板皿は何枚あっても便利なアイテムです。丸も四角も、どんな形でも我が家では大活躍。「渋めの和皿=お刺身」というイメージが強いようで、全面絵柄のポップな板皿を目の前にして“どんなふうに使ったらいいでしょうか?とお客さまにたずねられることも多いのです。鮮やかな色やポップな絵柄だからと壁に飾るだけに留まらず、ぜひ実用の器としてもお使いください。ピザやケーキ、チーズもお気楽に。ナイフの刃を立てなければ軽くカットもできて便利です。食べていくうちに板皿の絵柄が判ってゆくという“ものがたりのような器”です。
(写真:板皿「森のものがたり」/木のナイフ
ファンタレニャーメ)
冒頭のケーキはデュヌ・ラルテの「165℃
~分単位で5°下げる」という名のガトーヴォヤージュ。パンもケーキも興味深い名前がついていて、対面式カウンターで購入するとき「165℃のケーキください」と、思わずほほえんでしまう効果があるなと。しっとりケーキに無花果の酸味とシナモンの香り、そしてプチプチ食感がたまりません。珈琲や紅茶だけでなく、緑茶にも合うお味でした。
※デュヌ・ラルテのパンやお菓子はネットショップでも購入可能。⇒d’une rarete Online
無花果とローズマリーの組み合わせが大好きなので、「ものがたりの板皿」上のケーキには大雪かぶっても元気に乗り越えた庭のローズマリを添えました。ちなみに上の写真のジャムはミラノの教会で買ったCASONAのジャム。エコや難民問題に取り組む若い活動団体。廃棄される果物や野菜を使ったジャムの値段は購入者が決めるというシステムで、瓶もリユース品なのでサイズも形もみんな違う。無花果とローズマリーの組み合わせは文句なしに美味しかったです。