スープやお味噌汁はつくりたてが美味しいのはもちろんですが、前夜の残りスープの風合いが魅力的に増すことがあって。翌朝も食べられるようスープやお味噌汁は多めにつくることがあります。残りをミニ土鍋に入れて保存。翌朝は温め直してどうぞ。
写真は、翌朝の春菊と白菜のスープ。前の晩は透明なさっぱり出汁と塩のスープでしたが、翌朝になると春菊からだしが出てお茶を煎じたような色に!ミニ土鍋の蓋を開けると春菊の芳香が。朝の空気に充満する春の香りはいいものです。ご飯をひとくちポンと落としてひと煮立ちで、簡単なお雑炊のできあがり。
春菊と山椒の香を鼻で愛でながら、春のアロマスープを。
薄味でやさしいお味に仕上げたスープには、胡椒をふったり、チーズをおろしたり。そんな中で我が家が最近お気に入りなのが、いただきますの直前に各自でカリカリと小さなミルで擦って入れる山椒の粒。
山椒の木についたフレッシュな実をいただいたこともありますが、現在愛用しているのは山本勝正之助商店(和歌山)の山椒。粒で買って冷蔵保存。石臼で挽いてもらった香りはルームフレグランスにしてもいい!と思ったほど魅力的。そのとき店主に勧められたのが使う度に挽いて使うミニミニミル。
山椒こそ日本のスパイスであり、和風アロマ。鰻の蒲焼のみならず、スープやお味噌汁、いろいろなお料理にピリリとどうぞ。