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キタキツネとエゾハルゼミ、きっとだれよりもコロポックル

5月のおわり東京の空が梅雨をいつ告知するか相談の候、カラッと晴れた北海道に飛んだ。そんな中で出会った人、場所について何回かにわけて書こうと思う。

そもそもフレンチレストランにミニ土鍋のご納品という出張の旅であったのだが、3年ぶりとなる北海道、せっかくなので前入りして会いたかった人に会う旅となった。まずは美唄から。どうぞ数回おつきあいのほどを。

アルテ・ピアッツァ 安田侃 野外彫刻美術館 20180527
アルテ・ピアッツァ 安田侃 野外彫刻美術館 20180527

石狩平野のまん中で

安田侃 野外彫刻美術館

70年代以降、炭鉱の町から人は去り学校は閉校した。木造校舎の一角には幼稚園が残る。時代に翻弄された歴史と未来の姿。イタリアと美唄におりてくるものと飛んでゆく風と作品をなでていると涙が出てくる。ハルエゾゼミのBGMがそれを助長しているからで、エゾヒグマには会うまいと念じて。

安田の作品は、イタリア在住時代から鑑賞済で、ローマの古代遺跡がねむるフォーリ・インペリーアで出会えば鳥肌が立ったし、フィレンツェのボーボリ公園でふと目にすればおかあさん!と呼びたくなるような。国内でも彼の野外彫刻は周知の事実で、出身地である北海道内にはおそらくたくさんの作品が、札幌駅でもなんどもシンボル的なそれは待ち合わせ場所になっていた。直島などアートが集まる旅先でも出会えたし、なにより日本でもミッドタウンのウェルカムスクラプチャーで容易に出会える。⇒ミッドタウンCONCEPT OF ARTWORK

 

生命体的な形。イタリアはピエトラサンタの大理石を使った安田氏の作品からはオーラ溢れんばかり。その作品の群れを作者の出身地である美唄で観ようと提案をくださった友人が美唄の神のようにさえ思える。

それなのに「美唄」を「美瑛」とまちがえたし、友人がミュージアムにでも行きませんか?と提案くださったとき、まさか安田の作品美術館を「アルテ・ピアッツァ」と呼ぶとはつゆ知らず、油断なのか食いしん坊なのか「アルテ・ピッツァ」(アーティスティックなピザ屋?)と誤解した。
もろもろの言い訳をしたが、安田作品の虜であったわたしが美唄に足をはこぶ機会が与えられたことはとても不思議でたまらない旅の始まりだったのである。そして友人KさんSさんの存在は、わたしにとって説明ならない人生の醍醐味だと実感。その意味はなにか?まだ消化できない。

旅と芸術と人との出会い。
それを不思議といい、土地に眠る幻想というのだろうか。

キタキツネとエゾハルゼミ、きっとだれよりもコロポックル

実はどうしても終わらせなくてはいけない仕事があり、完全徹夜で飛行機に乗り込み、そのままバタバタと美唄に着地していたのだった。徹夜でねむらないことには慣れている。ここでも一度も睡魔や疲労を感じるどころか、目と耳は何倍にも開口した。(いやそれ以上に口も開いた!)

屋外彫刻を見ていても、自然が大きいのか空が大きいのか、作品が大きいのか、わたしたちが小さいのかわからなくなる。その要因のひとつが虫の大合唱だった。長袖とストールが手放せない15度に満たない気温であるのになぜ。作品はときに幻想を起こす。

その後、ミュージアムを離れ、我らは炭鉱の町として栄え現在は廃墟となった「我路」を探しながら走る。人もクルマもいない。鳴いているのはあの蝉。その道で何度もジャンプして土に突撃しているキタキツネの子どもに出会う。睡眠不足の幻想か、いやいや子ぎつねはどんどん我らに近寄ってくる。あなたは誰かの生まれ変わり?

案内くださった山田和史さんの写真と仕事ブログに出会ってどのくらい経つのだろうか、6年8年?曖昧な記憶しか残っていない。前アトリエがあった沖縄でコッチョリーノ作品を扱っていただき、今回もアリノハネに入ったオーダー作品の納品も兼ねて。美唄には新しいアトリエ&ショップのオープン秒読みの彼。準備中の不思議な空間にもおじゃました。最もお忙しいところ案内いただいた。夢と現実と、とても高い鼻と熱い眼をもった男性と、大理石のようなピカピカな肌と透明感をもつ彼女は、きっと誰よりもコロポックル。また会いにいこうと思う。



美唄の革職人 山田和史 arinohane 
山田和史 写真事務所 

「きっとだれよりいも、コロポックル §1」

 

よみもの記事
ものがたるコッチョリーノ

WHO'S?

 

   who is tamamiazuma?

 

DONABE project?

土鍋プロジェクトとは?

 


うつわとは話題いっぱいの「ちいさな広場」。

「ちいさな広場」=「DONABE」を抱えて旅をしています。

時間さえあれば佇んでいたイタリアのピアッツァ(広場)。耳をすませばたくさんの言葉が飛び交い、見知らぬ人が微笑みかけあい、みんなの想いやエネルギーが集結する場所。土鍋を囲むとPIAZZA(広場)にいるような気持ちになり、話題は広がり心も満たします。そんなわけで土鍋と旅に出るのです。

WHAT'S NEW?

*Facebook(工房)*

Tam Cocciorino

 

*Facebook(個人)*

TamamiAzuma

EXHIBITION/EVENT

今後の予定

我妻珠美 個展 -秋を炊く-

我妻珠美 陶展 -秋を炊く-
Tamami Azuma
Ceramic Art Exhibition

Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊

直火はもちろん、オーブンや蒸し料理まで使えるサイズちがいの土鍋や器を揃えます。10年以上企画してくださっている銀座の古き良き建物内にある小さくて品あるギャラリーでの定例展示です。どうぞお気軽にお越しくださいませ。

<今後予定されている個展>
2018年 7〜8月 旅する土鍋 イタリア

2018年10月 忘我亭 着想は眠らない 公募展

2018年11月 Ecru+HM

2018年11月 push pull クリスマスの木 グループ展

2018年12月 Ecru+HM クリスマスグループ展
2019年5月 新宿高島屋
2019年冬 CROCO ART FACTORY
<その他>
2018年春「旅する土鍋本」POP UP 
某レストラン新メニューお披露目など

終了したイベント/展示

終了いたしました

DUETTO
Tamami Azuma and Special guest GUIDO DE ZAN

CROCO ART FACTORY(横浜元町)
2017.12.16 - 12.24

クリスマスにむけてミラノでセレクトしてきた師匠GUIDO DE ZANの作品とtamamiazumaの作品がいっしょに並びます。

2人展

終了いたしました

2017.9.27水-10.3火
新宿高島屋 10F

ギャラリー暮らしの工芸

※詳細はブログ内にて

「イタリア旅する土鍋vol.4」 (プロジェクト取材)

終了いたしました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
カラブリア、マルケ、トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど 2017.7月-9月
※「土鍋と旅」(仮)冊子発行予定

イベント「交差展 vol.10」

終了いたしました
2017.3.5 sun.-3.12 sun. 横浜元町
主催CROCO ART FACTORY

※我妻珠美 作品展示先
ジュエリーショップ「CHARMY」

個展 「我妻珠美 展」

終了しました
12月3日から11日まで、銀座一丁目のギャラリーEcru+HMにて開催いたします。


詳細についてはHP内ブログをご覧ください。みなさまのご来廊を心よりお待ち申し上げます。

グループ展  CHIRISTMAS

終了しました
CAFE&SPACE PushPull クリスマス展に参加します。
http://cspp.web.fc2.com/

公募展「着想は眠らない」

終了しました
公募展
#第4回着想は眠らない展   
出展作品「すみっこのひみつ」(版画/陶)
Gallery Bougatei 

プロジェクト「旅する土鍋vol.3」

帰国しました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど
2016.8月-10月 冊子制作予定

ミラノ2人展「Ceramica」        Guido de Zan / Tamami Azuma

終了しました
#EXHIBITION

2016.09.29木 - 10.01土 *15:00-20:00
Studio Guido De Zan via F.Brioschi 26
+83 3476846842 info@guidodezan.it
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#RECEPTION
2016/09/29木 *18:00-21:00

個展 「Cocciorino工房より」

終了しました
夏の土鍋使いをご紹介いたします。フィレンツェ田舎暮らしを楽しむ木工職人アントネッロの木のスプーンも。


2016.05.21(SAT)-06.05(SUN)
11:00-19:00 ※木曜定休
Galleria Tokino Shizuku
〒231-0861
東京都世田谷区南烏山3-11-29
ラルゴ芦花公園405
TEL 03-3307-8224

個展 「天空の灯り」

終了しました
2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861
横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP