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「旅する土鍋 丹後半島①」-海と空の丹後半島 -

希望への足あとつけよう

工房20周年にもかかわらず、春夏と今年は旅とプロジェクトを自粛していましたが、この秋、友人の計らいで「旅する土鍋」のご縁をいただきました。先方の町や宿にご迷惑をかけぬよう安全第一で。プロジェクトは人を集めず、こっそり「下見」という気持ちで。次への「希望の足あと」をつけてこようと思って、焦らず穏やかな気持ちで向かいました。

ご縁をつなげてくださった友人と相談し、浅めの中型「土鍋(3合炊き)と、火にかけられる「ポトル」をカバンに詰めて、丹後半島に舵を切りました。

丹後半島の漁村「井根町」

朝の光のなか家を出ましたが、日没の1時間くらい前にようやく到着。

新幹線で京都に着き、土鍋入りのスーツケースを久しぶりに早足でひっぱり、福知山線「特急はしだて」に乗り換え、これまた小走りに丹後鉄道「丹後の海」に乗り継ぎ、そこから丹後海陸交通ローカルバスにゆられて1時間。わりと空いた、いや貸し切りのような丹後鉄道やバスで、丸一日の移動。

 

若狭湾にたどり着いたところで、駅前の定食屋さんで大きな焼き魚を二尾とわたしにとっては大盛りごはんを食べたので、遠足のおやつは無用でした。


特筆すべくポイントは、福知山から乗った丹後鉄道「丹後の海」がインダストリアルデザイナー水戸岡鋭治氏デザインであり、驚くほど上質であったこと。ご時世柄、車掌さんに話しかけて良いものか迷いましたが、車内のオブジェについて遠慮ぎみに質問したら、降りるまでずっと説明してくれました。旅人を待ってくれていたのか、拒まれているのかは、マスクの下に半分隠れた笑顔でもわかるものです。この旅の不安が一気に吹き飛びました。

秋の日は釣瓶おとし

「秋の日は釣瓶おとし」とは、なんて美しく切なくこの時季の日の入りの速さを表現したものだろうと感心します。お世話になる宿 CAFE&BB guri に着いて、土鍋の無事を確認し、コーヒーと手づくりケーキをいただくころは、窓からかろうじてオレンジ色の夕陽が弱くさしこむ時刻でした。

 

CAFE guriの千明さんの地元の食材を使ったケーキメニュからひとつ選ぶのはむつかしいのですが、柿好きなので「丹後の柿のタルト・タタン」を。guriブレンドは、なんと「ポトル」(コッチョリーノ作)で淹れていただきました。夕陽の残曛(ざんくん)と、CAFEguriの當間千明さんの笑顔は心地よく、こんなに悩ましい時期に、この町に迎えてもらえたことが、胸が熱くなるほどうれしかったのです。

CAFE&BB guri

CAFE&BB guri 
古民家を改修した一組限定B&B。建築家のご主人が手がけたお部屋のセンスは、良き伊根の古民家を残しつつコンフォータブルな居心地。今回は、ご時世柄、泣く泣く一泊でしたが、檜のバスタブやお布団の心地よさに、長居したくなる宿です。朝食は、カフェメニュ同様、すべてパートナーの千明さんの手づくり。地元の食材を使った皿の数々に歓喜をあげてしまうほど。感染症対策も、充分にお気を使っていただきました。

小さな町だからこそ、現在も生きる漁村だからこそ、一日のはじまりとおわりも都会とは異なります。観光客の時間刻みや、声のトーンで過ごしてはいけません。旅とは「その地の人々の暮らしに耳をすませること」が最大のマナーであると思っています。加えて、大変むつかしい感染症に悩む時代です。地方の活性と、その反面にあるリスク。誰も正解はわからない中で、「考え方について対話すること」で、互いの安心と安全を確認しあい、充分にふるまいやケアに気を配らなければ。

感染症の拡大がおさまらないゆえに、観光地の暮らしが心配ではあるものの、この先は出張や旅を控え、活動範囲をまた自粛しなければならない時がきてしまいました。お取り寄せなどして最大に応援してゆきたいと思っています。感染症がおさまったら、ぜひとも伊根に出向いてみてください。


次回は、地元野菜を盛りつけていただいた土鍋、朝の浜売りなどについて。

WHO?

 

         who is tamamiazuma?

 

DONABE PROJECT?



 



「旅する土鍋」プロジェクトとは?

90年代陶芸弟子として住んだイタリアに2013年より「DONABE」=「ちいさな広場」を抱えて旅をしています。

「ピアッツァ」(広場)には耳をすませばたくさんの言葉が飛び交い、見知らぬ人が微笑みかけあい、みんなの想いやエネルギーが集結する場所。土鍋を囲むと広場にいるような気持ちになり、話題は広がり心も満たします。

 

そんなわけで土鍋と旅に出ています。
土鍋は調理もできるうつわです。

WHAT'S NEW?

*Facebook(工房)*

Tam Cocciorino

 

*Facebook(個人)*

TamamiAzuma

EXHIBITION

これからのEXHIBITION/EVENT

2021年 2月5日〜13日 詳細後日
銀座エクリュ+HM 
初日予約制(予定)

                       * * *

20周年記念イベント 中止
旅する土鍋冊子 POP UP 中止

2020年11月
「クリスマスギャラリー展」
CAFE PUSHPULL 

2020年10月
「着想は眠らない」 蓼科忘我亭 

 

2020年9月
Milano XingCha Exhibition 中止

2020年8月
「旅する土鍋」イタリア 中止

2020年6月

「食を楽しむ」陶展  新宿高島屋10F 

2020年6月17日〜23日

新宿高島屋10階
10:30-19:30(時間短縮営業)

          03-5361-1111(新宿高島屋 代表) 
            (オーダー納品終了)

2020年2月

 

「はるのいのち」陶展 
CROCO ART FACTORY 横浜元町 
(オーダー納品終了)

2019年12月

「ワークショップ土鍋で冬を蒸す」

CROCO ART FACTORY 横浜元町 

2019年10月
「着想は眠らない」公募展 
Gallery 忘我亭 蓼科
インターリンクアート賞 受賞

2019年10月
建築家の会にて
「土鍋料理とおはなし会」
WHAIS 荻窪

2019年冬

「旅する土鍋」東欧 視察 中止 

 

2019年11月
Caffe Push Pull 終了

 


2019年夏
「旅する土鍋」イタリア 終了

南マルケ「ラベンダー祭り」
北マルケ「ハーブ工房訪問」
トスカーナ「水車小屋訪問」
ヴィンチ村「ワイン祭り」
カラブリア「地方の土鍋料理」
リグーリア「日々の土鍋料理」

食をたのしむ 2人展
新宿高島屋 10F
(TAKASHIMAYA Shinjuku Tokyo)
2019年05月22日~28日
※全日 在廊 終了

2018年12月 Ecru+HM
チャリティー展 終了

2018年11月 push pull
グループ展 終了

我妻珠美 陶展 -秋を炊く-

Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊

直火はもちろん、オーブンや蒸し料理まで使えるサイズちがいの土鍋や器を揃えます。10年以上企画してくださっている銀座の古き良き建物内にある小さくて品あるギャラリーでの定例展示です。どうぞお気軽にお越しくださいませ。

2018年10月
「着想は眠らない」 公募展
蓼科忘我亭 終了
インターリンクアート賞 受賞

2018年 7〜8月
旅する土鍋イタリア 終了

DUETTO
Tamami Azuma and Special guest GUIDO DE ZAN

CROCO ART FACTORY(横浜元町)
2017.12.16 - 12.24

クリスマスにむけてミラノでセレクトしてきた師匠GUIDO DE ZANの作品とtamamiazumaの作品がいっしょに並びます。

2017.9.27水-10.3火
新宿高島屋 10F

ギャラリー暮らしの工芸

※詳細はブログ内にて

イタリア「旅する土鍋vol.4」
(プロジェクト取材)

終了いたしました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
カラブリア、マルケ、トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど 2017.7月-9月
※「土鍋と旅」(仮)冊子発行予定

イベント「交差展 vol.10」

終了ました
2017.3.5 sun.-3.12 sun. 横浜元町
主催CROCO ART FACTORY

※我妻珠美 作品展示先
ジュエリーショップ「CHARMY」

個展 「我妻珠美 展」

終了しました
12月3日から11日まで、銀座一丁目のギャラリーEcru+HMにて開催いたします。

詳細についてはHP内ブログをご覧ください。

グループ展  CHIRISTMAS

終了しました
CAFE&SPACE PushPull クリスマス展に参加します。
http://cspp.web.fc2.com/

公募展「着想は眠らない」

終了しました
公募展
#第4回着想は眠らない展   
出展作品「すみっこのひみつ」(版画/陶)
Gallery Bougatei 

プロジェクト「旅する土鍋vol.3」

帰国しました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど
2016.8月-10月 冊子制作予定

ミラノ2人展「Ceramica」        Guido de Zan / Tamami Azuma

終了しました
#EXHIBITION

2016.09.29木 - 10.01土 *15:00-20:00
Studio Guido De Zan via F.Brioschi 26
+83 3476846842 info@guidodezan.it
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#RECEPTION
2016/09/29木 *18:00-21:00

個展 「Cocciorino工房より」

終了しました
夏の土鍋使いをご紹介いたします。フィレンツェ田舎暮らしを楽しむ木工職人アントネッロの木のスプーンも。


2016.05.21(SAT)-06.05(SUN)
11:00-19:00 ※木曜定休
Galleria Tokino Shizuku
〒231-0861
東京都世田谷区南烏山3-11-29
ラルゴ芦花公園405
TEL 03-3307-8224

個展 「天空の灯り」

終了しました
2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861
横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP