春から初夏にうつり変わるのかな、湿気のない風がきもちよく吹く今日このごろ。庭の桑の木はキキッと鳴いて風がザアザア歌う。
毎年、庭の桑の木のことをどこかに書いているのですが、なぜ桑が庭にあるかということ。きっかけは10年ほど前、お蚕さんを育てたときにさかのぼります。お蚕さんは農薬や殺虫剤がついた葉を嫌い食べたら死んでしまう。当時は毎朝、近所の小川にお蚕さんの食事である桑の葉を採りに行っていて、その摘んだ葉を庭に挿したものが立派な木になったわけです。今や高さは3mを超え、枝も3~5m手を広げたような大きな桑の木になりました。そしてこの数年は鈴なりの実がつくようになったのです。
去年も豊作でしたが、今年はそれを上回る豊作。熟す時期も少し早めで、しかも一気にやってきて。おそらくこれは、天寿をまっとうしたお蚕さんからの贈り物だと思っています。
1.庭の木なので無農薬ですが桑の実は毛羽立っていて、ホコリや綿がひっかかっていたりするので何度も水を変えてよく洗います。
2.鍋に①と水をひたひたに入れて火にかけ、甜菜糖(または黒糖)を適量入れ、焦げないようにへらでかき混ぜながら水分がジャムに適するくらいまで煮込む。
3.レモン汁をたっぷり入れてかきまぜると、とろっとする。
4.ビンを煮沸消毒して熱いうちにジャムを入れて硬くふたを閉める。
※注意:去年は甘味の黒糖を半量にして残りの甘味は甘酒を使用しましたが、生きる食品は保存に適さないことが判り今年はなし。