落花生収穫の季節。春でない秋の土のニオイと、ぽろぽろこぼれたままの根っこについた落花生掘りに行ったことを思い出す。さつまいも掘りの土のニオイと似て非なり。落花生畑は、乾燥した土のニオイがする。
乾燥させた落花生は一年中見つかるけれど、生落花生こそ秋の旬。もし店頭で見つけたら、生鮮野菜と同じように水分を保っているので、新鮮なうちに蒸すこと。
茹でるのが一般的なようだが、簡単で風味が残るのは「ふかし」のような気がする。2/3量は「落花生ごはん」にしたので、残りをミニ土鍋で蒸す。
土鍋にはった水はすぐに沸騰するので、そこから20分弱でやわらかく炊ける。簡単に甘くておいしい落花生のおつまみ完成。召し上がるときにお好みで塩をふっても。雪塩というパウダーのような塩や、抹茶塩などと楽しむのも乙。
※セイロ13cmを乗せた写真の土鍋は私物のため参考作品、個展では新作が登場!
生落花生はとても美しく、殻をわった実は桜色で汗をかいていて、乾燥させた後に煎ったピーナッツには見られないフレッシュの証。デザインされたような殻の模様は「維管束」といい、水分や栄養を送る落花生の「へその緒」。
お気軽にお越しくださいませ!
ギャラリーでお待ちしております。
INFORMATION
我妻珠美 陶展 -秋を炊く-
Tamami Azuma
Ceramic Art Exhibition
Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F