なんやかんやいっても、嬉しいのだ。
センスある贈り物は!
なぜ、わたしが喜んでいるのか!?まあいいや。
あれ?と思うくらいのプロポーションづれの物が好き。
このミニチュア感と真面目なエレガンスさがたまらない。
恋人たちの守護聖人「聖バレンティーノ」。
発祥の地イタリアからの国際TVニュースは「本日はサン・バレンティーノの日ですが、新聞各紙の一面は戦争の記事です」という第一声で始まった。明るいラテンの国にも、地理的に迫りくる緊迫感、浮き足立たぬ直球が、遠い日本の私にもガツンと響いた。
そんな中でも番組では「きょうはサン・バレンティーノですが恋人となにか計画ある?」みたいな路上インタビューがあって、超イケメンたちが「NO,なんにも計画なんてないよ(笑顔)」「NO,あいにく恋人がいないんだよ、誰か~!(笑顔)」とか、すてきに年老いたカップルが「NO,べつになんにも(無表情)」と、これまた浮足立たぬ直球が心地よかった。
一方、町のよろずやに「なにかサン・バレンティーノにちなんだプレゼント用意してますか?」のインタビューに、イタリア人のおばちゃん店主が「NO,あるとしたらコレ(無表情)」と、メッキの聖バレンティーノ人形(東京タワーで売られているような)を出してきたり、おじちゃん店主が「YES,コレ!(満面の笑み)」と、ビニールにラッピングされた小さなチョコか飴の詰め合わせ(いたってシンプル)を自慢気に出してきた。日本の過剰な商戦を知る私たちには、そのパッケージングは20年くらい前の様相で、これまた浮足立たぬ店主たちの形相に安心したり。
(2014.2.14 今年のバレンタイン考)
←(NEW)「パテ・ド・カンパーニュ」
→(OLD)「バレンタイン考 スプーキー編」
★アーカイブス