EATHEN POT
土鍋(特大) 「丘の上の家」
(耐火土/ブラック)
「土鍋つかいはじめ/米のとぎ汁でお粥煮」
新年になったら卸そうか迷っていましたが、年末に旧友の来訪が予定されていたので、縁起を担いでもらおうか?と真新しい土鍋を卸すことに決めた。今年はこの大鍋を持って旅しようと笑っちゃう計画を立てているのでお楽しみに!
そうなれば、土鍋つかいはじめの下準備。
下準備をすることで、粗い土目にお粥がしみこみコーティングの効果になります。
食材のしみ込みをバリアするのです。できれば鍋の縁やオトシの溝までお粥をしみ込ませたい。(刷毛で何度も塗ったりしてみる)
私が使用している土は、素朴な土鍋土に比べたら扱いやすく、滅多にひびが入ることもありませんが、もしひびが入ったとしても、昔ながらの知恵でお粥をたいて粘性成分をしみ込ませて修正すればいいと言われているほどです。
下準備をしない土鍋も実験的に使っていますが、特に支障はありませんが、丁寧にお使いいただくのであればお粥を最初に炊くことをお薦めいたします。
1.まずは米のとぎ汁とお米を少々入れて重湯をつくる。
今回は鍋が大きく米のとぎ汁もお粥もまったく足りず小麦粉を投入。
(小麦粉をといたものでも代用できる)
2.通常のお粥より眺めに煮込み、火を消したらそのまま冷めるまで放置。
(おいしいお粥が炊けたらもちろん食べられます!)
3.よく冷めたらさっとスポンジで洗い水でよくすすぐ。
食成分が残っているとカビの原因に。
4.一晩ゆっくり乾かす。
我が家はガスコンロの上に逆さまにして乾燥。
使用する当日は鍋がよく乾いていることを確認し、最初は弱火から火にかけて様子を見ること。
なんせ生まれたばかりの赤ちゃん。「土鍋は育てる」と言います。
時々ぐるりと器の隅々を眺めて、いい具合に汚れてきたね、などと褒めながら、土鍋の息づかいに耳を澄ましてみると愛らしく感じるものです。
わくわく!
<材料>
・米のとぎじる
・米少々
・小麦粉
・たっぷりの水
・オトシなどに塗るための刷毛
BUON APPETITO!!
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