと牛乳と玉ねぎとスパイスだけで丸めた農民料理だったらしいが、今ではスペックやチーズ、タマゴなど入っていて日本人のわたしには逆に充分リッチ。

カナデルリもポレンタも、歴史的に古く北イタリアの農民料理の代表なのだ。

友人カルロの運転でヴェネト州の「ペダヴェーナ」という町のビッラレリア(地ビールと伝統料理レストラン)にも連れて行ってもらった。イタリアでは、ピッツェリア以外、ほとんどの食事にはワインだが、さすがドイツ・オーストリアに近いだけあってビールがおいしい。そして料理にビールが合う!

LA BIRRERIA PEDAVENA
http://labirreriapedavena.com/

Vittorio Veneto, 76 32034 Pedavena Belluno Veneto, Italia


(左:ポレンタと煮込み)(右:スープ仕立てのカネデルリ)

やはり本場のポレンタやカナデルリの味はすばらしい。ポレンタはとろ~りとしていて夢のような味。シンプルで技なんて何も要らない料理と思うものこそ、やはり素材や伝統という智慧がキーとなるのだろう。どの料理もとても満足感あるものだった。

おまけ情報!

(今は全く聞かないけどね!)
北イタリアは南イタリアの人たちを「マッケローニ」(マカロニ野郎!)、南イタリアは北イタリア人たちを「ポレントーネ」(ポレ ンタ食いめ!)と罵ったそうだ。そんなこと今は聞いたことないけどね、郷土料理で喩えているのがほほえましい!
「ポレントーネ」の面白い記事、見つけました。もしお時間あらば。

 
  
ポレンタ専門ファーストフード店PolentOne「ポレントーネ」なんていうのもある。
(Oneでエスプリ利かせてる!)

トレンティーノ山岳地帯を走るサイクリスト!
トレンティーノ山岳地帯を走るサイクリスト!

2015年

1月

08日

冷めませんお粥

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土鍋/size 大 tamamiazuma.com
土鍋/size 大 tamamiazuma.com

七草セットが売り切れ続出とかの噂。SNSでご馳走の写真が横行(?)するようになったからかなぁなんて思う今日この頃。それならば、一家に一台でなく、サイズや色違いの土鍋もぜひ楽しんでほしいと願ったり。

土鍋の魅力は数々あるが、お粥などシンプル料理でこそ感じるベーシックな魅力。

1.遠赤外線効果
2.保温効果

食卓の真ん中にお粥が入った土鍋を置く。お茶碗にはお粥を6~7分目くらいによそうのが美しい。冷める頃に、湯気の立つお粥がおかわりできる。ちなみに食事がおわるまで土鍋のお粥は冷めていなかった。

春の七草 せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ 
春の七草 せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ 

「遠赤外線効果」と「保温効果」については、Cocciorinoの土鍋展覧会や土鍋ミニ講座などでお話しさせていただいているので機会あれば是非!お料理と疎遠な方でも、ああ調理したい!ああお腹が空いた!となるマジック。

2015年は「旅するCocciorino土鍋炊飯プロジェクト」も計画中。
各地のおいしいごはん炊いたり、子どもたちごはん炊いてとおにぎり握ったり、企画はふくらむばかり。おたのしみに。

2015年

1月

05日

蕎麦の器

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5日シゴトハジメ。轆轤ひき。
氷水のような水に触れなければできないこのシゴトは滝修行に似ているんじゃないかと思うほど。
夏の厳しさをなげくのもなつかしき。誠に勝手なものだ。

ロクロを早めにひきおえ、冷え込んだ手をこすりながら、今年初のミーティングに向かう。
イルミネーションもだいぶ落ち着いた都内某所のお蕎麦処へ。


(写真は自宅での蕎麦食シーン/器 tamamiazuma.com)

フリーカップ/半磁土 tamamiazuma.com
フリーカップ/半磁土 tamamiazuma.com

蕎麦処で肴をつまみながら、出展するショーのコーディネートについてあれこれ。
コーディネータとカメラマンと作家3人の別角度からの視点。相違こそ学びであり面白い。日本酒をいただきながらミーティングは盛り上がる。

蕎麦処飲みが好きな理由は、その器を拝見、手に触れることができるから。今回は特段の器には出会えなかったが、強いて言うなれば、酒の注器(コップ型の片 口)の性能がよろしかった。



(写真は実家での蕎麦食シーン/器 tamamiazuma.com)

注器/半磁土 tamamiauzma.com
注器/半磁土 tamamiauzma.com

こちらはの注器は、昨秋の個展に出展した作品のひとつ。両親がギャラリーで選んで購入。蕎麦つゆの器として愛用してくれている。新年さっそく出してくれたので、ふむふむキレが良いじゃないかとうれしい使用感だった。

2015年

1月

04日

春うつわと 『おからでシャムパン』

彫模様カップ(半磁器) tamamiazuma.com
彫模様カップ(半磁器) tamamiazuma.com

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お膳の上のおからに戻り、箸の先で山を崩して口に運ぶ。山は固く押さへてあるから、箸の先に纏った儘で、ぼろぼろとこぼれたりはしない。又レモンの汁が流れる工合は大変よろしい。 

(内田百閒「おからでシャムパンより)

旧友たちと飲みながら「文学と食」みたいな話題になり、無性に食したいものがあった。
さて、そこで新年の来客のご馳走は、内田百閒の随筆『おからでシャムパン』風にスタートを切ることに。尤も百閒のおからは具などなく白く洗ったおからとレモンという極めてシンプルな食し方だが、今回は華やかに大分のどんこを入れたりお野菜を刻み炒ったり。

質素なおからと、華やかなシャンパンの強弱がいとをかし。
無農薬レモンをキュッと絞る。美味。一見滑稽であり、趣のある組み合わせ。こんな凸凹を目指したい。

※器は日々お茶などを飲むのに使っているフリーカップ。時に小鉢としても大活躍。


諸事情のため、新年のお便りを控えさせていただきました。たくさんのすてきな賀状ありがとうございました。お返事は寒中のお見舞いを以て。
今年も展覧会のご案内などお送りする機会もあるかと思います。誠に勝手ながらこちらにてお詫び申し上げます。

2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Cocciorino 我妻珠美

2015年

1月

01日

鍋祈願 登山

登山中、尾根道からの富士山
登山中、尾根道からの富士山

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昨年中はありがとうございました。
2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


昨年中よりいただいているオーダー品がまだまだ滞っておりますので、2015年度もひきつづきオーダー制作に励まさせていただきます。今年もあたらしいこと、びっくり!することたくさんしようと思いますので、よろしくお願いいたします。


(写真:ミニ土鍋の炊き込みごはん)

ミニ土鍋/炊き込みごはん
ミニ土鍋/炊き込みごはん