夏が始まるというのに、冬の瓜だなんてね、字面は暖房的であつくるしいけれど清々しいスープなので梅雨時に積極的にお試しあれ。
自分用のお弁当はとかく質実剛健。スープジャーに温かいスープを入れて、玄米おにぎりやバゲットを持ってゆくのが定番ですが、さらに強くたくましく飾りはいらないのよと、ドボンと熱いスープに玄米ごはんを投げ込む。お昼にスープを開ければほどよい雑炊状態に。おおぶりな木のスプーンですくって食べるのが好きなのです。
伊語の学校では何度目かの「長文 文章解析」に入りました。師匠や友人の言葉をオウム返しに覚えた伊語。英文同様に存在する「主節」と接続詞や関係詞がついた「従属節」を見つける訓練すれば、長文のかたまった結びがするするとけるらしい。逆をいえば、日本語の文章も、節境界を意識すれば、言葉をあそんでもより分かりやすく書けるようになる?と期待したり。
生きる者、どの道を進めど、避けてくぐり抜けていた大壁に再び当るものですね。とろみが程よい「冬瓜のスープ」を学校の談話室で食べれば気分おだやかに。
1.ごま油+すりおろし生姜で鶏ひき肉を炒め、酒、塩、醤油少々で味をつける。
2.水を入れた鍋にワタとタネを取り除きひと口大にカットした冬瓜を入れ火にかける。
3.沸騰した②に①を入れ柔らかく冬瓜を煮て、千切りミント、塩と少量の醤油で味を整える。
4.水溶き片栗粉を入れ、最後にお好みで酢をたらして完成。
「うつわ職人のなんちゃってレシピ」は、レシピのないレシピ。料理のプロへのリスペクトという言い訳により、分量、分数など数値的なメンドウを排除した、うつわ職人ならではの“感覚的料理メモ“であることご了承ください。これをヒントに家にある材料で、自由自在にアレンジしてみて、ついでにコッチョリーノの器がお手元にあれば入れてみてくださいね。それがコッチョリーノうつわ職人の一番の願いです!